北朝鮮の朝鮮労働党は10日、首都の平壌で開かれている党大会で、金正恩党委員長を、反対が一人もいない全会一致で党総書記に選びました。正恩さんはその日に就任しました。北朝鮮の国営放送局が11日、伝えました。総書記の肩書が復活するのは、2011年に正恩総書記の父、金正日総書記が亡くなって以来です。
今年は、正恩総書記が父から権力を引き継いで10年目の節目の年。総書記になることで、最高指導者として、政治を動かす権力をさらに強くする目的がありそうです。
一方、韓国政府を非難するなどで注目を集めていた正恩総書記の妹、金与正さんは、朝鮮労働党の重職である党政治局員候補から外され、降格されたようです。