社会・カルチャー 記事一覧 村上春樹と川端康成の「意外な共通点」とは 2023年5月26日 村上春樹の6年ぶりの新作長編「街とその不確かな壁」(新潮社)が刊行されて約1カ月。新聞、雑誌、ネットなどに、多くの書評やイ… JRで爆上がり「GWの特急利用客」2018年と比べると? 2023年5月25日 JRの旅客鉄道6社が5月8日、ゴールデンウイーク期間(4月28日~5月7日)の新幹線や在来線特急などの利用客数を発表した。… 岸田首相が「日本を軍事大国に」米誌見出しに違和感なし 2023年5月23日 俳優の船越英一郎さんかと思った。米誌タイム(5月22・29日号)の表紙を飾った岸田文雄首相の写真。探偵や刑事役が印象的な船… 人生100年時代に存在感「高齢社」って何する会社? 2023年5月21日 少子高齢化が進み、働き手の減少はいよいよ深刻な問題だ。もう何年も言われ続けている話だが、企業側も危機感を抱き、さまざまな対… ゲノム解読でわかった100年前の「ヒーロー犬」の秘密 2023年5月20日 「バルト」という名の犬をご存じだろうか。私は知らなかったが、100年近く前にその名をはせたヒーロー犬だ。 1925年冬、米… 江ノ電が首都圏初「改札でクレカ決済」で何が起こる? 2023年5月11日 「江ノ電」の愛称で知られ、神奈川県の湘南エリアを走る江ノ島電鉄(鎌倉─藤沢)が4月15日、クレジットカードなどによる「タッ… 「直言すると官僚の首が飛ぶ」石原信雄氏ならどう見るか 2023年5月9日 白いコチョウラン、菊、カサブランカ。花に埋め尽くされた祭壇で、その人はほほ笑んでいた。1月29日に亡くなった元官房副長官の… 「脱原発のドイツ」はフランスから電力輸入は本当か 2023年5月6日 ここは書かないわけにはいかない。ドイツが4月15日に脱原発を達成した。「とうとうその日がきたのか」と感慨深い。 思い出すの… 「昨夏は大減便」銀座線がいま増発する重要な意味 2023年4月27日 新型コロナウイルス感染症の影響から各分野で回復が進んでいる。鉄道も利用客数が徐々に回復し、東京圏の通勤時間帯も以前と同じよ… 村上春樹が内面を掘り下げる「街とその不確かな壁」 2023年4月25日 村上春樹の6年ぶりの長編小説「街とその不確かな壁」(新潮社)は求心力にあふれた作品だ。作者がどうしても書きたかったものとい… 「安倍回顧録」同じ質問を2度できない総理会見みたい 2023年4月25日 「安倍晋三回顧録」(中央公論新社)が発売されて2カ月半ほどがたった。メディアはこの本をどう取り上げてきたか。 出版元が出す… 乾燥すると「助けてー」と悲鳴?植物の神秘に迫る 2023年4月15日 作家で文化人類学者の上橋菜穂子さんの最新作「香君」は、香りで万象を知る少女が主人公だ。テーマは香りを使った植物のコミュニケ… システム一新「Suica新改札」で何が変わるのか? 2023年4月13日 JR東日本が「センターサーバー方式」を採用したSuicaの新たな改札システムを導入する。自動改札機にタッチする乗降方式が変… Suicaを脅かす?「改札でクレカ決済」東京圏はどうなる 2023年3月30日 Suicaなどの交通系ICカードに続く新たな運賃決済の手段として、自動改札でクレジットカードをかざす「タッチ決済」が普及し… 夫逮捕の日に「ドルガバ」三浦瑠麗さんがまとう戦闘服 2023年3月28日 容疑者が有名人の夫でなければこんな大きな扱いにならないのでは? 「容疑者は『〇〇〇〇さんの夫』」と出てくるようになったのは… サクラ開花だけでない「生き物が伝えるメッセージ」とは 2023年3月25日 モンキチョウ3月2日、モンシロチョウ3月6日、ナミアゲハ3月8日、ウグイス3月8日、サクラ3月13日――。 これは今年、私… デビューは山手線 高度成長期を支えた「103系電車」の今 2023年3月16日 1963年、東京の山手線にウグイス色(黄緑色)で登場した「103系」は、京浜東北線や常磐線にも相次いで投入され、通勤電車と… 「安倍晋三回顧録」に“オトコ政治の軌跡”を見た 2023年3月14日 「安倍晋三回顧録」(中央公論新社)が快進撃だ。首相退任後の2020年10月から21年10月まで計18回36時間にわたるオー… 3.11からわずか12年 岸田政権の軽すぎる「原発回帰」 2023年3月11日 「科学記者は逃げられない」。大げさかもしれないが、そんな覚悟を迫られたことが2度ほどある。 1度は2009年のインフルエン… 東京・亀有の神社に「世界的パティシエの店」がある理由 2023年3月2日 東京のJR亀有駅から徒歩3分ほどの場所にある「亀有香取神社」(葛飾区)。鎌倉時代から700年以上続くこの小さな神社の境内に… 上越新幹線からも全撤退「E2系」の皮肉な運命 2023年3月2日 1990年代後半から約20年、新幹線の主力として活躍した「E2系」に、最期の時が近づいている。 JR東日本は3月18日のダ… 認知症は可哀そう?ハリウッド俳優の公表で考えた 2023年2月28日 「認知症なんだって。可哀そう」。米俳優のブルース・ウィリスさん(67)が「前頭側頭型認知症」と診断されたと家族が2月16日… 米バイオ企業が絶滅した鳥「ドードー」復活を狙う理由 2023年2月25日 しばらくあけていなかった引き出しを整理していたら、ドードーのかわいいピンバッジが出てきた。20年ほど前、英オックスフォード… 赤字は当たり前 元国鉄・元JR「三セク鉄道」が生きる道 2023年2月16日 第三セクター鉄道等協議会が2月1日、加盟40社の2021年度の経営成績を発表した。この40社は、かつての国鉄やJRから移管… “見るのも嫌だ”発言で見えた「岸田政権の人権感覚」 2023年2月14日 「僕だって見るのも嫌だ。隣に住んでいるのもちょっと嫌だ」。荒井勝喜首相秘書官(当時)のLGBTQなど性的少数者や同性婚に対… 星空の危機?市民科学者5万人が示した「光害」の深刻 2023年2月11日 冬は星々が美しく見える季節。都会の夜空でもオリオン座や冬の大三角形がさえざえと輝き、宇宙の深淵(しんえん)を感じさせてくれ… JR東「新幹線オフィス車両」わずか1年半で改名するワケ 2023年2月2日 JR東日本が各新幹線にリモートワーク推奨車両として設けている「新幹線オフィス車両」が、春のダイヤ改正後の3月20日から「T… マスクいらない?岸田首相の「コロナ5類移行」で考えた 2023年1月28日 もしかすると「個人の判断ではありますが、マスクは原則不要です」などと言われる場面が出てくるのだろうか。 政府は新型コロナウ… 「ギザギザ車体」東急8500系の引退はなぜ惜しまれる? 2023年1月19日 東急電鉄・田園都市線の主力車両だった8500系が1月中に全車引退となる予定だ。この電車は1975年に登場したステンレス製の… ちょっと待って!米「核融合」実験成功は喜べるのか 2023年1月14日 核融合で投入した以上のエネルギーを発生させることに成功した――。2022年12月13日、米エネルギー省と傘下の国家核安全保… 今春あの駅が大変貌?