広田龍介 フォロー 税理士 1952年、福島県いわき市生まれ。85年税理士登録。東京・赤坂で広田龍介税理士事務所を開設。法人・個人の確定申告、相続税申告、不動産の有効活用などを中心に幅広くコンサルティング活動を続けている。相続税に関する講演やセミナーも開催している。 (経歴は原則、執筆当時のものです) 70歳3代目社長「兄妹で株式持ち合い」相続への不安 東京都在住のKさん(70)は、祖父が起こした会社2社を父から引き継いで経営してきた。Kさんは5人兄妹の長男で、2社の株式は… 76歳の決断「築40年のマンション」建て替えか売却か Bさん(76)は、東京都内の住宅地に5階建て賃貸マンション1棟を所有している。親から相続で引き継いだものだが、築40年と老… 82歳女性「弟に貸した2000万円」娘2人への相続は M子さん(82)は約15年前、弟(76)にせがまれて2000万円を貸し付けた。返済を催促することもなく、貸したことも半ば忘… タワマン節税は「今後も王道」75歳相続対策の確信 Aさん(75)は、相続対策として3年前にタワーマンション1戸を購入し、長男に生前贈与した。相続・贈与税申告では、高額マンシ… 子のない資産家姉妹「財産はおいに残す」確実な方法は 資産家のX子さん(86)とY子さん(84)の姉妹は5階建て賃貸マンション2棟を2分の1ずつの持ち分で共有している。マンショ… 亡夫の相続で「長女だけ取り分なし」87歳妻の心残り 東京都の住宅地に住む女性Hさん(87)は、すでに夫を亡くし、子は長男と長女の2人がいる。夫の相続の際、その財産はHさんと長… 90歳母の他界「空き家どうする?」税制改正の活用法 東京都在住のSさん(65)の母(90)が亡くなった。母は実家で1人暮らしをしていたが、転倒して入院し、そのまま3カ月後に息… オーナー社長の相続「先妻の子vs後妻」ドロ沼の結末 ある中小企業のオーナー社長が亡くなった。社長は遺言書を作成するつもりだったが、残念ながら、それを果たせず寿命が尽きた。社長… かわいい孫のため?「亡父の住宅資金援助」の勘違い 相続手続きを円滑に進める相続対策には三つのポイントがあるとされる。争族対策、節税対策、納税資金対策の三つだ。 ◇争族の原因… 85歳の父「3人の子に平等相続」が崩れた次女の急死 Sさん(85)は、妻を亡くして10年になる。子は、長男(59)、長女(55)、次女(52)の3人だ。いつ亡妻の元に旅立つよ… 67歳経営者「両親の相続で苦労」反省生かした対策は 会社経営者のKさん(67)は、そろそろ相続対策に本格的に取り組もうと思っている。自分に万一のことがあっても家族に負担をかけ… 76歳の相続対策「築46年賃貸ビル」長男にどう引き継ぐ Nさん(76)は、駅から徒歩5分の好立地に8階建て賃貸ビルを持っている。1階が店舗、2~7階は賃貸マンション、8階が自宅と… 70歳で「親の相続やり直し」兄妹平等はトラブルの種 東京在住のKさん(70)は3人兄妹の次男だ。Kさん、兄(73)、妹(67)の3人とも親から相続した土地を自宅敷地にして暮ら… 85歳「今さらの相続対策」でできた孫の教育資金援助 東京都在住のTさん(85)は長らく福祉関係の仕事に関わり、退職後はその知識を生かして、障害者のボランティア活動に取り組んで… 離婚する妻にマンション2戸「譲渡所得税」かかるのか Kさん(50)は、外国人の妻と「性格の不一致」を理由に離婚することになった。国際結婚であるため、離婚手続きに手間がかかるか… 60歳次男が避けてきた「長男びいきの父」遺言書に何が 不動産関係の仕事をしているNさん(60)は2人兄弟の次男だ。父は典型的な亭主関白タイプで、Nさんが幼いころから、兄弟は長男… オーナー社長の盲点「会社への貸付金」は相続破産の道 中小企業のオーナー社長が相続対策を考える場合、問題になりやすいのが、会社への債権だ。会社への貸付金は、社長個人にとっては資… 82歳地主「税制改正」で思いついた驚きの相続対策 Hさん(82)は自宅周辺に賃貸マンション、貸家・貸地、駐車場などを所有する大地主だ。妻には3年前に先立たれており、Hさんに… 86歳地主「広すぎる土地」相続評価下げた大逆転ルール 東京都23区内の住宅地に1400平方メートルの土地を所有する大地主のAさん(86)が亡くなった。妻は5年前に先立ち、相続人… 夫婦が事故死すると「死亡時刻の違い」で相続税変わる? 旅行が趣味のAさん夫妻。先日、Aさんが75歳になったのを機に、夫婦で遺言書を作成することにした。 お互いに、自分が亡くなっ… 91歳女性資産家「相続節税より運用」の不動産投資 東京都在住の資産家T子さんは現在91歳だが、まだまだ元気で「100歳までは生きる」と豪語し、不動産投資に意欲をみせている。… 「全財産を妹に」父の遺言書の真意は?64歳姉の疑問 東京都在住のY子さん(64)は2人姉妹の長女で、35年前に結婚して独立した。2人の子に恵まれ、これまで大過なく過ごしてきた… バブル崩壊を耐えた「72歳不動産投資家」相続対策は? 東京在住のAさん(72)は、不動産投資を始めて42年たつ。もともと普通のサラリーマンだったが、自宅の住み替えをきっかけに不… 96歳で亡くなった女性「相続」でわかった波乱の人生 相続が発生すると、亡くなった人(被相続人)の出生から死亡までのすべての戸籍謄本を集めることになる。遺産分割協議に参加できる… おいが行方不明で「遺産分割協議できず」相続対応は? Aさん(94)は、2世帯住宅に娘婿(70)と2人で生活している。20年前、娘家族がAさん夫婦と同居してくれることになり、A… 77歳資産家「交際相手に財産を」遺言書のうっかり Gさんが75歳で亡くなったとき、その最期をみとったのは、30年連れ添ってきたY子さんだった。二人は仲むつまじく、夫婦だと思… 中小企業2代目社長「両親の土地と株式」の相続対策は Kさん(58)は、両親から引き継いだ中小企業の2代目社長だ。両親は50年前、個人で子供服の製造販売業に乗り出し、会社を設立… 亡父が抱えていた「祖母の争族」遺産未分割の申告は? 東京都内在住のNさん(50)の父(77)が亡くなった。父は4人兄妹の長男だが、5年前に亡くなった祖母(父の母)の相続でもめ… 70歳の相続対策「借地にマンション建設」資金計画は 東京都内在住のHさん(70)は妻と死別し、長男(42)と2人で暮らしている。数年前に両親の相続を済ませ、そろそろ自分の相続… 相続税の税務調査「三つのケース」にみる落とし穴とは 相続税の申告を済ませ、しばらくたってから、税務署の税務調査を受けることがある。税務調査が確認する点は主に二つ。まず、亡くな… 逆張り戦術?80歳「2億円タワマン贈与」の相続対策 富裕層の間では、税制改正の検討課題である「相続・贈与の一体課税」に注目が集まっている。財産を死後に引き継ぐ相続と、生前に譲… 亡くなった伯父「妻とは内縁関係」借金返済は私が!? 5月のある日、M子さんの元に、金融機関の代理人だという弁護士事務所から、債務弁済に関する文書が郵送されてきた。心当たりもな… やり過ぎ相続節税は「狙い撃ちも?」最高裁判決の衝撃 高額マンションは実勢価格よりも相続税評価額が大幅に低くなるため、富裕層が相続節税対策に利用することが多い。この手法を使い、… 86歳父が余命2カ月「バタバタ相続対策」撤回の理由 東京都内に住むAさん(58)の父親(86)が最近、がんで余命2カ月の診断を受けた。Aさんは突然のことに驚いた。 ◇相続対策… 国際結婚で日仏に財産「娘にどう残す」88歳女性の終活 A子さん(88)は若いころに国際結婚して渡仏した。20年前に母の介護で帰国し、その最後をみとってから、そのまま日本で単身暮… 相続対策の定番「事業法人化」が将来の争族の火種に? 相続対策の定番として「個人事業の法人化」はよく知られている。