政府は25日、2050年までに二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスの国内排出量を実質ゼロにする目標に向けた「グリーン成長戦略」と、実行計画を発表しました。自動車・蓄電池や水素など14の重点分野を示し、普及させるための目標や支援策などを盛り込みました。
50年に、発電に使われる電源のうち再生可能エネルギー(再エネ)を今の約3倍に当たる50~60%に高めるため、洋上風力発電などを増やします。
また、自動車・蓄電池の分野では、30年代半ばまでに乗用車の新車販売をすべて電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)などの電動車にして、ガソリン車の販売をゼロにすることを目指しています。
政府は、温室効果ガスを減らすための技術開発に取り組む会社を支援するために2兆円の基金を用意する考えです。