特集 菅首相長男接待

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菅首相長男接待

総務省幹部が「東北新社」に勤める菅首相の長男から接待を受けていた問題。特別扱いの構図が浮かび上がりました。

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衆院予算委員会で立憲民主党の森山浩行氏の質問に答えるため挙手する菅義偉首相=国会内で2021年2月5日午前9時12分、竹内幹撮影

 総務省の幹部4人が2020年10~12月、衛星放送やテレビ番組制作などを手がける東北新社の幹部と無届けで会食し、手土産やタクシーチケットを受け取っていたことが明らかになった。会食には同社社員である菅義偉首相の長男が同席していた。

 総務省は放送事業を所管。同社のような利害関係者から接待を受けるのは国家公務員倫理規程に違反する可能性が高い。一方、会社側には首相の長男という立場を利用して、事業の許認可などを有利に進めようとしたのではないかという疑念がある。

国家公務員倫理規程

 国民の不信を招く行為を禁止した「国家公務員倫理法」に基づく政令。省庁の許認可を受ける事業者を「利害関係者」と定め、国家公務員に対し、接待を受けたり、金品を受け取ったりする行為を禁止している。省庁は違反行為が疑われた時は、国家公務員倫理審査会に報告。同審査会の承認を得て、職員を懲戒処分する。

菅首相の長男と総務相幹部の会食

 総務省は2日に人事院の国家公務員倫理審査会に報告。12日の衆院予算委員会で、「会食」は16~20年に延べ12回だったと明らかにした。同省は、菅首相の長男について国家公務員倫理法に基づく倫理規程上の「利害関係者」に該当する疑いがあることは「否定できない」との見解を示している。

総務省幹部に虚偽答弁の疑い

 会食の際に東北新社側の事業に関する話題が出ていた疑いがあることが、明らかになった。「文春オンライン」が17日夕に会話の音声データを公開した。文春によると、問題の会話があったのは、長男と子会社社長、総務省の秋本氏が東京都内の小料理屋で会食した20年12月10日。同社子会社の衛星放送「スターチャンネル」は、12月15日に総務省から業務認定の更新を受けた。

 秋本氏は12日の衆院予算委で「衛星放送やスターチャンネルが話題になった記憶はない」と答弁。秋本氏は17日の衆院予算委でも、会食の際に「東北新社そしてスターチャンネルの事業が話題に上ったことはないと考えている。(会食は)東北出身者の懇親会という位置づけで、BSやCSの話が話題になった記憶はない」と繰り返しており、野党は虚偽答弁にあたると批判している。

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