個人で営んでいる事業を法人化し、個人の財産を法人の所有物にする… 先祖の土地を守りたい 84歳「人生2度目」の相続対策 地主の家系で、不動産業を営むAさん(84)は相続対策を検討している。40年近く前、今は亡き父の相続対策をAさんが立案し、結… 父の借金に追われ四半世紀「自分の終活」84歳が決めた Tさん(84)は、駐車場と賃貸マンションを経営する不動産業を営んでいる。今は亡き父親が30年前に相続対策で行ったマンション… 「自分の最後は誰がみとる?」82歳が感じた葬儀の日 Hさん(82)は5人兄弟の長男で、古くから続く家柄の本家筋だ。父の会社を引き継いで長らく経営してきたが、すでに社長職は長男… 税務署から届いた「相続のお尋ね」なぜ知っているのか 身内に不幸があり、相続が発生すると、税務署から家族に「相続についてのお尋ね」という文書が送られてくることがある。「税務署は… 富裕層が見た22年度税制改正「嵐の前の静けさ?」 自由民主党と公明党による2022年度税制改正大綱が21年12月10日公表された。注目の相続・贈与の一体課税や金融所得課税の… 76歳相続対策「1000万円で買った金地金」考えた末に 首都圏に近い風光明媚(めいび)で知られる観光地に住むAさん(76)は昨年、軽い脳梗塞(こうそく)を起こし、右半身にまひが残… 東京都内の一等地「まさかの開発手法」に70代兄弟は? M家の2人兄弟は、東京都内の一等地に建つ5階建ての双子ビルのそれぞれの棟に分かれて暮らしている。かつて2人が親から相続で引… ひきこもり50歳長男に「事業任せた」高齢父の願い Kさん(76)は、親から引き継いだアパート2棟と、自分の相続対策として購入したマンション1室を所有し、個人で不動産賃貸事業… 私は「長男の嫁」?夫の実家3人をみとった71歳の思い 日本では「長男の嫁は家に入って両親の面倒を見る」という「家制度」の家族観が、戦後になっても根強く残った。M子さん(71)は… 77歳のオーナー経営者「未完の相続対策」無念の別れ オーナー経営者のTさんが77歳で亡くなった。Tさんは健康上の理由で2年前に仕事の第一線から退いたが、会社に貸し付けている自… 婿養子だった亡父の戸籍「母と2回結婚」していた理由 由緒ある武家の家系を引き継ぐAさん(68)の父親が亡くなった。相続が発生すれば、その相続人を特定するため、亡くなった人(被… 高年収外資系社員「もう一つの安定収入」を目指す理由 Aさん(46)は外資系企業に勤務している。現在の年収は高水準だが、日本企業のように終身雇用が約束されているわけではない。そ… デジタル庁発足「税の申告や納付」どんな影響がある? 行政サービスのデジタル化を進めるデジタル庁が9月1日発足した。税に関する手続きや業務のありかたもデジタルを活用して抜本的な… 93歳女性の遺言は「自宅を区に遺贈」まさかの勘違い 生まれも育ちも東京、ちゃきちゃきの江戸っ子であるT子さんが93歳で亡くなった。T子さんは生涯独身を貫いてきた。3人兄妹の末… 海外転勤中の不動産課税「納めすぎ」を取り戻すには 東京都の会社員Kさん(52)は2019年11月から5年間の予定で海外に転勤することになった。Kさんはこれを機に、買ってから… 海外移住した父が急死「相続税」どちらの国で支払うか 企業経営者のIさんは5年前、長年の夢だった海外移住を実現した。子供2人も独立して親の手を離れたのを機に、日本での生活を望む… 2度のワクチン終え「米国へ」75歳女性の相続対策 東京都内在住のU子さん(75)は10年前に夫を亡くした。主な相続財産は、賃貸マンション1棟と金融資産で、マンション内にはU… 「表に出せないお金がある」税理士が相談を受けたなら ある占師の先生によると「表に出せないお金があるが、どうしたらいいか」という相談が時々あるという。税務調査が怖くて、お金を使… 相続した借金を「自宅売却で返済」78歳の終の住み家は 裕福な医師の家庭に育ったK子さん(78)は4人きょうだいの三女で、下に弟がいる。他のきょうだい3人は皆、医師となり、独立し… 残りの人生は16年「易占い」信じる77歳の相続対策 不動産賃貸業を営むYさん(77)は、アパートやマンションなど賃貸物件計15件を所有しており、賃貸収入は年約1億円になる。Y… 「呼び寄せ近居」離れて暮らす81歳母が納得するまで K子さん(81)は3年前から自宅で一人で生活している。長男(56)、長女(54)はともに実家から離れたところで暮らしている… 資産家たちが口にする「コロナ禍のひずみ」の不気味さ 2020年分の確定申告が終わった。コロナ禍のなか、昨年同様、申告期限が1カ月延長され、4月15日で期限を終えた。確定申告時… 77歳元社長「仕事人生から自由時間へ」の小さな誤算 東京都内在住で中小企業のオーナー経営者だったTさん(77)は2年前、仕事からすっぱりと引退した。「人生100年時代」にあっ… コロナ禍の外出自粛「シニアの相続対策」何が変わった 新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから1年以上が過ぎた。このコロナ禍のなか、高齢者の相続対策が静かに変わりつつある。自… 81歳女性の確定申告「自分でe-Tax」のプライド 確定申告シーズン真っ盛りだ。今年は新型コロナウイルス感染症への対応として、申告期間は4月15日までの2カ月間と延長されてお… 経済的損失6兆円「所有者不明土地」解消は待ったなし 法制審議会は2月10日、土地所有者の相続登記を義務付けるなどの法改正案を答申した。少子高齢化が進むなか、持ち主がわからない… 私の財産を寄付します「おひとりさま遺言」増える理由 ここ数年、遺言書を作成する人が増えている。2015年の相続増税で申告対象者が増え、それまで相続税に縁のなかった人も相続対策… その財産は残すべきか?「棚卸し」が相続対策の第一歩 相続対策の第一歩は「財産の棚卸し」だとされる。棚卸しとは、商売で定期的に在庫をチェックし、数や品質、価値を把握すること。相… 両親の遺した家で同居「仲良し3姉妹」の60代の別れ 60代の3姉妹はこの7年、両親の残した家に3人で仲良く暮らしてきた。だが、皆、還暦を過ぎ、老後をどう生きるかという考え方が… バブルからコロナへ「相続対策」大きく変わった30年 相続対策は経済や社会を映し出す鏡だ。この30年ほど、相続対策で受けてきた相談を振り返ると、対策の手法や内容は、時代の流れと… 21年度税制改正「資金贈与の非課税措置」何が変わる 2021年度の与党税制改正大綱が昨年12月10日決定した。新型コロナウイルスが猛威を振るうなか、感染防止と経済成長の両立に… 生前父が話した「先妻の子」連絡待つ52歳女性の思い F子さん(52)は4年前、高齢の両親と2世代同居を始めた。両親が住む実家の敷地の半分を売り、その資金で残った敷地にバリアフ… 自宅に節税ビル「78歳の相続対策」コロナ禍の不安 駅から10分圏内の好立地に不動産を所有しているYさん(78)は相続対策を検討している。悩みの種は、不動産が保有財産の9割超… 夫を亡くし8年「裏庭倉庫から金塊40キロ」相続税は? N子さん(73)は独身の次女K子さん(43)と東京都内の住宅地で暮らしている。夫は8年前に亡くなり、長男と長女はそれぞれ独… 節税マンション建築中「父母が相次ぎ急死」相続税は? 東京都区部に住む80代のTさんは、妻M子さんと長男Yさん夫婦の4人家族。Tさんは先代から貸地、貸家、賃貸アパートの不動産業… 亡父から相続「築50年マンション」どうすればいい? Hさん(45)は数年前に父親を亡くし、相続で賃貸マンション3棟を受け継いだ。3棟とも、最寄り駅から徒歩5分程度の好立地にあ… 「私が死んだら財産あげる」遺言に書くなら注意しよう 自分の財産を家族以外の人に託したいという人はいるだろう。その方法には主に「贈与」と「遺言」の二つがある。