「2023年注目の新線・新駅」 2023年1月5日 2023年は鉄道業界でどんな動きがあるのか。大きな出来事としては新線・新駅の開業がある。新線開業は人口減少社会を迎えた昨今… メディア界のタブー「わたしの閉経」を語る女たち 2023年1月3日 女性自衛官に対する性暴力、映像や演劇など表現の場でのハラスメント、美術界の男女差別……。タブーだったものが、勇気ある人によ… 「廃棄品に新たな命を」富山発・家具再生工房の挑戦 2022年12月24日 北陸最大級の売り場面積を持つ家具店など5店舗を展開する米三(こめさん、富山市)の常務取締役、増山武さんは悩んでいた。客は新… 「新幹線脱線と豪雨被害」試される日本の鉄道網 2022年12月22日 日本は自然災害が多い国であり、大地震や集中豪雨が起きれば鉄道にも大きな影響がある。2022年も災害と鉄道の関わりについて考… 「日本が一つに!」W杯報道の耐えがたい“同調圧力” 2022年12月20日 石が飛んできそうだが、サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会で日本がクロアチアに負けた時、心穏やかになった。強豪スペ… 下村明美さん追悼「ノーベル賞学者の妻」だけじゃない功績 2022年12月17日 一度、じっくり話を聞いてみたかった女性がいる。発光するオワンクラゲから抽出した「緑色蛍光たんぱく質(GFP)」の発見で20… 相鉄の「東京進出」が止まらない “東急直通線”の実力 2022年12月8日 神奈川県の相模鉄道(相鉄)は本線(横浜―海老名)といずみ野線(二俣川―湘南台)を擁し、少し前までは横浜以西の通勤圏をカバー… サッカー選手の「トロフィーワイフ」と小室夫妻の結婚観 2022年12月6日 「美人妻・かわいい彼女ランキング!選手のパートナーは可愛すぎる?」「日本代表の嫁 美人でかわいい妻の画像まとめ!」 開催中… 岸田政権の「開き直りの原発回帰」が抱える矛盾 2022年12月3日 あれよあれよという間に、岸田文雄政権が日本の原発政策を転換しようとしている。経済産業省の原子力小委員会が今週まとめた原発政… 京急の昼ダイヤ激変「特急増で停車駅を増やす」狙い 2022年11月24日 京浜急行(京急)が11月26日、相互直通運転を行う都営浅草線、京成電鉄、北総鉄道とともにダイヤ改正を実施する。コロナ禍によ… コロナで注目「mRNAワクチン」インフル対策も一変? 2022年11月19日 新型コロナウイルスの「メッセンジャー(m)RNAワクチン」が予想外に早く実用化された時、すぐ頭に浮かんだことがある。「イン… 「90年代はどん底」札幌の小さなスーパーが復活した理由 2022年11月10日 ◇札幌の小さなスーパーの戦い(下) 札幌市郊外にある「フーズバラエティすぎはら」は、わずか100坪(330平方メートル)の… 運転再開ラッシュ「空港アクセス列車」の意外な変化とは 2022年11月10日 コロナ禍で苦しんだ「空港アクセス列車」の在り方が変わりつつある。 2020年からの厳しい出入国制限で、航空機の国際線利用客… 札幌郊外で50年「たった100坪のスーパー」苦闘の歴史 2022年11月6日 ◇札幌の小さなスーパーの戦い(上) 「札幌に小さくても大手に負けないスーパーマーケットがある」 そんな話を聞きつけて訪れた… 新型コロナ「第8波」予想されるオミクロン亜系統とは 2022年11月5日 新型コロナウイルスの感染第7波は下げ止まり、再び上昇傾向を見せている。先行して流行が拡大した欧州の様子も考え合わせると、人… 北の大地で引退「キハ281系」振り子式は何がすごかった 2022年10月27日 JR北海道の特急「北斗」(函館―札幌)で使われたキハ281系(ディーゼルカー)が、10月23日の臨時列車を最後に現役を退い… 今年のノーベル賞で考えた「古代人を知ること」の意味 2022年10月15日 今年のノーベル賞の発表で、「おお、この人!」と思った受賞者が2人いた。ひとりは2度目のノーベル化学賞に輝いた米スクリプス研… JR只見線“11年ぶり全線復旧”に思う「誰がための鉄道」 2022年10月13日 JR只見線の会津川口―只見間(福島県)が10月1日、約11年ぶりに営業運転を再開した。2011年7月の豪雨災害で橋が3カ所… 東京千駄木にわずか20坪「往来堂書店」が生き残る理由 2022年10月9日 東京の谷中(台東区)から根津・千駄木(文京区)にかけてのエリアは「谷根千(やねせん)」と呼ばれ、懐かしさを感じる路地や建物… 乗ってみた「西九州新幹線」武雄温泉駅で感じた不可解 2022年9月29日 西九州新幹線が9月23日に一部開業し、武雄温泉(佐賀県)―長崎間で運転が始まった。列車愛称は「かもめ」。今のところ路線の実… お得だった新幹線と特急「乗り継ぎ割引」廃止が進む事情 2022年9月15日 JR西日本が新幹線と特急列車の乗り継ぎ割引制度を2023年4月1日から一部廃止すると発表した。JR四国も同様でこちらは全廃… 即降板が当たり前「香川照之氏問題」なぜ判断に遅れ? 2022年9月13日 「しばらく頭を冷やしてこい」。愛と復讐(ふくしゅう)がテーマのドラマ「六本木クラス」(テレビ朝日)の9月1日放送の一場面。… 豪雨被害のローカル鉄道「復旧まで何年もかかる」理由 2022年9月1日 8月に信越地方や東北地方を襲った豪雨で、JR東日本の多くの路線が橋の崩落や路盤の崩壊などの大きな被害を受けた。8月29日現… 統一教会問題で岸田首相の「多様性尊重」が吹き飛んだ 2022年8月30日 切羽詰まると「女性活躍」や「女性登用」が吹き飛ぶ。これが私の持論だ。岸田文雄首相が8月10日に踏み切った内閣改造で、閣僚1… JR東日本など続々表明 来春から鉄道運賃が上がる理由 2022年8月18日 鉄道のバリアフリー化のための加算運賃が2023年春にも始まる。 国土交通省は昨年5月の閣議決定を受け、バリアフリー化のため… 木更津の料理人が農家や猟師とつくる「街再生の好循環」 2022年8月17日 千葉県中西部に位置する木更津市は、東京湾に面した人口約13万5000人の街だ。古くから港町として栄え、1997年には対岸の… 「させていただく」この装った言い方にモヤモヤ感 2022年8月16日 やはり「させていただく」が登場した。8月7日に東京・渋谷であったイベント「国語辞典ナイト16」。昨年12月に出版された「三… コロナ下の「鉄道混雑率」トップ3は意外な路線 2022年8月4日 国土交通省が7月22日、2021年度の鉄道混雑率を発表した。ここで言う混雑率とは、各鉄道路線の混雑区間の利用客数(最混雑時… 鉄道のブルーリボン賞「ノミネートわずか5車種」の世情 2022年7月21日 老舗の鉄道愛好者団体「鉄道友の会」が毎年発表する「ブルーリボン賞」は、前年に営業運転を開始した新型車両や、それに近い改造を… 安倍元首相の死去で改めて問う「日本の民主主義」 2022年7月19日 「安倍元首相撃たれ死亡」。毎日、朝日、東京、読売、産経、日経の7月9日朝刊1面の大見出しは全て同じだった。1面では6紙とも… 昔の地下鉄は暑かった?