消石灰で地面が白く染まった養鶏場で作業を続ける防護服姿の関係者=香川県三豊市で11月5日、本社ヘリから加古信志撮影
香川県は5日、同県三豊市の養鶏場で鳥インフルエンザが発生したと発表しました。感染力の強い「高病原性」とみられます。香川県は、卵をとるために養鶏場で飼われている約33万羽の殺処分を始めました。香川県によると、国内の養鶏場から鳥インフルエンザが確認されるのは2018年1月に同県さぬき市で確認されて以来です。一度に殺処分する数としては国内で最大の規模になります。
鳥インフルエンザの発生を受け、農林水産省は5日からしばらくの間、国内産全ての鶏肉や卵の輸出を停止。環境省は5日、全国の野鳥に対する警戒レベルについて、最も高い「レベル3」に引き上げました。