村沢義久 フォロー 環境経営コンサルタント 1948年徳島県生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院工学系研究科修了。スタンフォード大学経営大学院でMBAを取得後、米コンサルタント大手、べイン・アンド・カンパニーに入社。その後、ゴールドマン・サックス証券バイス・プレジデント(M&A担当)、東京大学特任教授、立命館大学大学院客員教授などを歴任。現在の活動の中心は太陽光発電と電気自動車の推進。 (経歴は原則、執筆当時のものです) 「どこまでも走る電気自動車」は将来的に実現するか 電気自動車(EV)の弱点は航続距離が短いことだが、もう一つの重大な弱点は充電に時間がかかること。日産自動車「リーフ」の場合… リチウム電池でシェア下げた日本企業は挽回できるか 電気自動車(EV)ブームの中で、日本人として誇るべき点と心配な点がある。誇るべき点は、多くのEV関連の技術に日本人および日… 倉庫で眠るビンテージカーがよみがえる「改造EV」 日本にも新規参入の電気自動車(EV)ベンチャーが現れているが、筆者が特に期待するのは既存のガソリン車からエンジンとガソリン… 巨人・独ボッシュと提携した和製EVベンチャーとは 日本でも電気自動車(EV)ベンチャーが生まれている。京都に本社を置くGLMは、2006年に京都大学VBL(ベンチャー・ビジ… 「EVの血液・リチウム」水より軽い金属を巡る争い 電気自動車(EV)の性能を左右するのは蓄電池だ。その蓄電池の血液とも言えるのがリチウム。そこで注目されるのが資源としてのリ… 日本の「チャデモ」など4陣営が争うEV充電器の規格 電気自動車(EV)の課題は充電時間の長さだ。2017年3月、EVを従来の3分の1の時間で充電できる新型充電器が登場した。急… あの日本電産が電気自動車モーターに参入へ 電気自動車(EV)用モーターの分野で動きが活発化している。日本電産は、世界シェア80%のHDD用モーターなど、小型モーター… トヨタは「全固体電池」で電気自動車の主役になれるか トヨタ自動車が、「東京モーターショー2017」で、起死回生となりそうな電気自動車(EV)参入計画を発表した。 2020年代… 「電気自動車に必須」モーターや電池は日本が強い分野 自動車の電動化が進むことによって、多くの装置や部品、資源がいらなくなり、逆に新しいものが必要になる。いらなくなるものの代表… VWやボルボ 電気自動車シフト相次ぐ欧州メーカー 2015年9月、フォルクスワーゲン(VW)によるディーゼルエンジンの排出ガス規制不正があったと米環境保護局が発表した。これ… 「電気自動車で世界制覇」カルロス・ゴーン氏の野望 2016年11月の車名別新車販売台数で首位に立った日産自動車の乗用車「ノート」は、その後も好調を維持している。17年の年間… “鬼才”イーロン・マスクの両輪は「EVと宇宙」 ◇テスラの衝撃(2) テスラの最高経営責任者(CEO)、イーロン・マスク氏は同社の創業者ではない。2003年に会社を設立し… 「時価総額でGM超え」テスラへの期待は狂気の沙汰か ◇テスラの衝撃(1) 米国のシリコンバレーを拠点とする電気自動車(EV)メーカー、テスラ。テスラについては、「衝撃」という… ソフトバンクが電気自動車に参入する可能性はあるか 電気自動車(EV)には新規や異業種からの参入が相次いでいる。アップル、グーグル、パナソニックとくれば、次の期待はソフトバン… 「EV向けバッテリー世界首位」パナソニックの不安は 電気自動車(EV)をめぐるパナソニックの動きが活発だ。パナソニックは2017年10月、横浜市にある同社の試験場で、自動運転… ダイソンが開発中の「既存車と根本で異なるEV」とは 世界の電気自動車(EV)業界には異業種からの参入が相次いでいる。掃除機や空調家電のメーカーであるダイソン(イギリス)が、2… 「電池を制するメーカー」が巨大EV市場を制する 世界最大の中国市場に対し、日系メーカーによる電気自動車(EV)投入の動きも本格化してきた。まず、日産自動車は新型「リーフ」… テスラやVWが中国でEV投資を加速させるワケ 世界最大の自動車市場である中国が電気自動車(EV)志向を鮮明にしたことは、世界の自動車業界にショックをもたらした。中国政府… 「バフェット氏も出資」中国EVメーカーBYDの実力 中国の自動車メーカーは、電気自動車(EV)推進の国策を大チャンスと捉えている。その代表格が深圳に本拠を置くBYD。変化に対… 中国が国策で電気自動車の導入を後押しするワケ 中国で電気自動車の販売が急速に伸びているのはなぜか。それは中国政府が、国策として電気自動車導入を促進しているから。そのため… 「EV大国・中国」農村を40キロ以下で走る低速車も 加速する自動車の電動化。その中心は間違いなく中国だ。国際エネルギー機関(IEA)のレポート「Global EV Outlo… 仏英中3カ国が宣言「脱ガソリン、電気自動車シフト」 各国政府による脱ガソリン車の動きが相次いでいる。まず、2017年7月、フランスは、40年までに国内におけるガソリン車および… 燃料電池車「MIRAI」に未来はこないのか!? トヨタ自動車が水素を用いる燃料電池車(FCV)の「MIRAI」を発売した時、米テスラのイーロン・マスク最高経営責任者(CE… プリウス大成功でEVに出遅れ!?「トヨタのジレンマ」 これからの自動車産業の方向を示す事件が起きた。2016年11月に日産自動車の「ノート」が、車名別新車販売台数で初めて首位に… 電気自動車が広まれば日本メーカーの優位性が消滅? 電気自動車(EV)ブームは、「100年に1度の革命」と言われているが、世に出たのはガソリン車より電気自動車の方が先だ。ドイ… 電気自動車「燃費1キロ2.5円」はガソリンより割安 電気自動車(EV)の充電方法には2種類ある。まずは、「普通充電」。家庭でもできるが、200ボルト用コンセントの設置工事が必… 電気自動車は「加速力」抜群だが「航続距離」に難あり 最近、電気自動車(EV)についての報道を見たり聞いたりします。でも、実際どんなものなのかよく分からない、という声をよく聞き…