車両「冷房化」の意外な歴史 2022年7月7日 大阪メトロ御堂筋線で使われてきた10系電車が7月限りで全車引退する。大阪市営地下鉄時代の1979年に量産車として登場した時… トム・クルーズ「還暦イケメン」が定年世代を魅了する 2022年7月5日 「相変わらず若い」「変わってない」。テレビ番組のコメンテーターが感嘆する。「そんなわけないだろう」と私は毒づいた。映画公開… 「酒米になったつもりで」香川・三豊のちょっと変わった宿 2022年7月2日 「さあ、新しい自分を醸そう!」 ちょっと変わったコンセプトの宿が香川県三豊市にある。廃業した古い酒蔵(醸造所)の一角を改装… わずか0.8キロ「蒲蒲線」が変える?羽田アクセスの未来 2022年6月23日 800メートルの新路線の建設が、羽田空港へのアクセスを大きく変える可能性を秘めている。 東急電鉄の蒲田駅と京浜急行電鉄の大… マツキヨ創業者発案「松戸市すぐやる課」50年続く理由 2022年6月19日 市民の通報を受けて駆けつけると、民家の庭先にはリクガメがいた――。 千葉県松戸市役所「すぐやる課」の仕事はコロナ禍でも基本… 多和田葉子「地球にちりばめられて」自由を求める旅 2022年6月10日 この連載「ベストセラーを歩く」は今回が最終回。2015年7月から7年間、読んでいただいた方々に感謝したい。 最後に何を取り… VISAタッチやPayPay払い「Suicaの牙城」崩せるか 2022年6月9日 Suica(スイカ)やICOCA(イコカ)といった交通系ICカードの「1強時代」に終わりは来るのか。今のところその強さに疑… タピオカとは違う?ピスタチオブームが終わらない理由 2022年6月1日 「ピスタチオブーム」をご存じでしょうか。 前回の記事で取り上げたタピオカブームと比べれば静かな盛り上がりであるため、「初め… 宝石は不要不急?富山の宝飾サロンが守り続ける場所 2022年5月30日 宝飾店を取り巻く課題は少なくない。 バブル崩壊以降、縮小傾向にあるとされる市場規模。顧客の高齢化やファッションのカジュアル… 西武鉄道「黄色の電車」をのみ込む“省エネ化”の波 2022年5月26日 おなじみの「黄色の電車」がこの先、ますます見られなくなっていく。 西武グループが5月12日、中期経営計画(2021~23年… ウクライナ問題のワイドショー「感想ならいらない」? 2022年5月24日 「ロシアが瓦解(がかい)するまで、ウクライナの人は国外退避してもいいのではないか」。ロシアによるウクライナ侵攻に関して弁護… もはや懐かしい? タピオカブームはいつ終わったのか 2022年5月13日 タピオカと聞くと、もはや「懐かしい」とさえ感じる人もいるでしょう。ブームが始まったのは2018年ごろから。「タピる」「タピ… 鉄道の子育て応援策 小田急「小学生運賃50円」の勝算 2022年5月11日 近年、鉄道会社で子育て世代を応援するための取り組みが増えている。すぐに思い浮かぶのは、電車内への設置が目立ってきたベビーカ… 小室圭さん眞子さんNY生活と「親ガチャ」当たり外れ 2022年5月10日 複雑な思いを抱いている。秋篠宮家の長女、小室眞子さんと夫の圭さんに関する報道。小室さんは今年2月に受験した米ニューヨーク州… 「ドライブ・マイ・カー」村上文学をかみ砕いて見せた 2022年5月2日 濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞した。それをきっかけに原作である村上春樹の同名… 岩手で愛される地場家具店「脱チラシ」決断のワケ 2022年4月30日 「家具も家族の一員です」。岩手県内で流れるローカルCMのワンフレーズだ。 今やこの言葉だけで、地元民の多くはある店を思い浮… そろそろ本気?グーグルが日本の「MaaS」をのみ込む日 2022年4月28日 交通分野で「MaaS」(マース)という言葉がよく聞かれるようになった。「Mobility as a Service」の頭文… 悪質客引き横行 秋葉原「メイド通り」に平穏は訪れるか 2022年4月27日 JR秋葉原駅の電気街口から中央通りを渡り、裏道に入ると、「メイド通り」と言われるエリアがあります。こう聞くと、一般の人はメ… 「立ちはだかるオッサン」永田町で女性記者は見た 2022年4月26日 全国紙で初めての女性政治部長を務めた毎日新聞の佐藤千矢子さん(現在は論説委員)が4月、「オッサンの壁」(講談社現代新書)を… 避難列車を止めるな ウクライナ鉄道の覚悟と欧州の連帯 2022年4月20日 ロシア軍によるウクライナ侵攻から1カ月半が過ぎた。戦火の終わりは見えないが、そんな中でも粛々と避難民を運び続けているのが現… なぜ減り続ける?新幹線や特急の「自由席」がなくなる日 2022年4月14日 JR西日本が2022年3月12日のダイヤ改正で、近畿圏を走る「くろしお」「こうのとり」など多くの在来線特急の自由席を廃止し… 米俳優ビンタ「俺の女に何する」的な“男性性”を見た 2022年4月12日 その場面をテレビ画面で見た時、嫌悪感がわいた。日本映画「ドライブ・マイ・カー」の賞の行方が注目された3月27日の第94回ア… もはやオタク文化じゃない?メイド喫茶「大衆化」の系譜 2022年4月6日 東京・秋葉原に日本で初の常設型メイド喫茶がオープンしたのは2001年のこと。そこから20年がたち、一般層への認知は大きく進… 職人推し40年 作業着店の女性店主がこだわる「機能美」 2022年4月4日 JR武蔵野線の新座駅から歩くこと15分、田畑が点在する住宅街を進むと、巨大なガレージが現れる。中に入るとアパレルショップの… 「バブル生まれ」の鉄道車両たち“引退早め”の理由 2022年3月31日 国鉄時代に設計・製造された車両の引退が話題になることはよくある。3月12日のダイヤ改正でも、1960年代に製造が始まったJ… 「国際女性デー」報道で“のけぞりそう”になった理由 2022年3月28日 朝、駅に向かう途中、近所のおしゃれなアンティークショップで働く30代ぐらいの女性とすれ違った。彼女の手には黄色の花束。思わ… コロナ禍で急増した「コンカフェ」起源は明治時代に? 2022年3月24日 コロナ禍で多くの飲食店が苦境にあえぐ中、オタクカルチャーが集まる東京・秋葉原や名古屋の大須商店街周辺で、「コンカフェ」が急… 小さくても本格派「伊豆のロムニー鉄道」の英国情緒 2022年3月24日 「ロムニー鉄道」という名の小さな鉄道が、静岡県伊豆市の「修善寺虹の郷(さと)」という公園の中にあります。虹の郷は東京ドーム… 東北新幹線の脱線事故「震災の教訓」は生かされたのか 2022年3月23日 3月16日深夜、福島県沖を震源地として発生した最大震度6強の地震により、福島―白石蔵王間を走行していた東北新幹線「やまびこ… 新幹線のぞみ30年 時速だけじゃない「高速化」の秘密 2022年3月17日 新幹線「のぞみ」が1992年3月14日のデビューから今年で30周年を迎えた。当初は東京―新大阪間が1日2往復、全車指定席だ… 「プーチン氏の独裁ぶり」メディアはどこまで迫れたか 2022年3月14日 ロシアがウクライナを侵攻して以降、私は毎日新聞以外の全国紙もほぼ毎日読み、テレビもつけっ放しにしてザッピングしている。