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窓のむこうは

毎小編集長の木村葉子が執筆するコラムです。毎小という窓を通じて、新たな景色をみなさんと一緒に見ていきたいです。

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飲めば1年健康に過ごせる? 新茶の季節に思うこと

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 みなさん、こんにちは。編集部へんしゅうぶまどからえる皇居こうきょ新緑しんりょくが、あざやかな季節きせつになりました。「なつちかづく八十八夜はちじゅうはちや……」とうたわれるように、おいしい新茶しんちゃ出回でまわるころです。新茶しんちゃむと1ねんかん健康けんこうごせるともわれています。

 みなさんのおうちでは、緑茶りょくちゃをどのようにんでいるでしょう。わたしどものころ、では夕食ゆうしょくかなら緑茶りょくちゃんでいました。食事しょくじえたひととき。家族かぞく緑茶りょくちゃみながらデザートのお菓子かし果物くだものをいただきました。

茶殻ちゃがら活用かつよう

 祖母そぼ茶殻ちゃがらっておいて、しょうゆでかるいためたり、たたみにまいてほうきではいたりしていました。「なんでおちゃをまくの?」とくと「茶殻ちゃがら湿しめっているから、ほこりがたなくていいのよ」とおしえてくれました。

 緑茶りょくちゃ身近みぢかだったわたしですが、最近さいきんはほとんどまなくなってしまいました。コーヒーや紅茶こうちゃんでいて、緑茶りょくちゃはペットボトルのものを時々ときどきむぐらいです。ですから、どもたちも自然しぜん緑茶りょくちゃからとおざかっていました。

急須きゅうすでいれて

 大学生だいがくせいむすめ小学生しょうがくせいころ、こんなことがありました。ははむすめのおばあちゃん)がいえたとき、「おちゃをいれてちょうだい」とたのんだそうです。むすめはペットボトルの緑茶りょくちゃをカップにれ、電子でんしレンジであたためたとか。ちゃから急須きゅうすでいれることをたりまえにしてきたははにとって、おもいもけないことだったそうです。

 キッチンメーカー・クリナップの調査ちょうさ(2019ねん)によると、急須きゅうす家庭かていにあるとこたえた20だい女性じょせいやくわりしかいませんでした。60だい女性じょせいの9わり以上いじょうが「ある」とこたえているのとくらべると、ずいぶんすくないことがわかります。これは、ペットボトルりの緑茶りょくちゃひとえ、いえちゃからいれてひとっているからでしょう。急須きゅうす使つかひとがどんどんったら、いつのか「むかし使つかっていた道具どうぐ」として、資料館しりょうかん展示てんじされるかもしれません。

 連休れんきゅうちゅう新茶しんちゃってきてひさしぶりに急須きゅうすでおちゃをいれようかとおもいます。めったに使つかわない、お客様きゃくさまようちゃわんとちゃたくもして、おいしい和菓子わがしとともにたのしむつもりです。いつもとちがった、ゆっくりした時間じかんながれそうです。また来週らいしゅういしましょう。ごきげんよう。【編集長へんしゅうちょう木村きむら葉子ようこ

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