15歳のニュース 3400年前の「黄金都市」発見 エジプト・ルクソール

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エジプト南部ルクソールで発掘された古代の都市遺構。3400年以上前に造営されたとされる=エジプト政府提供 拡大
エジプト南部ルクソールで発掘された古代の都市遺構。3400年以上前に造営されたとされる=エジプト政府提供

住居が建ち並ぶ通りや高さ3メートルの壁も

 エジプトの考古学専門家による発掘はっくつチームは8日、南部のルクソールのナイル川西岸で、3400年以上前の古代都市の遺構が出土したと発表した。

 古代エジプトの新王国時代最盛期とされるアメンホテプ3世や、少年王ツタンカーメンが統治した時代のものという。エジプトでこれまでに発掘された中では最大規模の古代都市の遺構とされ、イタリアにある古代ローマの都市遺構ポンペイに匹敵ひってきするとの見方も出ている。ロイター通信は、古代の生活ぶりなどを今に伝える「極めて重要な発見」とする米国専門家の声を伝えている。

古代の都市遺構から見つかった埋蔵物=エジプト政府提供 拡大
古代の都市遺構から見つかった埋蔵物=エジプト政府提供

 エジプトの考古学者ザヒ・ハワス博士が「失われた黄金都市」と呼ぶ今回の遺構は、ハワス博士が率いる調査チームが2020年9月に始めた発掘作業で見つかった。当初はツタンカーメンの葬祭殿そうさいでんを探していたという。砂にもれていた遺構はどろレンガなどで造られ、ハワス博士は「住居が建ち並ぶ通りや高さ3メートルもの壁もある」と明かした。パンやガラス、陶器とうき工房こうぼうもあり、装飾そうしょく品や道具類、人骨が見つかっている。過去に盗掘とうくつされた様子もなく、残されていた古代象形文字「ヒエログリフ」などから時代を特定できた。

 ルクソールは新王国時代には「テーベ」と呼ばれる首都で、歴代ファラオ(王)が残した神殿しんでんや葬祭殿、墓所である「王家の谷」で知られるエジプト屈指くっしの観光地。発掘現場は、アメンホテプ3世の巨大きょだい座像「メムノン」などに近い。

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