贈与は生前、遺言は… 85歳で逝った父「貸金庫」に預けていた“大事なもの” 「大事なもの」はどこに保管しておけばいいだろうか。自宅に金庫を持つ家庭も多いが、地震や火災などの災害や盗難などに遭うリスク… 持て余し「築50年マンション」節税で意外な活用法 高度成長期の1960~70年代、大都市圏では急速に開発が進み、商業ビルやマンションの建設ラッシュが起きた。約半世紀が過ぎた… 税理士は見た「税務調査」が故人の妻を追い詰めるとき 家族を亡くしたとき、その悲しみとともに直面しなければならないのが相続手続きだ。だが、その申告を済まし、かなりたった後に、税… 「あげて節税もらって笑顔」贈与は相続対策の“王道” 相続税対策の王道は、何といっても生前贈与だ。課税対象となる財産を直接減らすことができるうえ、もらった人には喜んでもらえる。… 仲良し家族の遺産相続協議「先妻の子」の意外な一言 東京都内に住むYさん(85)が亡くなった。相続財産の評価額は約3億円。主なものは自宅マンションと都内の商業地にある賃貸ビル… 92歳父の相続対策「自宅に6億円マンション」の秘策 東京都内在住のSさん(60)は3人きょうだいの次男で、実家を継いで両親と生活をしてきた。7年前に母が亡くなり、今は父(92… 85歳父が相続対策中に急逝「宙に浮いた土地」の行方 東京都区内在住のMさん(85)は自宅近くに所有している駐車場を売却し、その売却資金でマンション2戸を購入して、2人の子供に… タワマン売り始めた?「アジア富裕層」に想定外の税金 近年、アジアの富裕者層を中心にした外国人投資家が、東京のタワーマンションや北海道のニセコなどのリゾート地、京都などの観光地… 東京郊外の農家「土地の相続税5000万円」長男は? 東京都内の郊外にあるKさん(52)の家は代々農業を営んできた。長男であるKさんは大学卒業とともに一般企業に就職し、結婚後も… “勉強熱心”87歳大地主が22年越し「理想の相続対策」 自宅に広い敷地があったHさん(87)は22年前、その土地を有効活用しながら、所得税や相続税の対策ができる方法はないかと考え… 60代で早世「妹の遺言書の意味は?」兄が抱えた悩み Tさん(70)の妹M子さん(67)が肝臓疾患のため急逝した。数日前に体調を崩して入院したばかりで、あっという間の出来事だっ… 相続対策で仰天「86歳父の隠し事」47歳長男の悩み Tさん(47)は3人兄弟の長男だ。昨年、父親(86)が軽い脳梗塞(こうそく)を起こしたことから、その相続対策について家族で… 73歳女性「亡母から継いだ賃貸ビル」底地は誰が買う? N子さん(73)は、東京都心の一等地に333平方メートルの土地を借り、その土地で5階建ての賃貸ビル業を営んでいる。ビルはN… 「全財産あげます」85歳女性がペット友達に託した遺言 愛犬家の75歳男性Sさんは、85歳女性のY子さんと犬を通じて友達になった。2人が日課にしている愛犬の散歩は、朝夕同じような… 「82歳資産家」コロナで実践した“私の働き方改革” 新型コロナウイルスの感染拡大で、外出自粛ムードが強まり始めた3月初旬のことだ。東京都心に住む資産家のAさん(82)は、自宅… 会社への貸付金にも相続税?オーナー社長のうっかり 中小企業のオーナー社長が会社に貸し付けを行っているケースをよく見かける。会社の資金繰りが悪くなった時に、自分の個人財産を取… コロナ禍で「賃料減免」相続節税の大家が応じた理由 相続対策では、賃貸用不動産を活用する手法が、節税効果が高いために人気がある。だが、新型コロナウイルス感染症の影響で、店子(… コロナ禍だから急ぐ「中小企業の事業承継」待ったなし 新型コロナウイルスの猛威で、中小企業のオーナー経営者の間では、会社を後継者に引き継ぐ「事業承継」対策が本格的に動き始めてい… コロナで地価下落?「相続税の悲劇」避けるためには 新型コロナウイルス感染拡大問題で、深刻な景気後退も現実味を増している。不動産価格に影響するのではないかという懸念もある。地… コロナで82歳が取り組んだ「第4の相続対策」とは 新型コロナウイルスの感染拡大は、やや落ち着きの兆しも見えてきたものの、まだ気を緩められない状況だ。コロナ禍のなか、高齢者に… 1年間の納税猶予も「コロナ緊急税制」八つのポイント 新型コロナウイルス感染症は、社会や経済に大打撃をもたらしている。感染防止のための休業・外出自粛要請などで、収入が急減してい… コロナが阻む「節税マンション」82歳相続対策の焦り 東京都在住のHさん(82)は昨年、相続対策の一環として、賃貸駐車場の土地を売却した。以前は、自分に万一のことがあれば、残さ… 新型コロナで「身辺の断捨離」68歳社長が始めた理由 新型コロナウイルスの猛威は、中小企業オーナーの事業承継対策に大きな影響を与えている。高齢者が感染した場合、重症化や死亡のリ… 「うつ病の長女が心配」母が次女に託した遺言書 東京在住のS子さん(88)は1978年に夫を亡くした。当時、娘2人はともに大学生だったが、それぞれ無事に卒業し、大手企業に… 借金苦の長男「母の資金援助」に贈与税はかかるか? K子さん(80)の夫が亡くなったとき、相続人はK子さんと長男(52)の2人だけだった。将来、K子さんが亡くなった場合には、… 税理士は見た「新型コロナ」確定申告に落とす影 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、今年の確定申告の期限は1カ月延長されて4月16日になった。2011年の東日本大震災で、… カナダ生活40年「ついの住み家」を決めた“親の介護” 経済がグローバル化してきたためだろう。海外生活が長いシニアを見かけることが多くなった。海外に留学や転勤をしたり、外資系企業… 仲良し家族の「共有不動産」が一転して重荷になるとき 共有名義で登記されている不動産を見ると、相続によって共有になったというものが多い。両親のどちらかが亡くなり、配偶者と子供が… 借地を買い取り売却「国税からダメ出し」された納税額 古くからの住宅地には、今でも借地が多い。借地では、土地を借りた人(借地権者)は建物を建てて土地を利用する「借地権」を、地主… 相続財産が少ないほどモメやすい「疑心暗鬼」の心理学 東京に住むIさん(76)の兄で、東北の実家に住むKさん(80)が亡くなったのは、2018年11月のことだった。IさんとKさ… 長男と2人で賃貸経営「家族でもめない」土地の託し方 都心から電車で30分の東京近郊で不動産賃貸業を営むFさん(82)。そろそろ遺言書を作っておいたほうがいいのかなと考え始めて… 相続した築50年賃貸ビル「現金化」する二つの方法 高度成長期に建てられ、築50年以上になる賃貸ビルは数多い。こうしたビルを法人経営している経営者は、ビルの補修工事費をいかに… 亡夫の預金8000万円「家族に隠した」妻のペナルティー Aさんが亡くなった。相続人は、妻Bさんと、Aさんの子3人の計4人で、遺産分割協議をとりまとめ、滞りなく10カ月の期限内に相… 相続に社有地を利用「往復ビンタ」食らった社長のなぜ 父親と一緒に同族会社をもり立ててきた長男Aさん。さらに事業を拡大する準備を進めていた折、父親が亡くなった。 ◇妹に社有地を… 亡父の遺産分割で「3兄弟わだかまり」16年後の悔恨 Aさんが2003年に亡くなった。相続人は長男、次男、三男の3人。兄弟3人で話し合い、長男の自宅がある宅地以外の財産について… 30年後に甦った「リゾートマンション」68歳の楽しみ Hさん(68)はバブル時代にスキー場に隣接した、温泉付きのリゾートマンションを購入した。ゴルフ会員権やリゾートマンションを… 相続対策マンション「今売るべきか」富裕層の悩み 相続対策で不動産投資は「王道」とされる。現預金や金融資産はその額がそのまま相続税評価額となるが、その資金で不動産を買えば評… 孫4人を養子にして「相続節税?」