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始まりの年2019 スペシャルインタビュー(その2) 俳優・有村架純さん

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 ◆15歳で見た夢、追いかけて 自分で選んだこと、貫くしかない 挑戦しないともったいない 俳優・有村架純さん(25歳)

 --どんな女の子でしたか?

 有村さん 家族は天真らんまんな子供だったと言っていました。よく笑っていたし、人なつっこくて、いろんな人に愛想をふりまいていたようです。中学校でもごく普通ふつうでした。友達は多かった気がします。同じ小学校から上がってきた同級生も多くて、幼なじみのようにずっと遊んでいました。ソフトテニス部の部活を3年間頑張がんばっていました。

 --俳優の仕事を目指したきっかけは?

 有村さん テレビドラマを見ていて、15歳ごろですが、俳優の仕事にあこがれをもつようになりました。中学3年生でオーディションを受け始めました。失敗したらずかしいと思って周囲には言わずに、心に秘めて。絶対にみんなをびっくりさせたいと思っていました。そういうけずぎらいな所がありました。

 --2月に公開される映画「フォルトゥナのひとみ」のテーマは「選択せんたく」です。有村さん自身のこれまでで一番大きな選択は?

 有村さん やはり家族の元をはなれて上京したことですね。17歳です。まだ高校が1年間残っていたのですが、3年生で卒業してから行くか、今行くか。3年生までいれば、みんなと卒業できるし、学校も転校しなくてよかった。でも今すぐ行くことに意味があるんじゃないかと思って。高校2年生の終わるタイミングで上京しました。

 --俳優になってから、つらかったことはありますか?

 有村さん 俳優の仕事を始めて3年くらいして、向いていないのかなと思ったことはあります。でも自分の意志で始めたことです。何のために東京に来ているのかを再確認しながら頑張りました。

 --俳優ではない、普通の女性としての道を考えたことはありますか?

 有村さん 考えるときはあります。一つのことを選択するのは、とても勇気のいることだと思います。けれど、一度選択したら、選んだ方を正解にしていくしかない。選択した先がどうなるかは自分次第しだいです。自分で決めたことは、つらぬいていくしかないと思っています。

 --2019年にぜひ挑戦ちょうせんしたいことは?

 有村さん ドラマ「ひよっこ」が終わった後に、海外旅行に行きました。仕事ではない時間を海外で過ごせたのは初めてで、すごく楽しかった。だから今年も時間があったらそんなふうに過ごしたいと思っています。

 --読者にメッセージを。

 有村さん 自分がこういうことをやってみたいと思っても、言えないことはあると思います。だけど興味のあることには人目を気にせずに挑戦していかないともったいないと思います。まだまだ未来があるのに、もうあきらめちゃうの? この先の人生どうするの?と思いますね。積極的に、興味のあることに対しては好奇心こうきしんをもって取り組んでほしいなと思います。

 ■2月15日公開 映画「フォルトゥナの瞳」

 有村さんが出演するのは2月15日に公開される映画「フォルトゥナのひとみ」。百田尚樹ひゃくたなおきさんの同名小説が原作だ。

 「フォルトゥナの瞳」とは「死を目前にした人間がけて見える」という能力のこと。自分自身の不思議な能力に戸惑とまどい、葛藤かっとうする木山きやま慎一郎しんいちろう役を神木隆之介かみきりゅうのすけさんが演じる。有村さんは木山の恋人こいびと桐生きりゅうあおい役。慎一郎にはやがて葵の体が透けて見えるようになってしまう。「愛する人の死の運命が見えた時、何を選択せんたくするのか」というのが映画のテーマ。有村さんが演じる優しくしんの強いヒロイン像にも注目だ。


 ■人物略歴

有村架純(ありむら・かすみ)

 1993年生まれ、兵庫県出身。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(2013年)に出演して一躍人気者になった。NHK連続テレビ小説「ひよっこ」(17年)やNHK「紅白歌合戦」での2年連続の司会、TBS系ドラマ「中学聖日記」(18年)など、テレビや映画、CMで活躍かつやくしている。

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