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子ども向けの本を出版した作家さんたちに、創作の背景や自身の子ども時代について聞きます。

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あいらしいキャラたのしんで 柴田しばたケイコさん

 しょくパンにをつつんだおおどろぼうが、世界一せかいいちおいしいパンをもとめて事件じけんこす絵本えほん「パンどろぼう」。シリーズだいだん「パンどろぼうvsにせパンどろぼう」が発売はつばいされました。あらたなキャラクターとパンどろぼうの成長せいちょうえがかれています。作者さくしゃ柴田しばたケイコさんに、作品さくひんへのおもいをきました。【篠口しのぐち純子じゅんこ

 --個性こせいてきなキャラクターの「パンどろぼう」は、どのようにできたのですか。

 柴田しばたさん すでに、パンをあたまにかぶってげるシロクマのキャラクターがいました。そこから、どろぼうのはなしをつくれないかとおもいました。犯人はんにんかる状態じょうたいではおもしろさにかけるとおもい、全身ぜんしんをパンにかくせる動物どうぶつかんがえました。ちいさくてげるイメージがある動物どうぶつは……とひらめいたとき、カチッとはまりました。

 --ページのいたるところにパンがえがかれ、パンがべたくなります。

 柴田しばたさん げるシーンだけでなく、かくれみのじゅつ使つかってパンになりきるシーンなど、パンがならぶシーンがあるといいなとおもいました。パンさんをやっているともだちがいて、つくかた生地きじのこねかた道具どうぐたなならかたせてもらいました。

 --続編ぞくへんでは「にせパンどろぼう」が登場とうじょうします。

 柴田しばたさん パンをかぶったあらたなてきてきたらおもしろいとおもいました。いくつかの候補こうほなかから、ぶどうパンとむすびつき、パンにはいるくらいの動物どうぶつえらびました。

 --おちゃめなパンどろぼうにわらってしまいますが、「わるいことをしてはいけない」というメッセージもこめられているようにおもいます。

 柴田しばたさん パンどろぼうは、パンがきでたまらないのです。どもとおなじで、わるいことをしようとおもってやったのではありません。パンのおじさんがおこるのではなく、「つくればいい」とかせたら、いい方向ほうこうにストーリーがつながるとおもいました。「にせパンどろぼう」では、パンどろぼうがいだことをつたえます。セリフをいろいろとなやみました。

 --ちいさいころから絵本作家えほんさっか目指めざしていましたか。

 柴田しばたさん くのはきでしたが、絵本作家えほんさっかやイラストレーターになれるとはおもっていませんでした。どもがまれたのをきっかけに、絵本えほんくようになりました。育児いくじなか絵本えほんんだり、ボランティアで小学校しょうがっこうかせをしたりするうちにきたくなりました。息子むすこ遠視えんしで、ちいさいころからめがねをかけていました。「めがねはかっこいいもの」とポジティブにとらえてほしいとおもい、めがねいとなむネコの絵本えほん「めがねこ」をきました。絵本えほんたのしんでもらえるのがなにより。「あー、たのしかった」とパタンとじてほしいです。


 ☆パンどろぼうvsにせパンどろぼう(KADOKAWA/1430えん

 パンどろぼうは、パンのおじさんにかせられ、りっぱなパン職人しょくにんになりました。ところが、おいしくけたぶどうパンがなくなってしまったのです。つぎ、パンどろぼうが見張みはっていると………。


 ■プロフィル■

 1973ねんまれ、高知県こうちけん出身しゅっしん奈良芸術短期大学ならげいじゅつたんきだいがくビジュアルデザインコース卒業そつぎょうおも作品さくひんに「めがねこ」シリーズ、「しろくま」シリーズ、「ぽめちゃん」シリーズ、「ぱぱんがパン!」があります。

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