祖父の大きな勘違い 東京23区内に住むXさんと妻Y子さんには、子が2人(長男と次男)いる。Xさんは「相続対策になる」と考え、長男の子2人(Aさ… 金持ち向け海外住宅投資「節税認めません」税調が封印 自民、公明両党は2019年12月12日、20年度の与党税制改正大綱を決めた。そこに盛り込まれた富裕層への課税強化が騒がれて… 大認知症時代「相続対策」今やっておくべき契約とは 相続対策が変わってきた。高齢化に伴う健康不安、特に認知症対策と、少子化に伴う後継者対策が、新たな課題として重みを増している… 父の資産を均等相続した3兄弟「20年後の深い悩み」 3人の息子たちは、父親が20年前に亡くなった際、父親の所有していた会社や不動産など全ての財産をそれぞれ3分の1ずつ相続した… 「未開封の郵便の中身は?」1人暮らし80歳母の異変 A子さん(80)は東京都内で1人住まい。子供は2人おり、長男Mさんは九州で、長女Y子さんは関西で、それぞれ家庭を持って生活… バブル期の相続対策が裏目「80歳女性」苦節の30年 A子さん(80)は賃貸マンションを経営している。バブル真っ盛りのころ、銀行から「相続対策になる」と提案され、まだ元気だった… 「泥棒にお金盗まれた!」一人暮らし母が言い出したら 関西在住のK子さん(51)は、茨城県で1人暮らしをしている母(79)のことが日増しに気がかりになり始めている。 ◇同じ話を… 「私の家を弟が勝手に売却!?」64歳女性の驚きと憤り S子さん(64)は、東京都23区内の2階建て店舗兼住宅に一人で暮らしている。亡父は1965年に近隣の地主2人から土地を借り… 高齢叔母との共有地「有利な売却」がなぜか流れた理由 東京都在住のY子さん(80)は、23区内の大通りから少し入った場所に1100平方メートルの土地を叔母(94)と「2分の1の… 「父の会社を残せるか」優良中小企業2代目社長の悩み 東京都内在住のIさん(58)は中小企業の2代目社長だ。父親(87)が創立した製造販売会社を引き継ぎ、業績を順調に伸ばしてき… 親の住む「母屋売却」で二転三転 娘夫婦の想定外とは ある無料の税務相談会で54歳の男性Aさんに出会った。Aさんは「高齢の母親が自宅を売却した場合の税金の取り扱いについて相談し… 86歳妻を悩ます「亡夫の残した2億円のタンス預金」 東京都在住のK子さん(86)。子はおらず、10年前に夫を亡くしてからは、単身で生活している。 ◇納戸の段ボール箱から札束 … 「90歳と87歳」姉2人からの相続で弟が願ったこと 東京都在住のIさん(82)は4人きょうだいの末っ子の長男だ。長女(90)、次女(87)、三女(84)の3人の姉には、幼いこ… 国税庁が「ダメ出し」90代資産家の“無理筋節税策” 相続税の財産を評価する場合、通常は、国税庁が定めた「財産評価基本通達」に基づいて評価する。これは不動産や株式など、それぞれ… 「父を亡くし母は認知症」長男に残された遺言書の扱い 2018年12月、Kさんが90歳で亡くなった。Kさんには、子2人がいたが、次男は13年2月に不慮の事故で亡くなっている。相… 長男名義の家を父に“逆贈与”マイホーム売却の節税策 自分が所有して住んでいる家屋とその敷地、つまりマイホーム(居住用財産)を売って利益があった場合は、譲渡所得に対する税を軽減… 亡父が「長男に5400万円」紛糾した遺産分割協議 Bさんが2017年8月に亡くなった。相続人は、長男、長女、次女、次男のきょうだい4人。Bさんの相続財産がどのくらいあるのか… 同居する95歳母に「相続対策」で宅地を売った理由 Kさん(70)は1990年に土地(320平方メートル)を購入し、そこに自宅を新築した。娘2人は結婚して別居しており、現在は… 「父が借りた土地」代わりに買った息子にかかる税は? Aさんの父Bさんは土地を借り、その上に建物を建てていたが、地主のYさんから「土地の所有権(底地)を買い取ってもらえないか」… 「全財産を贈る」遺言に従った長男に届いた姉妹の手紙 遺言書で財産の受け取りを指定する場合には、いろいろなケースがある。長年寄り添った配偶者や、面倒を見てくれた特定の子に全財産… 借金抱えた認知症の父「債務整理」どう進めればいい? 東京都在住のTさん(45)は、2年前に父(72)を自宅に引き取って介護している。父は病床にあり、認知症で意思能力にも問題が… “争族の末”兄が妹に払った8000万円は「費用」? 相続の遺産分割で「代償分割」という手法がある。相続財産が現預金であれば相続人の間で簡単に分けられる。だが、実家の土地建物の… 火事で父母亡くした娘「節税特例」なぜ受けられない? 相続は、被相続人の死亡で始まり、その時点で生存している相続人が、被相続人の一切の権利義務を承継する。だが、事故や災害で家族… 娘の土地に医院開業の父「節税」のコツは“高い地代” 勤務医のAさん(55)は10年ほど前に妻を亡くし、それ以来、一人娘のC子さんと2人で暮らしている。4年前に妻の父(C子さん… 伯母の介護で自宅得た「52歳女性」が悩んだ税金問題 A子さん(52)と同居していた義伯母のM子さんが3年前、82歳で亡くなった。A子さんの父は2人兄弟の次男。父の兄である伯父… 子の借金6000万円「肩代わり」父親が考えた節税策 Aさん(52)が事業に失敗し、全財産を処分して債務整理をした。それでも、まだ1億2000万円の債務が残っている。Aさんは債… “争族”兄弟「親から生前贈与の土地」交換で課税は? 長男Mさんと次男Yさんの父親が亡くなり相続が始まった。遺産分割について兄弟で話し合ったが、かえって溝は深まっていった。骨肉… 資産家夫婦の協議離婚「慰謝料」に税金はかかるのか? A夫さんとB子さん夫婦は協議離婚中だ。お互いに弁護士を立てて話を進め、ようやく財産整理案がまとまりかけてきた。そこで、税負… 交通事故死で「相続人なし」その人の遺産はどうなる? Aさんが交通事故で急死した。Aさんは独身できょうだいなどもなく、法律上の相続人は誰もいなかった。唯一の身内といえるのは、3… 「全財産を君に」夫の遺言に従った妻に生じた“課税” Aさんが亡くなり相続が起きた。法定相続人は妻のB子さんと、Aさんと前妻との間の長男の2人だ。 ◇「遺留分を侵害」書面で求め… 借金の保証3000万円を相続「節税特例」は使えるか? Aさんは、弟が経営する会社が事業資金を銀行から借り入れる際、その保証人となった。その後、Aさんが亡くなり相続が開始された。… 借金2000万円付き土地「弟に遺贈」相続税の扱いは? Aさんが亡くなり相続が起きた。相続人は妻と長女の2人。Aさんが残していた遺言書には、相続人ではないAさんの弟に土地を贈ると… 亡母の土地分けた兄弟「争わない」が最良の節税対策 高齢の母親が亡くなり、相続が開始された。相続人は長男と次男の2人。相続財産の宅地500平方メートルは、母親と長男がそれぞれ… 養子入りした弟の「過去の相続税」400万円のなぜ? 高齢の親が持つ財産を早い段階で子に移して有効活用してもらう仕組みとして「相続時精算課税制度」がある。贈与時の税負担を減らし… 「お父さんのぶんも頑張る」墓前で誓った46歳娘の思い 不動産業の会社を経営するTさん(76)は、同い年の妻、独身の長男(48)と関東の海辺の街で暮らしている。長男には、生まれつ… 4人娘の貢献度に「格差」86歳母が残した遺言の波紋 4人姉妹の長女M子さん(65)は、結婚して間もない40年ほど前、両親から「あなたの夫に家業を引き継いでもらえないだろうか」… 長女と「二世代同居」の春待ちわびた95歳母の大往生 東京都内に住む1923(大正12)年生まれのM子さん(95)。チャキチャキの江戸っ子で年齢を感じさせないぐらい元気なおばあ… 単身60代娘2人に住まい確保「2世代老後」の終活 東京都心に住むKさん(90)は妻(91)と独身の次女(62)の3人暮らし。