15歳のニュース 今月のニュースチェック 11月のポイント 何度も見直し、無理せず進む

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見直しについて説明する西村康稔経済再生担当相(中央)と赤羽一嘉国土交通相(中央右)
見直しについて説明する西村康稔経済再生担当相(中央)と赤羽一嘉国土交通相(中央右)
熊本県の川辺川ダム建設予定地周辺
熊本県の川辺川ダム建設予定地周辺
紛争で破壊されたアゼルバイジャンの街=今年10月13日、AP
紛争で破壊されたアゼルバイジャンの街=今年10月13日、AP
披露された「釣りキチ三平」の巨大レリーフを見て満足そうな矢口高雄さん=秋田市の秋田空港で2016年10月2日、池田一生撮影
披露された「釣りキチ三平」の巨大レリーフを見て満足そうな矢口高雄さん=秋田市の秋田空港で2016年10月2日、池田一生撮影
羽生善治さん
羽生善治さん

 ◆編集部発 勝手に座談会

 11月に話題になったニュースの中から、「15歳のニュース」スタッフが気になる出来事を選んでみた。あなたはどう思う?

 ◆きになる1位

GoTo見直し(24日)

 観光業を支援しえんする「GoゴーToツートラベル」事業じぎょうについて、政府は、北海道札幌さっぽろ市と大阪市を対象地域から3週間外すと決めた。両市で新型コロナウイルスの感染拡大が続いているため。両市を目的地とする旅行では、35%割り引く制度は適用されなくなる。

 とり2 対応の遅さに、政府は本気で新型コロナウイルス拡大を防ぎたいのか疑問が浮かぶ。重症者数の増加も心配。

 ◆きになる2位

熊本・川辺川ダム建設認める(19日)

 7月の九州豪雨ごうう氾濫はんらんした球磨川くまがわの治水対策をめぐり、熊本県の蒲島郁夫かばしまいくお知事が、支流の川辺川かわべがわでのダム建設を認める考えを表明した。ダム計画は2008年に蒲島知事自らが「白紙撤回はくしてっかい」したが、県内だけで65人が亡くなった豪雨被害ひがいを受け方針を転換てんかんした。蒲島知事は現行の貯水型のダム計画を廃止はいしし、環境かんきょうへの影響えいきょうが貯水型より小さいとされる「流水型ダム」での建設を20日に国に要望した。

 とり4 災害のため、住民のため、そしてまた災害のため――よりよい明日のために幾度いくどかえされる方針転換。人の営みを割り切るのは難しい。

 ◆きになる3位

「釣りキチ三平」の作者・矢口高雄さん死去(20日)

 漫画家の矢口高雄やぐちたかおさんが、膵臓すいぞうがんのため死去した。81歳。釣りに天性の才能を持つ少年、三平三平みひらさんぺいがさまざまな工夫をこらして巨大魚や幻の魚に挑戦する漫画「りキチ三平さんぺい」は釣りブームを巻き起こした。

 とり3 矢口さんは「15さいのニュース」の前身の「毎日中学生新聞」に、少年時代の体験をえがいた「オーイ!! やまびこ」を連載れんさいしていた。コミックスの電子版が出ているので、機会があればこちらもご一読を。

 ◆きになる4位

アゼルバイジャンとアルメニアが停戦(10日)

 旧ソ連のアゼルバイジャンとアルメニアが、ナゴルノカラバフ地域の領有権をめぐって9月末から紛争ふんそう。ロシアの仲介ちゅうかいで10日から停戦したが、アルメニア側の実質的な敗北となり、国内では不満が渦巻うずまいている。

 とり2 ソ連が崩壊ほうかいしてから来年で30年。この2国だけでなく、今年はベラルーシやキルギスでもデモが起き、混乱が続いている。ロシアのプーチン大統領は対応できるのか注目。

 ◆きになる5位

将棋・羽生善治九段が発熱、竜王戦延期(11日)

 将棋しょうぎ羽生善治はぶよしはる九段(50)=写真=に発熱の症状しょうじょうが見られたため、日本将棋連盟は羽生九段が豊島将之とよしままさゆき竜王りゅうおう(30)に挑戦ちょうせんしている竜王戦第4局の延期を発表した。健康上の理由でタイトル戦が延期されるのは極めて異例。羽生九段は新型コロナウイルスのPCR検査では陰性いんせいだったという。

 とり3 今は発熱するとコロナ感染を前提の対応となる。陰性とわかりほっとした。延期できるという将棋連盟の規定も知ることができた。


 ◆スタッフ紹介「好きな木」

とり1 シラカバ

とり2 ポプラ

とり3 カエデ

とり4 タケ


 ■KeyWord

 【川辺川かわべがわダム】

 1963~65年に熊本県の球磨川くまがわ大規模洪水こうずいが相次いだことを受け、66年に最大の支流の川辺川に計画された国営の多目的ダム。治水に加え、農業利水や発電への利用が検討された。村中心部の大部分が水没すいぼつする熊本県五木村いつきむらの住民たちが長年反対運動を展開したが、82年に受け入れに転じ予定地の買収と住民移転はほぼ完了かんりょう。2000億円以上が投じられたが、2009年に旧民主党政権が八ッやんばダム(群馬県)とともに計画中止を決めた。

 【流水りゅうすいがたダム】

 発電や水道用水など利水用の水をためない治水専用のダム。普段ふだんはダムの底部に開いた穴から川の水がそのまま流れるが、大雨時に川の流量が一定量をえると、穴から流れ切らない水がたまり始め、下流の水害を軽減する。1950年代ごろ農地防災ダムとして多く造られ、近年、環境保全かんきょうほぜんへの関心の高まりや水需要じゅようの減少などから再び注目が集まっている。

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