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社会 犬用車いす人気、なぜ?(その1)

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あずきちゃんが着(つ)ける四(よん)輪(りん)車(くるま)いすの調整(ちょうせい)をする川西(かわにし)英治(えいじ)さん(左(ひだり))と、仁美(ひろみ)さん=大阪市(おおさかし)で 拡大
あずきちゃんが着(つ)ける四(よん)輪(りん)車(くるま)いすの調整(ちょうせい)をする川西(かわにし)英治(えいじ)さん(左(ひだり))と、仁美(ひろみ)さん=大阪市(おおさかし)で

 あし不自由ふじゆう愛犬あいけんが、もう一度いちど元気げんきある姿すがたたい――。大阪市おおさかしには、日本全国にほんぜんこくから注文ちゅうもんいぬようくるまいすをつくちいさな工房こうぼうがあります。そのは「工房こうぼうスイーピー」。いままでにつくったくるまいすは、3000だい以上いじょう。いま、いぬようくるまいすに人気にんきあつまる理由りゆうって、なんなのでしょうか。【長尾ながお真希子まきこ

 2がつはじめの大阪市住之江区おおさかしすみのえく住宅街じゅうたくがい一角いっかく川西かわにし英治えいじさん(61)、仁美ひろみさん(55)夫妻ふさい二人三脚ににんさんきゃくいとなむ「工房こうぼうスイーピー」には、よんりんいぬようくるまいすをけて、うれしそうにあるくミニチュア・シュナイザーのあずきちゃん(15さい)の姿すがたがありました。

 「まごよりかわいいあずきには、長生ながいきしてほしい」。こうなみだぐみながらはなすのは、大阪府内おおさかふないからぬし女性じょせいです。あずきちゃんは、10さいのころから手足てあしがうまくうごかせなくなり、4ねんまえからここでつくったりんいぬようくるまいすを愛用あいようしています。今回こんかいは、病状びょうじょうすすんだため、さらに歩行ほこうらくにできるよんりんいぬようくるまいすを川西かわにしさん夫妻ふさいつくってもらいました。

 「筋肉きんにくかたからだがりかた。すべてのいぬ症状しょうじょうちがうので、ミリ単位たんい計測けいそくし、そのったくるまいすを手作てづくりしています」と仁美ひろみさんははなします。くるまいすをけると、うごきにくいあしがわ車輪しゃりんまわり、あるくのをたすけます。

犬(いぬ)用(よう)車(くるま)いすをつくる川西(かわにし)英治(えいじ)さん 拡大
犬(いぬ)用(よう)車(くるま)いすをつくる川西(かわにし)英治(えいじ)さん

愛犬あいけんがきっかけに

 店名てんめいの「スイーピー」は、2ふたりっていた愛犬あいけん名前なまえです。工房こうぼうはじめたきっかけは、愛犬あいけんスイーピーが病気びょうきわずらったこと。獣医師じゅういしから市販しはんくるまいすの存在そんざいき、購入こうにゅうしましたが、スイーピーはけるのをいやがりました。ベルトのサイズがっていないことにづいた英治えいじさんは、ホームセンターでベルトや車輪しゃりん購入こうにゅうし、えてみました。うれしそうにはしまわるスイーピーの姿すがたに2ふたりなみだまらなかったといいます。そして、つぎくるまいすのえが必要ひつようになったとき手先てさき器用きよう英治えいじさんは、2かげつがかりでスイーピーのくるまいすを自作じさくしました。

 ある、スイーピーと散歩さんぽかけたとき、「そのくるまいす、どこでったん?」とこえをかけられました。おなじようにあるけないいぬっているひとおおいことにづいた2ふたりは、自宅じたくのガレージを改装かいそうし、工房こうぼうひらくことにしました。

よろこ姿すがたうれしい

 人気にんき理由りゆうは、注文ちゅうもんけてつくる完全かんぜんオーダーメードで、価格をおさえているてん。いまでは、海外かいがいからも注文ちゅうもんはいるようになり、2ふたりいそがしい日々ひびおくっています。

 「最初さいしょは、んだようなをしていたいぬが、くるまいすを装着そうちゃくした途端とたんかがやくんです。いぬよろこんでいる姿すがたるのが一番いちばん、うれしい」と、英治えいじさんはほそめます。=2めんにつづく

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