小島正美 フォロー 「食生活ジャーナリストの会」代表 1951年愛知県犬山市生まれ。愛知県立大学卒業後、毎日新聞社入社。松本支局などを経て、東京本社・生活報道部で主に食の安全、健康・医療問題を担当。「食」をテーマとして活動するジャーナリスト集団「食生活ジャーナリストの会」代表。著書多数。 (経歴は原則、執筆当時のものです) ついに日本でも!「ゲノム編集トマト」発売開始の衝撃 2020年12月11日、筑波大学発のベンチャー企業「サナテックシード」(東京都港区)は、ゲノム編集技術で誕生したトマトの販売… キリンの乳酸菌飲料「免疫維持」表示なぜ認められた? 食品の健康効果を表示できる「機能性表示食品」制度で「免疫効果」をうたう表示が初めて認められた。だが「免疫」という表示には、… マヌカハニー「残留農薬不安?」気にしたい健康効果 「抗菌作用が高い健康食品」として販売されているニュージーランド特産の高級蜂蜜マヌカハニーから除草剤グリホサートが微量ながら… 昆虫食は地球を救う?「コオロギせんべい」食べてみた 将来懸念される食料危機の解決策として、昆虫食が注目を集めている。特にコオロギは貴重なたんぱく源として脚光を浴びており、食べ… 食品の発がん性物質「アクリルアミド」摂取抑えるには ジャガイモなどの野菜やコメなどの穀類を高温で調理すると発がん性物質の「アクリルアミド」が発生する。健康へのリスクは意外に高… 専門家が指摘「食品と健康」高校教科書これだけの誤り 文部科学省が検定している教科書の内容は、こと科学に関する記述であれば正確だと、たいていの人は思っていることだろう。だが、食… 若者の2割が「朝食抜き」健康に悪いこれだけの理由 若い世代の約2割が朝食をほとんど食べていないことが、農林水産省の調査でわかった。ネット上では「朝食抜きダイエット」の体験談… ヨーグルト「腸内環境改善」表示をEUが認めない理由 国が審査・許可した健康効果を表示できる特定保健用食品(トクホ)制度が誕生して今年で30年目。特にヨーグルトや乳酸菌飲料は「… コロナで給食なし3カ月「子供の栄養格差」広がったか 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う学校の休校措置で、全国の小中学校では約3カ月間、子供たちが給食を食べられない状態が続いた… 消費者が誤認「合成保存料不使用」表示は改善されたか スーパーの食品売り場では包装パッケージに「合成保存料不使用」「人工甘味料不使用」と表示しているものがある。これは国が安全だ… 家庭の食卓「放射性物質は不検出」を知っていますか 2011年の東日本大震災と東京電力福島第1原発の事故から10年目。福島産の農産物は厳しくチェックされ「安全」という結果が出… ナスに意外な健康効果「血圧改善とリラックス」の実力 ナスは和洋中さまざまな料理で活躍する定番野菜だが、体に必須である栄養価や健康を保つ成分はあまり含まれていないというイメージ… バター未使用でも「バター香る食パン」の本当の問題点 「バター香る食パン」と表示されたパンに実際はバターが使われていなかったら、常識的な感覚では、それだけで「不当な表示」となる… オメガ3脂肪酸「血液サラサラ」はどこまで確かなのか 魚の油に多く含まれていることで知られる「オメガ3脂肪酸」。NHKが今年に入って、それが体によいという特集番組を2度も組んだ… 米国産牛肉は危険?不安をあおる週刊誌記事に注意 「肥育ホルモン剤を使った恐怖の米国産牛肉がハンバーガーや牛丼などに使われている」――。そんなおどろおどろしい見出しの記事が… 納豆は高齢女性の「骨粗しょう症」骨折リスクを下げる メディアや広告は、特定の食べ物の健康効果を誇張する傾向がある。