連載

毎小ニュース

最新ニュースや世界の出来事を、分かりやすく、的確にお伝えします。スクラップのための素材として最適です。

連載一覧

毎小ニュース

科学 日本に近づく台風増える 気象研究所が40年分を調査

  • ブックマーク
  • メール
  • 印刷

 日本にっぽん接近せっきんする台風たいふう過去かこ40ねんえていることが、気象庁きしょうちょう気象研究所きしょうけんきゅうしょ分析ぶんせきかりました。接近せっきんする台風たいふうはよりつよくなり、移動いどうする速度そくどおそくなっていました。

東京とうきょう接近せっきんは1・5ばい

 台風たいふう赤道せきどうちかくの海上かいじょうおお発生はっせいします。気象研究所きしょうけんきゅうしょによると、台風たいふうは1ねんかんにおよそ26発生はっせいし、このうち11あまりが日本にっぽん接近せっきんします。とくに、いま時期じきの7~10がつおおちかづきます。

 どう研究所けんきゅうしょ主任しゅにん研究けんきゅうかん山口宗彦やまぐちむねひこさんらが、1980~2019ねんの40ねんぶん観測かんそくデータなどをくわしく調しらべたところ、東京とうきょうなど太平洋側たいへいようがわ接近せっきんする台風たいふうかずえていました。たとえば、後半こうはん(00~19ねん)の20ねんかん東京とうきょう接近せっきんした台風たいふうは、前半ぜんはん(1980~99ねん)の20ねんかんくらやく1・5ばいになっていました。このほか、静岡しずおか名古屋なごや和歌山わかやま高知こうちなどの地域ちいきでもえていました。

 勢力せいりょくつよ台風たいふう中心ちゅうしん気圧きあつが980ヘクトパスカルよりひく状態じょうたい)では、東京とうきょうへの接近せっきんが2・5ばいえていました。また、ほぼおなつよさの台風たいふう移動いどう速度そくどは、おそくなっていました。このことは、暴風雨ぼうふううなどの影響えいきょうける時間じかんながくなることを意味いみします。山口やまぐちさんによると、さくねん10がつ東日本ひがしにほんひろ範囲はんいおおきな被害ひがいをもたらした台風たいふう19ごう速度そくどおそ台風たいふうでした。

高気圧こうきあつ位置いち影響えいきょう

 台風たいふう接近せっきんえている理由りゆうとして、日本にっぽんあつさをもたらす太平洋高気圧たいへいようこうきあつ位置いち影響えいきょうしているとかんがえられます。太平洋高気圧たいへいようこうきあつ以前いぜんくらべて、西にし方向ほうこうきた方向ほうこうへのしがつよくなっていて、台風たいふうがより日本にっぽん太平洋側たいへいようがわ陸地りくちちかくをとおるようになったとみられます。また、西にしからひがしかっていている偏西風へんせいふう日本にっぽん上空じょうくうよわまっていて、台風たいふう移動いどう速度そくどおそくなったとかんがえられます。

 地球温暖化ちきゅうおんだんか台風たいふう移動いどう速度そくどおそくなるという報告ほうこくもあり、気象研究所きしょうけんきゅうしょでは今後こんご、さらにくわしく分析ぶんせきすすめていきます。

あわせて読みたい

この記事の特集・連載
すべて見る