名ぜりふ劇場 人間は考える葦である 哲学者パスカルの言葉 毎日小学生新聞 2020/11/23 429文字 ツイート みんなのツイートを見る シェア ブックマーク 保存 メール リンク 印刷 とても有名(ゆうめい)ですね。パスカルは17世紀(せいき)のフランスの人(ひと)。代表作(だいひょうさく)の「パンセ」に出(で)てくる言葉(ことば)です。 人間(にんげん)は自然(しぜん)界(かい)では一本(いっぽん)の葦(あし)のようにか弱(よわ)いが、考(かんが)えることができる。なるほど、人類(じんるい)が絶滅(ぜつめつ)の危機(きき)を乗(の)り越(こ)えてきたのも、宇宙(うちゅう)のかなたまで思(おも)いをはせることができるのも「考(かんが)える」からに違(ちが)いありません。 いやなこと、面倒(めんどう)なことがあっても、目(め)をそむけず、しっかり見(み)つめて何(なに)をなすべきか考(かんが)える。そっぽを向(む)いたままだと、ただ空気(くうき)に流(なが)され、揺(ゆ)れ動(うご)くばかりです。(劇場支配人(げきじょうしはいにん)・玉木研二(たまきけんじ)(毎日新聞客員編集委員(まいにちしんぶんきゃくいんへんしゅういいん))) あわせて読みたい 購読・試読のお申し込み 紙で読む デジタルで読む 試し読み一週間(無料)