だが、どんな科学的根拠があるかは、ぜひ確認しておきたいところ… 地球温暖化防止「遺伝子組み換え作物」が貢献する理由 遺伝子組み換え(GM)作物と言うと、一般的には安全性の是非ばかりが議論されがちだ。しかし、実はGM作物は、地球温暖化問題の… 中高年は取ろう「ビタミンD」がんや骨粗しょう症防止 食を通じた国民の健康維持の指針である「日本人の食事摂取基準」報告書の2020年版が2019年12月、厚生労働省から公表され… ゲノム編集食品第1号「血圧下げるトマト」は売れるか 血圧を下げる機能があることが報告されている天然のアミノ酸「GABA」(γ-アミノ酪酸、読み方は「ギャバ」)。ゲノム編集技術… 百薬の長はウソ?少しの飲酒でも「がんになるリスク」 「少量のお酒なら健康によい」といわれてきたが、どうやら雲行きが怪しくなってきた。日本人を対象にした研究でも、がんのリスクを… 遺伝子組み換え食品「食べさせられている」は本当か? 遺伝子組み換え作物は現在、日本に大量に輸入されている。このため「日本人は知らないうちに遺伝子組み換え食品を食べさせられてい… ゲノム編集食品「消費者の抵抗感」はどれぐらいあるか 狙った遺伝子を自在に改変できるゲノム編集食品が近く登場しそうだが、はたして消費者に受け入れられて流通するのだろうか。組み換… ホームセンターでも買える「除草剤」本当に危険なの? 世界中で広く使われ、ホームセンターでも売られている除草剤「グリホサート」が逆風にさらされている。発がん性をめぐり米国では訴… ゲノム編集食品「表示義務化」消費者庁が見送った理由 遺伝子を効率よく改変できる「ゲノム編集技術」でできた食品について、消費者庁は9月、その表示を事業者に法律で義務づけないこと… 遺伝子組み換えでがんに?仏教授の“おさわがせ”実験 「遺伝子組み換え(GM)作物を食べるとがんになる」。2012年、フランスの学者がこんな動物実験結果を発表し、欧州メディアは… 山崎製パンが一石を投じた「添加物不使用」のカラクリ スーパーの売り場をみると「イーストフード・乳化剤 不使用」と表示された食パンがある。これは一体どういう意味を持っているのだ… 4割は溶けにくい不良品「サプリ」気をつけたいこと 9月6日の読売新聞朝刊にユニークな全面広告が載った。大正製薬の栄養ドリンク「リポビタンD(指定医薬部外品)」の広告。「リポ… 農水省職員が12週間食べた「ヘルシー弁当」の作り方 健康によいヘルシー弁当を作りたい――。そんな思いに応えるアイデアを披露しよう。一定の科学的根拠があれば食品の健康効果を表示… 悪魔の油?「トランス脂肪酸」大騒ぎしなくていい理由 マーガリンなどに含まれるトランス脂肪酸は「動脈硬化などによる心疾患リスクを高める」として、まるで“悪魔の油”のごとくに報じ… 週刊誌の「危ない!発がん性食品」に踊らされない知識 「あなたの食卓に発がん性物質があふれています」。そんな言葉が週刊誌にしばしば登場する。「発がん性」という言葉にドキッとして… 健康食品「青汁」の原材料は“なんでもあり”の世界 「飲む健康食品」として家庭でもすっかりおなじみになった「青汁」。スーパーやドラッグストアに行くと「青汁」と表示された飲料が… 健康増進と思っても要注意「サプリ」原材料のリスク 健康増進をうたう「サプリメント(栄養補助食品)」。一般に危険なイメージは持ちにくいだろうが、専門家の見方は違う。サプリメン… 消費者を惑わす「化学調味料無添加」がはびこる理由 スーパーの食品売り場に行ってみる。ある、ある。「化学調味料無添加」「化学調味料は使用しておりません」の表示。素直に読めば「…