「人生100年時代」と言われるようになってきたが… 「親から住宅資金8000万円」節税策と誤解した夫婦 60歳前後のSさん夫婦は6年前に自宅を購入した。その際「相続時精算課税制度」を使って、夫婦それぞれが親から生前贈与を受け、… 不動産好き80歳社長が陥った相続節税の「公私混同」 おもちゃ会社を経営する社長のIさん(80)は、かつて両親の相続時に納税資金の工面に苦労した経験を持つ。だから「自分の相続で… 創業61年会社の幕引き「清算より売却が得」の理由 東京都千代田区で賃貸ビルを経営する会社の3代目社長Iさん(60)。老朽化したビルの建て替えは見送り、テナントが入ったままビ… 引き取りに1000万円 伊豆別荘地「負動産」の現実 Iさん(60)は東京都千代田区で築60年の賃貸ビルを経営する会社の社長だ。自分が生まれた年に祖父母が建てたビルを3代目社長… 夫が突然死「先妻の子の相続分」のため自宅売った妻 2018年7月、相続分野の規定を約40年ぶりに見直す改正民法が成立し、「配偶者居住権」が新設された。相続開始時に被相続人(… 「隠れ口座2000万円」飛び込んできた相続人の悩み 相続税の申告に関する相談者が増えている。2015年の相続税改正で、相続財産のうち課税対象とならない基礎控除額が4割引き下げ… 節税とともに家族の笑顔「生前贈与」は最強の相続対策 相続への関心は高いが、それと裏表の関係にある贈与を忘れてはならない。単なる相続節税策としてだけではなく、早い段階から資産移… 高齢化に対応「19年度税制改正」相続はどう変わる? 2018年12月14日、自民、公明両党が19年度税制改正大綱を発表した。消費税率の引き上げを見据えた措置や、中小規模事業者… 相続対策でマンション買い直し 米国在住70歳の勘違い 元商社マンのMさん(70)は米国生活がもう35年になる。米国駐在のまま、会社は60歳で退職したが、独立起業してさらに10年… 長男に託した会社は大赤字 78歳社長「最後の仕事」 Aさん(78)は印刷会社を経営している。特殊な印刷技術が売りで、バブル期にはかなりの業績を上げていたが、バブル崩壊後は、経… 離婚した妻に自宅渡した夫「税金を払う」のはどちら? 前回に続き、贈与をめぐる「落とし穴」について説明しよう。 贈与では、もらう人1人当たり毎年110万円以下なら贈与税がかから… 節税の効果大きい「非課税贈与」を最大限活用するコツ 贈与は相続対策の「基本」とされるが、その奥は深い。税制面ではいろいろな贈与の種類が決められており、それをすべて理解して、適… 「しがらみから争族へ」平成の30年が変えた相続の姿 平成もあと5カ月あまり。この30年を振り返れば、相続に対する納税者の意識は、改元前の昭和60年代と現在では大きく変化した。… 老人ホームに入る82歳母 姉妹で備えた「介護と相続」 M子さん(52)は2人姉妹の妹だ。母(82)が老人ホームに入居することになり、今後の母の介護や相続について姉と相談すること… 「老老介護」で名義預金申告漏れ 税務調査の一部始終 名古屋に住む女性Aさん(50)の祖母は2年前に107歳で亡くなった。その相続税申告後、税務署から申告内容を確認される税務調… 妻に先立たれ自分もがんに 66歳「終活への思い」 首都圏在住のHさん(66)。東北出身で、東京の大学を卒業後、大手家電メーカーに就職し、仕事一筋で関連会社の役員にまでなった… 祖父は父の兄? 40代娘が驚いた「不思議な家の相続」 「不思議な家族なんです」。父親の相続の相談で訪れた40代のA子さんがこう切り出した。 ◇実は「いとこ」だった叔母 A子さん… 名ばかり「家なき子」は封印 相続節税策の要件厳しく 2018年度の税制改正では、相続対策として幅広く活用されている「小規模宅地等の特例」について見直された。今回はその改正点の… 「タワマン節税」に歯止め 相続の特例何が変わった? 相続が発生した際、利用されることが多いのが「小規模宅地等の特例」だ。亡くなった人(被相続人)が所有していた宅地を相続で取得… 子から反旗翻された「高齢女性」の生活守る相続法改正 民法のうち相続に関する規定(相続法)が約40年ぶりに大改正された。高齢化や社会経済情勢の変化に対応し、残された高齢配偶者が… 「自宅売るなら元気な今」1人暮らし80歳の相続対策 都道府県が調査する今年の基準地価(7月1日時点)が9月18日に公表された。住宅地、商業地、工業地などを合わせた「全用途」の… 「父急逝」で会社分割が困難に 兄弟3人が出した結論 東京都内在住で金融機関に勤務するSさん(52)は3人兄弟の次男。不動産会社を経営する父(80)から相続対策についてたびたび… 1人になれば広すぎ「借地の自宅」80歳妻の身じまい 東京都内の住宅地に住むT子さん(80)は昨年、夫を81歳で亡くした。心筋梗塞(こうそく)だった。 ◇庭木の手入れだけでも一… 円満相続が10年後に暗転 「争族」いさめた82歳母 東京都心に近い住宅地に住むA子さん(82)は10年前に夫を亡くした。主な遺産は、自宅の土地(相続税評価額1億1500万円)… やってくる大認知症時代 知っておきたい「家族信託」 日本経済新聞8月26日付朝刊1面に「認知症患者、資産200兆円に」という見出しの記事が掲載された。高齢化の進展で認知症高齢… 「従業員が第一」末期がん78歳社長を支えた妻の一言 Kさん(78)は従業員30人のデザイン会社を経営している。精力的に仕事をこなし、人に好かれる性格で、人脈も幅広い。 ◇精密… バブル時の「特例物納」後に土地を取り戻した兄妹物語 昨年、母の相続税の申告と納税が済んでホッとしているTさん(69)とK子さん(64)の兄妹。相続財産の大部分は居住用と賃貸用… バブル時代の相続対策「変額保険」と格闘した30年 東京都世田谷区のT子さん(68)は結婚後、敷地400平方メートルの実家で夫と両親の2世帯で暮らし、父、そして母をみとってき… 親族5人のビル共同経営 将来見通し「会社を現金化」 東京23区在住のAさん(72)は、両親から受け継いだ賃貸ビル業を親族3家族5人で共同経営している。ビルは完成からすでに40… 「自宅は知人女性の子に」92歳が残した遺言の衝撃 東京都内在住のAさんが92歳で亡くなった。妻と一人娘である長女もすでに先立っており、法律上の相続人は、長女の一人息子である… 「相続節税の王道」不動産投資に吹き始めた“逆風” 相続税の節税対策の「王道」として不動産投資の活用は広く知られている。現金を土地や建物に換えることで評価額を低くすることがで… 路線価3年連続上昇 相続控えた家族の「一喜一憂」 相続税・贈与税の土地評価の基準となる2018年分の路線価(1月1日時点)が7月2日、国税庁から発表された。全国平均は前年比… 残された社員に事業を託す 72歳社長の「引き際」 不動産コンサルティング会社社長のAさん(72)は、長年勤務していた会社を60歳で定年退職し、独立して12年たった。幸い経営… 地方の同族会社 両立できた「事業承継と相続対策」 地方で産廃業や不動産賃貸業などの事業を展開していたAさんはがんを宣告され、闘病3年の末、82歳で亡くなった。 ◇バブル崩壊… 「母の介護」を弟が放棄 父の遺産から見返り求めた姉 Yさんは3年前に84歳で亡くなった。相続人はYさんの妻(82)、長女(55)、長男(52)の3人だ。高齢の妻は健康状態が思… 夫婦で築いた財産10億円「何もしない」が一番の節税 元商社マンのAさん(78)は東京都内のマンションに妻(76)と2人で暮らす。夫婦ともに地方出身。結婚当初、都心に小さな家を… 相続不動産を売却 海外居住者が注意したいトラブル グローバル化の時代だ。親が亡くなり相続が発生したとき、相続人である子が海外に居住しており、日本にある親の不動産や株式を相続… 父が悩んだ「争族」を断つ 長女が選んだ3姉妹均等 東京都在住のS子さん(55)は昨年、父を87歳で亡くした。