メダルセレモニーでメダルを手(て)にする(左(ひだり)から)2位(い)の鍵山(かぎやま)優真(ゆうま)、優勝(ゆうしょう)したネーサン・チェン、3位(い)の宇野昌磨(うのしょうま)の各(かく)選手(せんしゅ)=北京(ペキン)メダルプラザで10日(とおか)
北京冬季オリンピック(五輪)は10日、フィギュアスケートの男子フリーがあり、ショートプログラム(SP)2位で初出場の鍵山優真選手(18)が銀メダルを取りました。2014年ソチ五輪で19歳で金メダルを取った羽生結弦選手(27)を抜き、個人種目で日本フィギュア最年少メダリストとなりました。SP3位で18年平昌五輪銀メダルの宇野昌磨選手(24)は銅メダルでした。
優勝はネーサン選手
世界選手権3連覇のネーサン・チェン選手(22)=アメリカ=が218・63点、SPとの合計332・60点で金メダルに輝きました。
鍵山選手は201・93点、合計310・05点で、「がんばってきた数年の全てが詰まっている」という銀メダル。宇野選手は187・10点、合計293・00点で、「この順位は4年間の成果。素直にうれしい」とほほ笑みました。
羽生選手4回転半 初認定4位
クワッドアクセル(4回転(かいてん)半(はん)ジャンプ)に挑(いど)んだ羽生(はにゅう)結弦(ゆづる)選手(せんしゅ)の連続(れんぞく)合成写真(ごうせいしゃしん)(右(みぎ)から左(ひだり)へ)=北京(ペキン)・首都体育館(しゅとたいいくかん)で10日(とおか)
SP8位と出遅れた羽生選手は188・06点、合計283・21点の4位で、94年ぶりの五輪3連覇はなりませんでした。最初にクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)に挑み、転倒して回転不足と判定されたものの、国際スケート連盟(ISU)公認大会で初めて4回転半ジャンプと認定されました。「挑戦しきった。自分のプライドを詰め込んだ五輪だった」と大会を振り返りました。