報道… 芥川賞「ブラックボックス」若者の閉塞感と暴力衝動 2022年3月8日 芥川賞を受賞した砂川文次の「ブラックボックス」(講談社)を読みながら、現代の若者の心の中に思いをはせた。行き場のない閉塞(… 盛岡の農園「パティシエをつかむ」学者肌社長の戦略 2022年3月5日 盛岡市に全国のパティシエから頼りにされる農園「サンファーム」がある。同社はサクランボなどの観光果樹園を拡大し、さらにパティ… ディズニーオタクにも?「マウントと同担拒否」の闇 2022年3月3日 「オタク」のイメージはここ30年で大きく変わり、ポジティブな意味合いで受け止められることも多くなってきました。 しかし、現… 薄命の小田急「白いロマンスカー」コロナ下で引退へ 2022年3月3日 3月12日にJR各社をはじめ、多くの鉄道会社がダイヤ改正を予定している。だがコロナ禍の影響で列車本数の削減が目立ち、明るい… カリスマファッション誌休刊から1年「JJ愛」の今 2022年2月28日 「ポンっ! きゅっ! ふわ~!」。女優の賀来千香子さんが登場する女性の髪の毛のボリュームをアップさせるウイッグの新コマーシ… トヨタの貨物列車「ロンパス」は現代のブルートレイン 2022年2月22日 毎日全国で多数の貨物列車が走っていますが、その中に「TOYOTA LONGPASS EXPRESS(トヨタ・ロングパス・エ… さらば「パタパタ」京急川崎駅のホームから消えたもの 2022年2月17日 京浜急行で京急川崎駅のホームに最後まで残っていた「パタパタ」と呼ばれる行き先案内表示機(反転フラップ式)が、2月12日まで… あなたの知らない「ディズニーオタク」ディープな世界 2022年2月17日 皆さんは「ディズニーオタク」と聞くとどんな人たちを思い浮かべるでしょう。 年間パスを持っていてディズニーランドやディズニー… 女性枠なんて死語? ノンフィクションに感じるパワー 2022年2月14日 「女、入れろ」。飲み会ではない。私が毎日新聞記者の下っ端だった1980年代後半、社会的な影響がある事件・事故が起きたりして… ウマ娘に推し活 SNSが生み出す「物語消費」の新潮流 2022年2月6日 2021年にゲームが大ヒットした「ウマ娘」。その要因としてニッセイ基礎研究所の廣瀬涼さんは、ウマ娘というコンテンツの背後に… 新幹線で広がる「リモートワーク車両」使い勝手を比較 2022年2月3日 JR東日本が昨年11月下旬から東北・北海道、上越、北陸の各新幹線で「新幹線オフィス車両」のサービスを始めた。昨年2月からの… ウマ娘が売れた理由 競馬リスペクトと“大きな物語” 2022年2月3日 現代のオタク文化を語る上で重要なキーワードとは何だろうか。ニッセイ基礎研究所で現代消費文化を研究する廣瀬涼さんは、前回のイ… 直木賞「黒牢城」黒田官兵衛と荒木村重の“ナゾ解き” 2022年2月2日 黒田官兵衛(後の黒田如水)といえば、豊臣秀吉の名軍師として知られる知将である。司馬遼太郎の愛読者なら、「播磨灘物語」や「新… 北海道・白老の繁盛パン店「異色経歴」オーナーの挑戦 2022年2月1日 札幌市から車で南に約1時間半の北海道白老(しらおい)町に、日々開店前から行列のできるパン店「ブーランジェリー・ニシオ」があ… 「分かって当たり前主義」?美術と新聞に通じる古さ 2022年1月31日 大きな石が敷き詰められたその場所に立って相模湾を見渡した時、ワクワクして叫びたくなった。写真家で現代美術作家の杉本博司さん… 千葉「小湊鉄道」首都圏で昭和の鉄道にタイムスリップ 2022年1月25日 今回は千葉県にある小湊鉄道を取り上げます。小湊鉄道は東京湾に面した内房の五井駅から房総半島内陸部を南下し上総中野駅に至る路… 酷寒の今「なぜ滝行を?」東京・檜原村の秘境で聞いた 2022年1月23日 芸能人やプロスポーツ選手が「滝行(たきぎょう)を受けた」と話題になることがある。滝行に挑戦する一般の人も少なくない。年末年… デジタル鉄道きっぷ「スマホ見せるだけ」は浸透するか 2022年1月20日 スマートフォンの普及により、鉄道の世界でもスマホの活用がかなり進んできた。モバイルSuica(JR東日本)などが代表例だが… 総選挙予測大ハズレ!? 「世論調査報道」の様変わり 2022年1月17日 岸田文雄首相率いる自民党が事前予想に反し、圧勝した昨秋の総選挙。その反響は年を越しても収まらず、“週刊誌沙汰”になってしま… 伊集院静「ミチクサ先生」が描く“等身大の夏目漱石” 2022年1月7日 私たちが夏目漱石の小説に感じる独特な品格とは何なのだろう。日本の近代小説を読めば読むほど、別格の作家として、漱石を意識する… 香川の地場スーパー跡取りが「10足のわらじ」を履く理由 2022年1月6日 瀬戸内海に面する香川県西部の三豊市仁尾(にお)町には「日本のウユニ塩湖」といわれる「父母ケ浜(ちちぶがはま)」がある。仁尾… 発祥はモー娘?AKB?「推し」が世間に浸透した日 2022年1月2日 ◇現代オタク文化の光と影(2) 「推し活」は現代のオタク文化を読み解くうえで重要なキーワードだ。2021年の新語・流行語大… オタク心理を読み解く ファスト映画問題とコスパ志向 2021年12月31日 ◇現代オタク文化の光と影(1) 「1億総オタク化時代」などと言われる。オタク文化の大衆化を指す言葉だが、現代消費文化を研究… コラム「松尾貴史のちょっと違和感」休載で抱く喪失感 2021年12月27日 なんか変! ない! 毎週日曜日の毎日新聞は真っ先に、別刷り「日曜くらぶ」2ページのコラム「松尾貴史のちょっと違和感」を目指… 品川駅の工事はいつ終わる?変貌する景色と地下鉄構想 2021年12月23日 品川駅が大きな変貌を遂げている。ここ数年、JRの在来線ホームを中心に改良工事が進んでいたが、その中でも最大級の変化が202… 赤字ローカル線再生の手本?千葉「いすみ鉄道」の秘密 2021年12月21日 今回は千葉県にある「いすみ鉄道」を紹介します。いすみ鉄道は外房の大原駅と房総半島のほぼ真ん中にある上総中野駅を結ぶ第三セク… 没後40年「向田邦子の手料理」改めて魅力を考えた 2021年12月13日 「私、『手料理』で実際に作った料理はあったかなと思って、今回、読み返してみたら……実は一つもなかったんです」 今年は作家の… 貨物線の線路で「都心貫通」湘南新宿ラインの20年 2021年12月9日 2001年に運転を開始したJR東日本の湘南新宿ラインが、12月1日でちょうど20周年を迎えた。運転区間は広域にわたり、大宮… 直木賞作家・西加奈子「夜が明ける」は若者への応援歌 2021年12月3日 若者たちの貧困や子どもたちの窮状はしばしば報道されている。日本は一体、いつの間にこんな国になってしまったのだろうか。力量の… 石川県白山市「アウトレット家具店」安さ極める経営力 2021年12月1日 家具業界は、低価格を武器にする大手家具販売店が市場を拡大し、地場の家具店は苦戦を強いられている。