母は20年前に他界しており、相続人はS子さんと妹2人の姉妹3人だ… 遺産争い抱えた76歳夫が認知症に 妻の取った対策 東京都在住のYさん(76)は、5年前に母が亡くなり、その相続財産をめぐり、亡兄の子であるおいと裁判で争っていた。だが、問題… 親子4世帯マンション 相続対策の「思わぬ効果」 Yさん(85)には妻と3人の息子がいる。15年前、東京都心一等地の住宅地に所有する396平方メートル(120坪)の敷地に4… 95歳母が介護施設へ「2世帯マンション」どう売却? 東京都内在住のAさん(68)は、15年前の父の相続で、両親と一緒に住んでいた自宅を母(95)と共有で相続した。 ◇等価交換… 相続対策と含み損処理 84歳社長の超「一石二鳥」術 創業65年の被服メーカーH社は、戦後、個人事業からスタートして業容を拡大、バブル期に創業地の隣県から東京に進出した企業だ。… 全員合意が一転やり直し「遺産分割協議」の難しさ 誰かが亡くなり、相続が起きた場合、被相続人(亡くなった人)の財産をどう分配するか。遺言書があれば、被相続人が指図した人に承… 父死亡時に母がきちんと相続しなかった財産の行方 Nさん(64)は3人兄妹の長男。下に長女(62)と次女(57)がいる。10年前に父(当時79歳)が亡くなって相続をし、さら… 相続対策のビル建設で破産状態に陥った兄弟の悔し涙 土地や建物の不動産を売却した場合の譲渡損失は、同じく不動産を売却した時の利益と損失をその年内で通算することができる。一方で… 80歳男性が家族で解決した長男への事業継承と相続 Iさん(80)は妻(83)、長女(58)、次女(54)、長男(51)の5人家族。若い時から苦労して事業を起こして成功し、大… 夫の突然死で家族が困った「相続するか、相続放棄か」 突然に夫が死亡して相続が発生した場合、妻や子供たちが相続財産の内容をどの程度知っているかによって、相続への対応が異なる。 … 72歳男性が脳梗塞で倒れて考え始めた「終活」 川崎市に住むSさん(72)。7年前に妻を亡くしてからは、天涯孤独の一人住まいの生活を送っている。 親から相続で取得した不動… 「追徴課税十数億円!」相続株の申告が覆された理由 ◇急死した創業者のケース(2) Iさん(72)は友人と2人で会社を設立し、業績は好調だったが、突然亡くなってしまった。相続… 「評価額40億円!?」突然の株式相続で苦労した家族 ◇急死した創業者のケース(1) 今回のお話は、相続の時に株の評価額がどう算定されるかによって、相続税が億円単位で違ってきた… 相続人がいない86歳女性「遺産は寄付」の見事な終活 老人ホームに入居しているA子さん(86)。2003年に夫から相続で取得して3年前まで住んでいた土地と建物を、昨年1月に1億… 施設に入った84歳男性が考えた「争族」回避の遺言書 東京都区内に住むHさん(84)は、3年前に妻を亡くしてから体調を崩し、同居している長女家族の勧めもあり、施設に入居すること… おひとりさま妹が心配の兄「実家分割売却」で老後資金 S市で一人暮らしのH子さん(74)は兄(長男)と弟(次男)がいる。自宅は駅から徒歩15分ほどの閑静な住宅街。敷地は120坪… 「相続対策アパート建て替え減」建設会社3代目の実感 東京から少し離れた近郊都市で、Iさん(48)は創業70年の老舗建設会社の3代目社長を務める。都会にはない地域密着型の経営を… 仕事場売却で手元に1.4億円 67歳畳職人の引き際 東京都内の下町に住むYさん(67)は3代目の畳職人。家族は妻(63)と長男(38)の3人で、住宅は木造2階建てで1階は畳の… 「夫の預金を自分名義に」相続であわてた妻の対策 横浜市に住むI子さん(79)が、夫(85)が亡くなったことによる相続に関して、血相を変えて相談に来た。次男(50)も一緒に… 山林の相続税評価額3億円 不満を持った長男の行動 有名観光地でホテル業を営んでいるYさん(84)が亡くなり、相続が始まった。相続人は配偶者(83)、長男(56)、次男(52… 相続対策のタワマン投資は国税から目をつけられる 前回は、2018年度税制改正大綱で決まった、相続対策での不動産投資の活用について、今後は節税ができる範囲が小さくなることを… 相続税の手厚い特例「小規模宅地」ついに適用厳しく 2018年度の与党税制改正大綱が12月14日に公表された。相続税に関連する改正点で、一般的に相続時の節税対策として利用され… 相続税支払いを「ふるさと納税」の楽しみに変えた知恵 都内S区に住むT子さん(70)は、夫(69)と長男(38)の3人家族。昨年、隣接地に住んでいた母が96歳で亡くなった。 T… 定年後の「鮎釣り生活」を可能にした老後の備え F市に住むHさん(65)は、妻(62)と子供2人(長女37、次女32)の4人家族だ。子供たちは結婚して双方に孫が2人ずつ生… 折り合いが悪い人には財産を渡さない遺言書の書き方 子供がいない夫婦で、配偶者を亡くし、一人で生活をしている高齢者が増えている。今は元気で日常生活に支障はないものの、この先、… 「不動産と借金を承継」資産家の相続は“高リスク” 一般家庭の場合、ほとんどが一代で築き上げただけの財産の相続となる。相続財産は居住用の不動産と老後の生活用に蓄えた金融資産の… 増える遺言書作成の助言 「2次相続を考えた対応」に 高齢化時代を象徴するかのように、遺言書作成の手伝いを依頼されることが多くなった。親が子供たちとコミュニケーションを取りづら… 相続税調査で金庫に見つかった現金800万円の扱い 「ごみ捨て場に大金 次々-孤独死・タンス預金」という見出しの記事が、日本経済新聞の9月22日付紙面におどった。 記事には、… 超高額所得者が海外不動産投資で節税できるカラクリ 高額所得者の所得税対策で、海外の不動産に投資する手法がある。 欧米の建物には築50年、100年を経過した古い不動産物件がた… 遺言書がない相続は遺族の財産把握が“超大変” 前回に続き、相続に関する「公正証書遺言」作成の話。生前の相続税対策として遺言書を作成していない場合、この状態で相続が行われ… 生前に「公正証書遺言」を作成すると相続はスムーズ 生前に相続対策として「公正証書遺言」を作成した人としない人では、相続税申告後の税務調査の受け方が異なることをご存じだろうか… 家は売却してお金で継承 時代で変化する相続 最近、先祖代々引き継いできた財産の相続案件は、かなり少なくなってきている。 現在の相続は、戦後、都心に集まってきた、いわゆ… 相続対策は「借金」ではなく「特例フル活用」が賢い 東京都渋谷区に住むMさん(57)は、18年前に父を亡くし、現在母(91)と姉(60)の3人家族。91歳の母はしっかりして元… 夫の死で発生した相続税10億円を妻はどう払ったか 横浜市に住むN子さん(90)は、バブルの最盛期だった28年前に夫(当時66歳)を突然の病で亡くした。夫はこの地域の地主で多… 体を壊した72歳元社長が考えた相続と遺言書作成 東京都内在住のFさん(72)。東証1部上場企業の役員を退任した後、関係子会社の社長に就任。常に第一線でバリバリと仕事をこな… 「貸付金は相続財産」に備えるリスクヘッジ方法 東京都港区で会社経営をしているHさん(72)。そろそろ「終活」の年齢かと思い始めていた。家族は妻(70)、長男(42)、長… 78歳自営業「相続税対策マンション建設」の成否は? 東京23区内の駅から徒歩5分の好立地で、親の代から雑貨店を営むOさん(78)。住居は1階が雑貨店、2階と3階を住宅として使… 時代に合わせた遺言書見直しは「家族への愛」の再確認 Tさん(78)は、東京近郊のM市で不動産賃貸業を営んでいる。家族は妻(75)と長男(56)、長女(53)、次男(49)。