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窓のむこうは

毎小編集長の木村葉子が執筆するコラムです。毎小という窓を通じて、新たな景色をみなさんと一緒に見ていきたいです。

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投票日に寄せて 1票の権利、大切に

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戦後(せんご)初(はつ)の衆議院議員選挙(しゅうぎいんぎいんせんきょ)で投票(とうひょう)する女性(じょせい)=1946年(ねん)4月(がつ)10日(とおか) 拡大
戦後(せんご)初(はつ)の衆議院議員選挙(しゅうぎいんぎいんせんきょ)で投票(とうひょう)する女性(じょせい)=1946年(ねん)4月(がつ)10日(とおか)

 みなさん、こんにちは。31にち衆議院しゅうぎいん議員選挙ぎいんせんきょ投票とうひょう開票かいひょうです。翌日よくじつにはつぎ政権せいけんになひとたちがあきらかになります。小学生しょうがくせいはまだ投票とうひょうできませんが、家族かぞく周囲しゅうい大人おとなに「投票とうひょうって」と、うことはできます。

 わたしおさないころ、家族かぞく投票とうひょうくのがたのしみでした。両親りょうしん祖父母そふぼれだって外出がいしゅつすることはめったになかったので、「みんなでかける」というだけでウキウキしました。

 いまは18さい以上いじょうひとは、投票とうひょうする権利けんり選挙権せんきょけん)があります。でも、日本にっぽん選挙せんきょはじまった明治時代めいじじだいは、ごくかぎられた男性だんせいにしか選挙権せんきょけんはありませんでした。大正時代たいしょうじだいになって25さい以上いじょうのすべての男性だんせい選挙権せんきょけんつようになっても、女性じょせい投票とうひょうも、立候補りっこうほもできないまま。女性じょせいがやっと選挙せんきょ参加さんかできるようになったのは、太平洋戦争たいへいようせんそうわってからです。

はつ投票とうひょう熱気ねっき

 1946ねん4がつ実施じっしされた戦後せんごはつ衆議院議員総選挙しゅうぎいんぎいんそうせんきょでは、やく1380まんにん女性じょせいはじめて投票とうひょうし、39にん女性じょせい国会議員こっかいぎいんまれました。毎日新聞まいにちしんぶん投票日とうひょうび様子ようすを、ながれつ写真しゃしんや、おおくの女性じょせいがやってたことなどでつたえています。紙面しめんからも、人々ひとびと政治せいじ自分じぶんたちでつくろう、という熱気ねっきつたわります。

 その熱気ねっきは、いまかげをひそめているようです。最近さいきん衆議院しゅうぎいん参議院さんぎいん選挙せんきょ投票率とうひょうりつはともに50%前後ぜんごです。半分はんぶんぐらいのひと投票とうひょうっていないのです。

話題わだいになった動画どうが

 そんななか芸能人げいのうじん14にん投票とうひょうびかける動画どうが「VOICEPROJECT投票とうひょうはあなたのこえ」が、話題わだいになっています。動画どうが橋本はしもと環奈かんなさんは、「まず意思いししめさないと」、二階堂にかいどうふみさんは「自分じぶん大切たいせつにすることにもつながっているんじゃないかな」と選挙せんきょ意義いぎはなしています。石橋静河いしばししずかさんは女性じょせい投票権とうひょうけんがなかった時代じだいれ、「いたくてもえなかったひとたちがいるのに、えるのにわないのはもったいない」とかたりかけています。

 有権者ゆうけんしゃは1ぴょうしかとうじることができません。でも、その1ぴょうるために、世界中せかいじゅうおおくのひとたたかってきました。むかしひとが、次世代じせだいのためにもより社会しゃかいつくろうと、ってくれた選挙権せんきょけんです。大切たいせつにしたいものです。また来週らいしゅういしましょう。ごきげんよう。【編集長へんしゅうちょう木村きむら葉子ようこ

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