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「ウラシマ」「モモタロウ」「キビダンゴ」と聞くと、日本の昔話のことかな?と思いますよね。実はこれらは全部、「リュウグウ」という小惑星の表面の地名。国際的に認められた正式な名前です。
「リュウグウ」は、日本の宇宙航空研究開発機構(JAXA)が探査機「はやぶさ2」で調べている天体です。なぜ調べるのかというと、「太陽系がどのように生まれて、どのように進化してきたのか」や、「水や命をつくる元になった材料が何だったのか」などについて、重要な手がかりが見つかるかもしれないからです。2020年12月には、「はやぶさ2」が小惑星「リュウグウ」から岩石や砂を地球に持ち帰ってきたことが、とても大きなニュースになりました。
では、小惑星の名前やその表面の地名は、誰がつけたのでしょうか。太陽系の中にある天体の名前や天体表面の地名は、研究者の間で特に大事な情報なので、国際天文学連合(IAU)というところで正式に決めて管理されています。名前を提案する権利を持っているのは新しい天体を発見した人。IAUで正式に認められれば世界に公表されます。この小惑星を発見したのはアメリカの「リニア」という観測チームでしたが、JAXAの「はやぶさ2」プロジェクトからリニアチームに「リュウグウ」という名前を提案してもらい、IAUに認められました。
「リュウグウ」は、「うらしまたろう」のお話に出てくる
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