も… 長生きが幸せとは限らない92歳会長の寂しい晩年 東京都大田区のIさん(92)が先ごろ亡くなった。2年前に奥さんを亡くし、長女と次女と暮らしていた。他に長男がいる。 長女、… 海外居住者の相続は税制も文化も大違いで“さあ大変” グリーンカード(米国居住権)を取得し、3年前からハワイで暮らしていたKさん(70)が亡くなった。その相続手続きの話である。… 着手が早ければ早いほど打つ手も増える生前対策 東京都S区内のAさん(63)は、母(87)の土地に法人名義の商業ビルを持ち、1棟貸しで運用している。 面積160平方メート… 不動産の「共有」解消は子供たちへの親の責任だ 東京都内のA子さん(70)は3人姉妹の長女。15年前にお父さん、10年前にお母さんを亡くしている。 妹のB子さん(67)、… 家族に苦労を残さない「財産の現金化」という相続 Oさん(72)は、東京都内の商業地で飲食店や事務所が入居する賃貸ビルを所有し、経営している。 敷地は借地権で、借地権割合は… 財産の行き先を示す遺言書は「究極の愛情表現」だ 某県A市のK男さん(50)は今年1月、一緒に暮らしていた母親を老衰で亡くした。父親が33年前、52歳の若さで他界して以来、… 「会社分割」で兄弟の遺産争いを封じた父の愛 東京都内でアパレル会社を経営するKさん(76)。奥さまは数年前に亡くなり、1人住まいを心配した長男家族が実家で一緒に暮らし… 小工場を閉めて退職金を用意できた社長の幸運 東京都の区部で町工場を経営していたBさん(75)。年配の従業員が数人いるだけの小規模な会社だ。 仕事を続けるほど赤字が膨ら… 後継者の自覚を子供に持たせる“不動産移転計画” 賃貸アパートや賃貸マンション、貸家は、その建物こそが家賃収入を生む。土地が収入を生むわけではない。土地があるから建物がそこ… 「会社への20億円貸付金」は相続破産を招く大爆弾 会社を経営しているオーナー社長が、業績不振で会社の資金繰りが悪化した時、自分の個人預金から資金を貸し付けるケースが多く見受… 準備なし突然の相続でつまずくと何年も後を引く 東京都内に住むNさん(70)は、自宅で妻(69)と2人暮らし。1人娘は嫁ぎ、孫が2人いる。娘夫婦と孫がたまに遊びに来るのが… 付き合いの薄い親戚に財産を相続させないある方法 東京都内在住のH子さん(82)は8年前にご主人を亡くし、今は1人暮らしをしている。子供はいない。 兄が2人いたが、その2人… 相続対策も大事だが高齢者はお金を使って楽しもう 高齢者の大型客船クルージングの人気がすごい。 4月9日「がむしゃらに働いた会社会長が人生終盤に思うこと」で、世界一周の船旅… やりくり上手な妻のへそくりは実は課税対象? 2015年度の税制改正で相続税の基礎控除が引き下げられ、富裕層とは言えない一般家庭でも相続税を身近に感じられるようになって… 国庫に入る“おひとりさまの財産”は年間400億円! 4月16日付日本経済新聞朝刊に「国の『相続』10年で2.5倍」「遺産の国庫納付年400億円」という記事が掲載された。 遺産… 生きた証しがすべてなくなる“相続人不在”の無常 2016年9月の「高度成長もバブルも経験したある社長のエンディング」に登場していただいたYさん(80)の、最近の体験を紹介… がむしゃらに働いた会社会長が人生終盤に思うこと K市に住むYさん(80)は、4人きょうだいの長男。高度成長期に友人と始めた金属加工の事業が成功し、苦しい時もあったが、ずっ… 相続の順番が変わると相続税額は大きく変わる 東京都内在住のMさん(86)は10年前に大腸がんの手術をして以来、経過観察を受けている。5年前には自宅で転んで股関節を痛め… 「家族を争わせない遺言書」が最高の相続対策だ 東京都港区にお住まいのTさん(81)は、奥様と娘さん2人の4人家族だ。夫婦と独身の長女の3人が自宅で暮らし、次女は、自宅近… バブル崩壊で困難になった相続税支払いと借金返済 バブル時代が終わり、相続対策を行った資産家はその反動の大きさに驚いた。一般人も資産家も中小企業オーナーも地価急落に頭を抱え… 地価上昇がすべてを変えたバブル時代の相続対策 米英仏独日の先進5カ国(G5)が1985年9月、為替レート安定で合意した取り決めを通称「プラザ合意」という。5カ国の蔵相・… 実家の相続を放棄する子供と空き家問題の深刻度 東北地方出身のAさん(67)は、男2人女3人の5人きょうだいの2番目で次男。若いころ実家を離れて東京で働き始め、今も都内に… 思い出リゾートマンションには金額以上の価値がある 東京都内在住のA子さん(87)は、バブル経済が崩壊した直後の二十数年前、新潟県内のスキー場近くにリゾートマンションを購入し… 同居の独身パート三女に多めに財産を残したい母心 東京都港区のY子さん(86)は8年前に夫を亡くし、築30年の5階建て賃貸マンション1棟を相続した。その5階の部屋で三女(5… 相続税申告漏れで“怖い”税務調査がやってきた 東京都内在住のY子さん(72)。数年前、夫婦で所有している温泉付きのリゾートマンションにゆっくり骨休めに出かけたところ、夫… 兄に背負わせた家業の借金清算を決意した次男の思い 東京都港区にお住まいのAさん(85)は、3年前に妻を亡くし、現在は1人暮らし。子供はいない。 Aさんは男ばかり3人兄弟の次… 法人を子供に引き継ぐ前にきちんと「株式評価」を 東京都港区のYさん(80)は数十年前、親からの相続で大通り沿いの一等地を取得し、洋装店を開いた。最初は商売も順調で、個人事… 「控えめな節税か悪どい租税回避か」それが問題だ 相続財産を意識的に隠すと脱税だが、不動産の評価ギャップや各種特例を活用することは「節税」--と、これまで言われてきた。しか… 富裕層への課税強化の流れはもう止まらない 少子高齢化や人口減少に対応する社会保障費を確保するため、相続税率が上昇傾向にあることを前回お伝えした。 この傾向は、税率上… 再分配機能強化で相続税率は上昇トレンドに 新しい年を迎え、「今年こそ相続対策を」と考えておられる人も多いだろう。相続に関する税制は時代とともに変化し、今後も必要に応… 3姉妹が受け継ぎ守った父の財産と老いた母の祈り 東京都内のT子さん(96)はおよそ70年前、先妻を亡くしたばかりの男性の元に後添いとして嫁いだ。男性と先妻の間には2人の幼… 次世代への相続や土地活用を難しくする「共有」とは 不動産業のMさんから、相続の相談相手を探しているK子さん(80)を紹介された。その年齢から、ご自分の相続対策の相談と思った… 親が認知症になる前に「家族信託」でやっておくこと 東京都内にお住まいのHさん(65)は、5階建て賃貸併用マンションの最上階の部屋で、父親(98)と家族と一緒に暮らしている。… 未来を予測しにくい今こそ「現金は自由な資産」 東京都心にいくつかの不動産物件を持っているHさん(78)は、6年前に妻を亡くし、今は長男夫婦と一緒に暮らしている。長女(4… 「節税より成長」法人化がもたらすお金以上の価値とは 東京都内で賃貸マンション1棟と駐車場を個人経営しているAさん(72)は、相続対策と所得税対策から、会社を設立する「法人化」… 「タワーマンション節税規制」はすでに始まっている 東京都港区のTさん(67)はタワーマンションで相続対策をすることを検討している。90歳の母親の物忘れが多くなったので急がな… 誰も継ぐ者がいなくなった家業の繁栄と終幕 北国N県のTさん(60)は、地元の名士の次男として生まれ、県中央部の金属加工が盛んな街で暮らしている。高速道路のインターチ… 長女の怒りが生んだ「従業員持ち株会」という希望 親から引き継いだ事業を夫婦で大きくしてきたIさん(87)と妻のK子さん(83)。K子さんは庭先で転んで太ももを骨折し、外出… 元気なうちの財産整理で子供への責任を果たす 東京都内で暮らすT子さん(75)は長兄(82)、次兄(78)、弟(73)の4人きょうだい。