そうした中、取り扱う家具を… Sex and the City続編が問う「加齢は劣化なのか」 2021年11月29日 キャリー・ブラッドショーがもどってくる! ニューヨークで暮らす30代独身女性4人の友情、恋愛、仕事を描き、社会現象となっ… 南アルプス「大井川鉄道井川線」国内唯一のアプト式 2021年11月25日 2020年1月と2月の本欄で蒸気機関車の魅力についてお伝えした時、静岡県の大井川鉄道を取り上げました。この大井川鉄道には蒸… JR東海も始めた「駅でテレワーク」名古屋駅で試してみた 2021年11月25日 コロナ禍の1年半でテレワークが浸透し、会社以外の場所で仕事をこなす人が増えた。 そんな中、JR東海がテレワークに使えるスペ… 眞子さん結婚で考えた「性別の役割分担」の息苦しさ 2021年11月15日 「小室圭さん『本当の実力』 不合格は『想定外』ではなかった」(週刊文春11月11日号) 「どこまで続く『小室劇場』 全国民… 新幹線のぞみで気兼ねなく仕事「S Work車両」の使い勝手 2021年11月11日 ビジネス客が多く利用する東海道・山陽新幹線「のぞみ」の7号車が、10月1日から“S Work車両”と命名され、パソコンやス… 乱歩賞「老虎残夢」武闘あり恋愛ありの本格ミステリー 2021年11月5日 今年の江戸川乱歩賞を受賞した桃野雑派(ももの・ざっぱ)の長編小説「老虎残夢(ろうこざんむ)」(講談社)を面白く読んだ。南宋… 「学生は村上春樹の何にひかれるか」理由を考えた 2021年11月4日 ◇村上春樹ライブラリーを訪ねる(3) 早稲田大学キャンパス内(東京都新宿区)に開館した「村上春樹ライブラリー」の館長、十重… 「女性は酒に弱い?」食にまつわる男女の偏見とは 2021年11月1日 「『お母さんが食事をつくるのが当たり前』という意識を植え付けてしまう」と高校生らが声を上げたファミリーマートのプライベート… 店外で「客の胃袋をつかむ」東京多摩の飲食店の一手 2021年10月31日 新型コロナウイルスの感染者数の減少で、飲食店の営業時間短縮要請が解除された。しかし、飲食店への客の戻りはコロナ前に比べると… 村上春樹の魅力を“早大キャンパスの聖地”で考えた 2021年10月29日 ◇村上春樹ライブラリーを訪ねる(2) 早稲田大学キャンパス内(東京都新宿区)に「村上春樹ライブラリー」が10月1日に開館し… JR東日本「Suica」の20年 キャッシュレス時代の先駆け 2021年10月28日 JR東日本の交通系ICカード「Suica」(スイカ)が2001年11月18日に東京近郊424駅でサービスを開始してから、ま… 「村上春樹ライブラリー」早大キャンパス内の“異界” 2021年10月27日 ◇村上春樹ライブラリーを訪ねる(1) 秋の一日、オープンしたばかりの早稲田大学国際文学館(東京都新宿区、早稲田大学キャンパ… かつて信州で木材を運搬「赤沢森林鉄道」ナローの魅力 2021年10月27日 ナローゲージという鉄道のジャンルがあります。軽便鉄道とも言いますが、一般的な鉄道よりも線路幅の狭い軽規格の鉄道のことです。… 全国民が小姑化?「眞子さま結婚報道」は変わったのか 2021年10月18日 「ここまで過熱しているのは、国民みんなが眞子さまのことをこじゅうとのような立場で考えてしまうことが背景にあると思います」(… 2階建て新幹線Max「引退」後継車が作られなかった事情 2021年10月14日 2階建て新幹線として唯一残っていたJR東日本のE4系「Max」が、10月1日限りで定期運用から退いた。E4系は1994年デ… 直木賞「テスカトリポカ」麻薬と臓器そしてアステカ神 2021年10月5日 直木賞を受賞した佐藤究(さとう・きわむ)の「テスカトリポカ」(KADOKAWA)はスケールの大きな長編小説だ。国際社会を舞… 新内閣の男女比は?自民党総裁選が「見える化」したもの 2021年10月4日 「もし首相になったら女性閣僚の割合を3割以上にする?」 連日、民放などが長時間放送し、メディアジャックとなった自民党総裁選… 「ホームページがいい仕事する」盛岡のIT会社の宝探し 2021年10月1日 地元に根をはる中小企業であっても、いまや自社ホームページで集客をしたり、情報を発信したりして売り上げアップを図ることが欠か… 太宰治と鉄道 撤去が決まった三鷹「跨線橋」に思う 2021年9月30日 作家の太宰治が愛したと言われる跨線橋(こせんきょう)が解体されることになった。 JR三鷹駅(東京都三鷹市)から西へ400~… JR飯山線「最高積雪の駅」で撮った駅員と住民の温かさ 2021年9月28日 ◇ローカル鉄道・飯山線の魅力(下) 今回もJRのローカル線・飯山線の魅力についてお伝えします。雪深い長野県と新潟県を結ぶこ… タリバンと漫画「大奥」で自民党総裁選を考えた 2021年9月21日 「日本にはタリバンがいないのに、何でこんなに女性の活躍が遅れてきたのか不思議に思う」 小池百合子東京都知事が9月10日の定… JR東日本「新幹線料金改定」で始まる変動運賃の未来 2021年9月16日 JR東日本の深沢祐二社長が9月7日の定例記者会見で、繁忙期における新幹線の特急料金(指定席)を値上げし、閑散期には値下げす… 高市早苗氏と稲田朋美氏「おじさん」めぐる評価の違い 2021年9月6日 分かりやすい! 自民党の高市早苗前総務相が月刊「文芸春秋」9月特別号に寄せた自民党総裁選立候補宣言「総裁選に出馬します!」… 日本で唯一?4000個試食した「バーガー研究家」の大望 2021年9月3日 大手ハンバーガーチェーンのファストフードとは一線を画す「グルメバーガー」が、2000年ごろから流行し始めた。多くの専門店が… チケットレス推し進行中 JR東日本「えきねっと」の今 2021年9月2日 JR東日本が運営するインターネット予約サービス「えきねっと」がリニューアルし、2021年6月27日から新しいサイトへ移行し… 芥川賞「彼岸花が咲く島」漂着した少女の“成長物語” 2021年9月1日 このほど芥川賞を受賞した李琴峰(り・ことみ)「彼岸花が咲く島」(文芸春秋)は風変わりな小説だ。日本と台湾の間にあるらしい架… 千曲川沿いを行く「JR飯山線」雪深い日本の原風景 2021年8月30日 ◇ローカル鉄道・飯山線の魅力(上) 今回は1996年から5年間、私が情熱を傾けて撮影に取り組んだ非電化・単線のローカル鉄道… 投稿動画に頼り過ぎ?気になる「お手軽ニュース番組」 2021年8月23日 早朝、民放テレビのニュースを見ていて「いいかげんにしたら」と、頭にきた。一般の人がスマートフォンなどで撮影し、SNS(ネッ… コロナ禍直撃 京阪・JR西・名鉄が「昼間の列車」削減へ 2021年8月19日 コロナ禍による乗客減の影響で、終電時刻の繰り上げや深夜帯の減便は今や珍しくもなくなった。だが、ここ最近、「日中の列車」の削… 東京五輪でメディアはなぜ「ママさん選手」と騒ぐのか 2021年8月9日 「田村で金、谷で金、ママになっても金です」。かつてオリンピックの柔道金メダリストの谷亮子さんが結婚、出産しても金メダルを目… JR東日本がE131系投入「ただの世代交代」ではない理由 2021年8月5日 E131系はJR東日本の最新鋭車両だ。