中国の多くのホテルで、ロボットが活躍する場面が増えています。中国ではホテルの宿泊客が、ホテルの外の食堂から出前を取ることがよくあります。そこでスマートフォンで注文を受けた配達業者が料理をホテルのロビーに届けると、ロボットが部屋まで運んでくれるのです。
部屋の前にロボットが来ると室内の電話が鳴ります。電話を取ると「荷物が届きました。ドアまで来てください」と中国語と英語で話しかけてきます。
ドアを開けるとロボットが待っているので、ボタンを押します。するとロボットのおなかの部分の扉が開き、料理が出てくる仕組みです=写真。まるで未来の国のようですね。
特に今年は新型コロナウイルス対策で、人と人の接触を減らすために一気に広がりました。最もよく見かける「雲跡科技」という会社のロボットは、1秒に約1メートルの速さで動き、重さ10キログラムの荷物まで運べるそうです。【北京・米村耕一、写真も】
国名 中華人民共和国
首都 北京
面積 約960万平方キロメートル
人口 約14億人(2019年)