全員それぞれの家庭を持ち、元気に… 3代63年間続く生花店の栄枯盛衰と財産承継 東京都内某区に、3代63年間も続く花屋さんがある。主にブライダル用の生花で商売を続けてきた。高度成長期からバブル期にかけて… 遺言書を作って遺留分で争わないために 東京都内在住のXさん(81)とYさん(80)のご夫妻は、共働きで子供たちを立派に育て上げ、今は穏やかな老後を送っている。 … 父の無記名債で悩む姉妹を笑い飛ばした86歳豪快母 東京都内に住むW子さん(86)には、娘2人がいる。長女は58歳、次女は55歳だ。 15年前に夫を亡くし、その時の相続税が億… 次世代に相続で苦労させたくない地主と借地人の選択 東京都区内に住む82歳のAさんは、地区では古くからの地主だ。バブル時代に両親の相続を迎え、土地の大部分を手放した。現在のA… 身内との骨肉の争いを避けるには一にも二にも契約書 東京都新宿区のAさん(73)は、妻(72)、長女(45)、次女(43)の4人家族。今から10年前、駅徒歩7分の閑静な住宅街… 創業者が引退準備を始めたら会社と仕事が若返った 東京都内在住のIさん(87)は、父親が起こした子供向け玩具の製造販売事業を引き継ぎ、大きく成長させた。妻(83)と、結婚し… 高度成長もバブルも経験したある社長のエンディング 東京都港区のYさん(80)は妻(73)と長男(45)、長女(42)の4人家族だ。 Yさんは若いころ、繊維関係の会社に勤めて… 「後継者探しと事業継続」は従業員へのトップの責任 東京都千代田区のSさんは90歳。5年前に妻を亡くし、現在は1人暮らし。子供はいない。 45歳の時、勤めていた会社を辞め、当… 金融危機で目算が外れた「相続対策ローン」の後始末 東京都渋谷区内の自宅に住むAさん(85)は、10年ほど前に妻が他界した。子供は、長男(58)と次男(52)の2人。長男は独… 「銀座ビル売却と会社譲渡」で家業を手じまい現金化 東京都中央区銀座。近年外国人観光客が目立つこの街で、Aさん(75)は賃貸ビル運営会社B社のオーナー社長をしている。10年前… ケーキ店を継いだ3姉妹長女の「美しいしまい支度」 東京都内に住むA子さん(77)はケーキ店を営んでいる。戦後まもなく両親がパン屋を始め、3人姉妹の長女だったA子さんは27歳… 外国で暮らす娘に財産を相続させる時の注意点 東京都内在住のAさん(78)は、自宅マンションで妻(74)と2人暮らし。長女(48)、次女(44)は嫁いでそれぞれ家庭を持… 孫の同居を見すえた自宅建て替えの税制メリットは 東京の下町育ちで、老舗の衣料品卸売りを営むAさん(90)は、先代から引き継いだ家業を妻と2人でがんばって育ててきた。 店舗… 家族信託で母親の介護を成功させる方法 東京都世田谷区のAさん(70)は、母親(94)と妻(68)の3人暮らし。一人娘(42)は結婚して別の世帯を持っている。 A… 娘の結婚を機に動き出した「戦略的同居大作戦」 東京都内のAさんは64歳。妻(61)と長男(33)、長女(29)の4人家族。子供2人は独立して生活している。2人ともこのま… 結婚を考え始めた15年事実婚カップルの相続問題 東京都内に住むAさん(73)は20年前に奥さんを亡くし、1人暮らしをしていたが、15年前にB子さん(68)と知り合い、一緒… 仲の良いきょうだいでも財産共有は避けるが吉 東京都区部に住むAさん(63)一家は妻(60)、長女(32)、長男(30)の4人家族だったが、10年前のある日、妻が家を出… 祖父母と親の財産を背負わされる「少子化時代の孫」 少子化の影響で、先代の相続で分散した財産が孫に集中するケースが目立って増えている。実例の一つを紹介しよう。 東京都内のAさ… 法人で土地を買い取り“争族”を回避した家族の話 東京都内に住むA男さん(74)は最近、家族で共有している土地建物の権利調整に着手した。 A男さんと妻(72)、長男(50)… 2億5000万円マンション建設「82歳女性の決断」 東京都大田区に住むA子さんは82歳。長男(55)と長女(52)の2人の子供がいる。建設業を経営していた夫は、多少の借金を残… 高齢の兄弟姉妹の相続には遺言書が欠かせない 東京都内のA男さん(80)は1男7女の8人きょうだい。姉6人、妹1人の構成は、大正、昭和初期であればさして珍しくないだろう… 亡き父の預金たった30万円? 長男はどう動いたか 東京都大田区のA子さんは77歳。夫をがんで亡くし、今は1人暮らしだ。長男、次男、長女の子供3人はそれぞれ結婚し、独立してい… 再婚した夫の相続で突然知った姉妹3人の存在 東京都のA子さん(62)は5年前、Bさん(当時65歳)と再婚した。A子さんもBさんも一度離婚していて、お互いに子供はいない… 賃貸不動産経営は家族ビジネスよりも会社組織で 埼玉県に住むAさん(46)は4人家族。父親はもともと自前の田畑で農業をしていたが、30年ほど前、周辺の宅地開発の波に乗り、… 弱気な母親の財産を勝手に分け合う娘2人の“強欲” 年をとると、親の権威は弱まる。自分の気力体力に自信がなくなり、子供たちの力に頼ることが多くなるからだ。生活資金の出し入れや… 「母の遺産4000万円」でのけ者にされた長男の怒り 家族の誰かが亡くなると、ただ悲しむだけではすまない。葬儀を取り仕切り、その後さまざまな手続きに追われる。その実務的な忙しさ… 夫を亡くした妻に「出て行け」と言い放った義父の非道 東京都内のAさんは80歳。地域では名の知れた地主だった。だが晩年、とんでもない振る舞いでその名誉をみずから汚した。 Aさん… 遺言書がないと法定相続でトラブルが起きる可能性 首都圏に住むA子さんは長男、長女、次女の4人家族。長男はA子さんと同居し、長女と次女は家を出ている。4年前に夫を亡くした時… 母親に遺言書を何度も書き直させた兄妹骨肉の争い 東京都心の鉄道駅徒歩2分の場所に、自宅と約500平方メートルの土地、さらに都内4カ所の賃貸用アパートと駐車場、そしてそこそ… 「家督相続」にこだわる長男に猛反対した母と姉と弟 首都圏の会社員Dさん(55)が突然、脳梗塞(こうそく)で倒れ、亡くなった。今回は残された妻E子さん(53)、長女(27)、… 「パーキンソン病で寝たきり」母親の遺言書は有効か パーキンソン病は、神経変性から運動障害などを引き起こす難病。東京都内の主婦Bさんはこの病気になり、手足を動かしたり口を動か… 引き継いだ鉄工所を分裂させたある兄弟の「争族」 日本の高度経済成長を支えた無数の中小企業。都内のAさんが昭和20年代に起こした鉄工所も、そんな会社の一つだった。順調に業績… 母親に1億円借りた三男が自己破産をした理由 東京都足立区の主婦Aさんは、夫と子供4人(長男・次男・長女・三男)の6人家族だった。家は古くからの地主で、夫は普通のサラリ… ただ財産を残すだけでなく、家族に愛を残そう 「人口動態統計」によると、現在の日本では、結婚後5年間で3組に1組が離婚する。そして、再婚する人も多い。家族関係は複雑にな… 生命保険金3億円取り分争いで遺族が出した結論は これまで、資産の組み替えや遺言書の作り方、財産の相続税評価額の計算方法など、相続にまつわる実務の数々を紹介してきた。今回以… 帝政ロシアの美術品を相続したら税金はいくら? 税務当局は相続税の調査で現金の動きに注目するが、それは申告漏れを疑うからである。それ以外に、相続財産の評価額そのものを調べ… 「妻名義の預金は本当に妻のものか」を疑う税務署 前回、相続税の調査は現金の動きを確認することがメインであることを説明したが、税務調査で一番目を付けられ、課税されやすいのは… 隠したら国税に徹底調査される無記名割引債 今回は、相続に際して税務当局が厳しく調査することで知られている「無記名割引債」について説明する。 2014年1月30日の新… |< トップ 1 2 次へ > 最後へ >|