2021年3月から千葉県南部の房総地区などで運転が始まったのに続き、21年秋ごろには… 桐野夏生「インドラネット」ナゾの冒険旅に読者を誘う 2021年8月4日 主人公が謎を生きるというタイプの小説がある。読者も、主人公と一緒に謎の中をさまようことになる。典型的なのは、ハードボイルド… 北海道白老「幻のタラコだけじゃない」加工業者の挑戦 2021年7月30日 全国有数の温泉地・登別温泉の南東に位置する北海道白老町虎杖浜(こじょうはま)は、太平洋に面した人口約1300人の小さな地区… 「神戸・和田岬線」たった一駅2.7キロの“異空間” 2021年7月29日 今回はちょっと風変わりな通勤路線を紹介します。神戸市にあるJR西日本の通称「和田岬線」です。和田岬線は正式には山陽線の一部… 男らしさが試される?「ハゲ」めぐる男社会の考察 2021年7月26日 前回に続き「ヘア」の話。と言っても、男性の頭のそれ、だ。 「額が後退している。苦労が多いのね」。新型コロナウイルスの感染拡… コロナが早めた「30年先の未来」急低下した鉄道混雑率 2021年7月22日 国土交通省が7月9日、通勤通学時間帯における鉄道主要路線の混雑率(2020年度)を発表した。19年度の混雑率と比べると、多… 本当に表現の自由のため?「ヘアヌード30年」で考えた 2021年7月12日 しぶとい。健康雑誌化、終活雑誌化しているおじさん週刊誌の「ヘア」もの。週刊ポスト7月2日号は、巻末カラー特集「女性の裸体と… 日本の鉄道の未来を救う?「上下分離方式」の可能性 2021年7月8日 JR東日本は6月30日、新潟・福島豪雨(2011年7月)で鉄橋が数カ所にわたって流失し、不通が続いている只見線の会津川口─… 「睡眠の質ワースト」富山県の寝具専門店が伝える快眠法 2021年7月2日 富山市の寝具専門店「NELS(ネルズ)」は、2020年12月にオープンしたばかりの店だ。同市で創業173年を迎え、北陸最大… 引きこもりと家族の孤立を描く林真理子「小説8050」 2021年7月2日 「8050問題」がよく話題になる。「ハチマルゴーマル」と読む。80歳代の親と、50歳代の引きこもりの子どもをめぐる問題だ。… 東京五輪めぐる「大手メディア報道」納得いかない理由 2021年6月28日 世論調査で6割が中止・延期を求めているとか、外国のメディアが中止すべきだと伝えているとか報じながら、日本の大手メディアは、… 横浜みなとみらいに登場 ロープウエーの意外な輸送力 2021年6月24日 2021年4月22日、横浜市のみなとみらい地区に「ヨコハマ・エア・キャビン(YOKOHAMA AIR CABIN)」が開業… 国鉄の遺伝子を継承「JR東海313系」が運ぶ郷愁 2021年6月21日 ◇JR東海の標準型普通電車313系 今回はJR東海の在来線普通電車の標準型と言える「313系」を紹介します。313系のデビ… なぜ終了?映画館「レディースデー」で気づく男女格差 2021年6月14日 こんな時に?と思ってしまった。TOHOシネマズが水曜日の「レディースデー」をやめ、7月14日の水曜日から「TOHOウェンズ… 新幹線も地方鉄道も「旅客列車で荷物輸送」なぜ増えた 2021年6月10日 近年、旅客列車の空きスペースを活用した「荷物輸送」が盛んになっている。直近では5月18日、JR九州と佐川急便が九州新幹線を… 本屋大賞「52ヘルツのクジラたち」が描く“孤独の先” 2021年6月4日 毎年、本屋大賞の受賞作を読むのが楽しみだ。全国の本屋さんたちが投票で選ぶ文学賞で、現代の切実なテーマを扱っていることが多い… 新垣さんと星野さんの「逃げ恥婚」めぐる“時代遅れ報道” 2021年5月31日 「ミーハーな職場は大騒ぎ中」。女友達からLINEが飛び込んできた。「私の周囲も!」と返した。 女優の新垣結衣さんと俳優でミ… JR東日本「みどりの窓口大削減へ」いずれは券売機も? 2021年5月27日 JR東日本が5月11日、「みどりの窓口」の大幅削減を発表した。 みどりの窓口は駅の構内で長距離列車のきっぷの発券や、割引乗… 国電車両も現役「JR西日本の通勤電車」多彩な魅力 2021年5月24日 ◇京阪神エリアの通勤電車 今回は京阪神エリアを走るJR西日本の通勤電車の魅力を5枚の写真とともに紹介します。京阪神の通勤電… ソロデビュー50年の沢田研二が再び「来ている」ワケ 2021年5月17日 「彼も(代役に)悩んだと思います。志村けんは日本を代表するコメディアンですからね。沢田さんは日本を代表する二枚目」 新型コ… 南海電鉄が実験中「VISAタッチ改札」は浸透するか 2021年5月13日 新型コロナ感染症の拡大防止策の一つとして、キャッシュレスサービスの利用が推奨されている。公共交通機関では「Suica」(ス… カズオ・イシグロ「クララとお日さま」AIが心を持つ日 2021年5月7日 AI(人工知能)に心はあるのだろうか。人間とAIを区別するものとは一体、何なのだろうか。私たちはAIとどのようにつき合って… 美容室「裏から支える」京都の卸会社が得る抜群の信頼 2021年5月1日 美容室は全国に約25万店あるといわれ、コンビニの店舗数の約5倍。その多くは個人経営の小規模店で、経営者自身が美容師であるケ… 新幹線「回数券」廃止の波紋 金券ショップも大打撃? 2021年4月29日 JR各社が「回数券」の廃止を相次いで発表している。JR東日本は新幹線の自由席タイプの回数券販売を2021年3月に終了し、6… ウグイス色なら山手線「首都圏通勤電車」を撮る理由 2021年4月28日 ◇首都圏の通勤電車 今回はJR東日本の首都圏の通勤電車を取り上げます。通勤・通学の会社員や学生らにとって、朝晩の混雑や遅延… ドラマや小説が先取り「日本の女性首相」誕生はいつ? 2021年4月26日 「男は凡庸でも生きていけるけれど、凡庸な女には居場所はない。主導者であらねば」 元米中央情報局(CIA)のエリート分析官で… 「エモい」全面改装の西武園ゆうえんちは成功するか 2021年4月22日 西武鉄道は改装を進めている「西武園ゆうえんち」(埼玉県所沢市)のリニューアルオープンを5月19日にすると発表した。新たに「… “昭和の名残” 新幹線から「公衆電話」が消える 2021年4月15日 JR5社とNTTコミュニケーションズが、新幹線内の公衆電話サービスを2021年6月30日までに終了すると発表した。JRの在… 報ステCMで考えた「企業の社会的メッセージ」の役割 2021年4月12日 「どっかの政治家が『ジェンダー平等』とかって今、スローガン的に掲げてる時点で、何それ、時代遅れって感じ」 こんなセリフが含… 直木賞「心淋し川」西條奈加が描く江戸庶民の喜怒哀楽 2021年4月9日 ある限定された空間で人間模様を楽しむこと。時代小説の魅力は何といっても、それに尽きる。多くは江戸時代が舞台である。場所はい… 絹織物の街・富士吉田で「綿シフト」に成功した会社 2021年4月3日 山梨県富士吉田市を拠点に綿織物とそのオリジナル製品の企画販売を手がける「前田源商店」は、世界的にも貴重なオーガニックコット… JRや私鉄で相次ぐ「ポケット時刻表」廃止のなぜ 2021年4月1日 世の中のデジタル化の進捗(しんちょく)により、鉄道の世界でも「紙」の役割は大幅に小さくなっている。駅で無料配布され、かつて… 生理休暇から「生理の貧困」70年続く女性たちの闘い 2021年3月29日 初潮を迎えたものの、生理用ナプキンを持ち歩いているのを知られたくないという女の子のために「ハンカチポーチ」の作り方を紹介す… 「あの色が好き」阪急電車“マルーン”車両の存在感 2021年3月28日 ステンレス製の銀色の電車が標準の現在の鉄道界にあって、車体全面をイメージカラーのマルーン(濃い赤茶色=あずき色)で覆ってい… “プチぜいたく”捉えた新幹線「グランクラス」の10年 2021年3月18日 2011年3月5日から東北新幹線「はやぶさ」で連結が始まった最上級車両「グランクラス」が、デビュー10周年を迎えた。 グラ… 森氏辞任後も「わきまえる」女性が後を絶たない理由 2021年3月15日 「一議員としての意見表明で、大臣として反対したわけではない。議論を誘導したくない」 3月3日の参院予算委員会で、丸川珠代男… 京阪特急で「必ず座れる」プレミアムカーを増やす狙い 2021年3月4日 京阪電鉄が1月31日から、追加料金を必要とする座席指定車両「プレミアムカー」の運用本数を大幅に拡大している。JRのグリーン… 「体験がキモ」高崎の文房具店が客を魅了する理由 2021年3月3日 群馬県高崎市に本店を置く文具専門店「Hi-NOTE(ハイノート)」は、約5万点の品ぞろえと、従業員の商品知識を生かした店作… 芥川賞「推し、燃ゆ」女子高生が“のめり込んだ”日々 2021年3月3日 「推し」という言葉を初めて聞いたのはいつのことだったか。ネットなどで調べると、もともとは「推しメン」の略で、「アイドルグル… スチュワーデスからCAに「偶像化」なぜ終わったのか 2021年3月1日 新型コロナウイルスの影響で業績悪化の航空会社が、2021年春の客室乗務員(キャビン・アテンダント=CA)の採用をゼロにした… 定番はアイボリーにブルー帯「小田急電車」の変遷 2021年2月23日 ◇小田急電鉄ものがたり(2) 今回は東京・新宿を起点に東京多摩地区や神奈川県を結ぶ小田急電鉄の通勤電車の魅力をお伝えしたい… 都心離れが進行中?東急電鉄「昼間の列車」削減の意味 2021年2月18日 緊急事態宣言の再発令を受け、首都圏の鉄道各社は1月20日から終電時刻の繰り上げや深夜帯の減便を行っている。 そんな中、東急… 森喜朗氏の「女性蔑視発言」マスコミ報道のお粗末さ 2021年2月15日 「ジェンダー平等の社会を」「#DontBeSilent(沈黙しないで)」。神奈川県小田原市の駅前で大学生くらいの女性たちが… JR東日本「羽田空港アクセス線」が変える9年後の東京 2021年2月4日 JR東日本が長年、構想してきた「羽田空港アクセス線(仮称)」は、東京都心部と羽田空港を直結し、乗り換えなしで移動できるよう… 柳美里「JR上野駅公園口」を読み解く三つのカギ 2021年2月3日 この数年、日本の女性作家が欧米で高く評価されている。ノーベル文学賞の候補に目されている多和田葉子と小川洋子をはじめ、川上未… このままでよい?「小室さんと母」へのバッシング報道 2021年2月1日 年を越して節分を迎えるが、とどまる気配はない。コロナもさることながら、秋篠宮家の長女眞子さまが結婚を目指す小室圭さんと母佳… 「1日2300個」亀有のコッペパン店に客が絶えないワケ 2021年1月29日 東京のコッペパン専門店「吉田パン」(葛飾区)は、1日2300個ほどのコッペパンを販売する人気ぶりだ。JR亀有駅南口から徒歩… 小田急の代名詞「ロマンスカー」の由来と歴代の勇姿 2021年1月25日 ◇小田急電鉄ものがたり(1) これまで主に国鉄時代やJRの路線や車両についてお話ししてきましたが、今回から民鉄にも触れたい… JR「湘南ライナー」が消える日“特急化”でどう変わる 2021年1月21日 朝のラッシュ時や夜の帰宅時間帯に「必ず座れる通勤電車」として活躍したJR東日本の「湘南ライナー」「おはようライナー新宿」「… ファミマ「お母さん食堂」めぐり高校生が考えたこと 2021年1月18日 食事を作るのはお母さんだけですか?--ファミリーマートの総菜シリーズ「お母さん食堂」について、京都、兵庫、岡山の高校生が署… 切なくて前向き「君の膵臓をたべたい」280万部の秘密 2021年1月8日 住野よるの長編小説「君の膵臓(すいぞう)をたべたい」(略してキミスイ、双葉文庫)が売れ続けている。2015年に単行本が刊行… 新幹線に「リモートワーク推奨車両」JR東日本が実験へ 2021年1月7日 新幹線はオフィスになりうるか。JR東日本が「新幹線オフィス」を掲げ、座席でウェブ会議などのビジネス業務を行える「リモートワ… 女性同士が連帯する「シスターフッド」の新たな動き 2020年12月28日 弱い立場から語り、権力におもねらず、「シスターフッドが大切!」と本気で語る政治家の存在に、どれほど励まされたことだろう--… なぜ消える?通勤ラッシュの救世主「多扉車」の興亡 2020年12月24日 長年、朝の通勤ラッシュで活躍してきた「多扉(たとびら)車」をご存じだろうか。通勤電車の乗降扉は1車両につき片側3、4カ所が… 川崎・元住吉の学習塾が「保護者の信頼を得る」理由 2020年12月23日 中学や高校受験では、学習塾で対策をする生徒が少なくない。進学先の選択肢が多い首都圏では、学習塾の大手による寡占化が進んでい… 「国内最速は320キロ」全国に伸びた新幹線の勇姿 2020年12月15日 ◇新幹線ものがたり(3) 1964年に開業した東海道新幹線によって、高速鉄道の利便性が広く認識されるようになり、全国に新た… 社外取締役「女性アナ」なぜ多い? 男社会の透ける本音 2020年12月14日 新型コロナウイルス禍前の2019年夏から、毎日新聞では早期退職勧奨制度(要するにリストラ)で50歳以上の社員が次々辞めてい… 東京・参宮橋駅も変身!都心に増えてほしい「木の駅」 2020年12月10日 明治神宮の最寄り駅の一つ、参宮橋駅(小田急線)のリニューアルが11月25日に完了した。ホームの柱や天井などに木材がふんだん… 生身の「人間・孔子」を描いた宮城谷昌光を読む贅沢 2020年12月3日 宮城谷昌光の長編小説の最新刊「孔丘」(文芸春秋)を読んでいる間、はるかに遠い中国の古代を旅しているような気分だった。独特な… ちょっと気になる?名門幼稚園「お受験」の父母像 2020年11月30日 コートがいらないほどのポカポカ陽気にひかれ、東京都内の神社に知人の女性とランチに出かけた。境内のベンチにすわってお弁当を食… 総武快速・横須賀線E217系「短命26歳」一線を去るワケ 2020年11月26日 JR東日本が、総武快速・横須賀線向けの新型車両(E235系1000番台)を12月21日から投入すると発表した。 現在、同線… 鎌倉の創作和菓子店が築く「美しい上生菓子」の世界観 2020年11月25日 創作和菓子店「手毬」(てまり、神奈川県鎌倉市)は、斬新なアイデアで色彩豊かな上生菓子の「練りきり」などを手がけている。看板… 「700系→ N700→ N700A→ N700S」新幹線進化の系譜 2020年11月17日 ◇新幹線ものがたり(2) 1964年に東海道新幹線(東京-新大阪間)が開業してからすでに半世紀余、山陽新幹線(新大阪-博多… これじゃあ男もしんどくない?「鬼滅の刃」の男女観 2020年11月16日 映画を見ても原作のコミックスを読んでも正直、「なぜこんな大ヒット?」と私には分からなかった。戦闘場面が多いし、「心を燃やせ… 東京メトロが都電で実験「少しちぐはぐ」デジタルパス 2020年11月12日 東京都交通局と東京メトロが10月末、スマートフォン画面に乗車券を表示して使用するデジタルチケット「東京デジタルパス」の技術… “倍返し”若き半沢直樹が動く「アルルカンと道化師」 2020年11月6日 1人の人間が生涯に体験できることは、たかがしれている。職業も、恋愛も、家族関係も、趣味も、ごく限られたことしか経験できずに… 映画や小説も例外でない?菅政権「任命拒否」の波紋 2020年11月2日 次はどこが標的になるのだろうか、と最初に思った。菅義偉首相が日本学術会議の会員候補6人の任命を拒んだ件。 推薦名簿を見ずに… 銀座線「駅リニューアル」で考えた地下鉄駅の“個性” 2020年10月29日 東京メトロは10月16日、銀座線の五つの駅(銀座、京橋、日本橋、青山一丁目、外苑前)をリニューアルしたと発表した。2017… 「料理道具の聖地」浅草合羽橋の店が貫く“こだわり” 2020年10月28日 東京・浅草にほど近い合羽(かっぱ)橋道具街(台東区)は、調理器具や食器など飲食業のプロ向け商品がそろう問屋街として1910… 「初代0系からドクターイエローも」新幹線の魅力とは 2020年10月20日 ◇新幹線ものがたり(1) 今回は東海道・山陽新幹線を紹介しましょう。1964年、東京オリンピックに合わせて華々しく開業した… 河井克行・案里夫妻に感じる「夫人が議員」となる違和感 2020年10月19日 「もし夫婦でなければ、彼はあそこまでやったかなあ?」と結婚している友人らに聞くと、「やるわけがない」と切って捨てられた。2… 京成・東急・京王に見るコロナ禍の鉄道“暗中模索” 2020年10月15日 新型コロナウイルス感染症の流行により、鉄道会社は在宅ワークや時差通勤で電車内の「密」を避けることを呼びかけている。だが、列… 直木賞「少年と犬」孤独な人々と“守り神”の物語 2020年10月6日 お盆に東京西郊の寺にお参りをした。愛犬たちの納骨をしていて、年に何度か訪れる。故郷から離れて暮らしていることもあって、父母… そろそろ惨めな「男らしさ」やめにしませんか 2020年10月5日 「女性差別をなくすことは、男性にとっても暮らしやすい、働きやすい社会にすることなんです」 長崎県にある大学で「女性とキャリ… 金沢の「ひと晩眠れる」寝具店が人気を集める理由 2020年10月2日 金沢市は、加賀百万石の城下町の文化が今に残る北陸を代表する観光地だ。2015年の北陸新幹線の開業以降、多くの観光客でにぎわ… JR「新快速」50年 関西の土地柄が生んだ高速通勤電車 2020年10月1日 大阪万博の閉幕直後、1970年10月1日に運転を開始した関西の「新快速」(JR西日本)が、今年でデビュー50周年を迎えた。… 引退間近の最強ディーゼル「DD51」第二の人生 2020年9月22日 ◇ディーゼル機関車ものがたり(3) 幹線用ディーゼル機関車のエースとして、全国で特急や貨物列車を引いた「DD51」は、被写… おじさんブームでも菅首相に「おじキュン」できる? 2020年9月21日 この夏、「おじさんブーム」が起きた。暑苦しいおじさんに心をときめかす「おじキュン」なる言葉まで登場した。きっかけは、9月1… JRが「終電30分繰り上げ」コロナ禍だけじゃない事情 2020年9月17日 JR東日本とJR西日本が、終電(最終電車)時刻の繰り上げを社長記者会見で相次いで発表した。 JR西日本は8月26日、近畿エ… 芥川賞「破局」勝ち組男子の空っぽな心と2人の女性 2020年9月8日 現代の若者が心に抱いている虚無感とはどういうものなのだろうか。芥川賞を受賞した遠野遥「破局」(河出書房新社)を読みながら、… なぜ売れる? 「育ちがいい人」を読んでわいた疑問 2020年9月7日 「どうせオイラは育ちが悪いよ、ケッ」と、ライターの永江朗さんは、この本を初めて本屋で見かけた時、マジむかついたそうだ。私も… 原宿「旧駅舎解体」に見る“街のシンボル”としての駅 2020年9月3日 JR山手線で最後の木造駅舎として知られた原宿駅・旧駅舎(1924年完成)の解体工事が、8月24日から始まった。現行の防火基… 「郊外こそ強み」人気パティシエが3年で築いた繁盛店 2020年8月27日 唯一無二のビジネスを作り上げている中小企業が全国各地に存在します。各地で専門店や飲食店のブランド作りを指導するコンサルタン… コロナ禍でも「夢を売る」ファッション誌の存在理由 2020年8月24日 ともすれば不要不急の最たるものの一つとされかねないファッション。それを扱う雑誌となればなおさらだ。「コロナ時代に現実とかけ… 「東京メトロ17000系」丸い顔つきと“非常扉”の逸話 2020年8月20日 東京メトロは8月11日、有楽町線と副都心線で2021年2月から運転予定の新型車両「17000系」を報道陣に公開した。 現在… 強力ディーゼル機関車「DF200」貨物引く迫力と重厚さ 2020年8月18日 ◇ディーゼル機関車ものがたり(2) 1962年に誕生したDD51は、当時の国鉄が開発した幹線用ディーゼル機関車の一つの完成… 「国防女子に美術館女子」消えない偏見社会のモヤモヤ 2020年8月17日 モヤモヤする報道が続いた。一つ目は、7月28日の読売新聞のニュースメール「女性警官ら、飲酒後に交代で180キロ運転 翌朝ま… “短編の名手”村上春樹 人生振り返る「一人称単数」 2020年8月7日 村上春樹の6年ぶりの短編集「一人称単数」(文芸春秋)を面白く読んだ。すでに70歳代に入った村上の人生を振り返っての感慨や、… JR新宿駅「自由通路」開通で東西分断の歴史は終わるか 2020年8月6日 JR新宿駅に新しくできた「東西自由通路」の利用が、7月19日の始発から始まった。駅の東口と西口を最短距離でつなぐ地下通路で… 「女帝 小池百合子」が映し出す“紅一点”に甘い社会 2020年7月27日 「(小池百合子東京都知事は)嘘(うそ)をつき、約束を破り、公約を実現しなくても激しい批判を受けることなく、有権者に選ばれる… ゲリラ豪雨から人を守る「地下鉄の堤防」対策あれこれ 2020年7月23日 7月3日以降、九州地方などを襲った集中豪雨は、鉄道にも大きな被害を及ぼした。JR九州の久大線や肥薩線、第三セクターのくま川… 仙台で発展したローカル百貨店の雄「藤崎」の藤﨑家 2020年7月22日 百貨店は冬の時代を迎えている。特に地方では次々と百貨店が閉店し、山形県のように県庁所在地に百貨店がなくなったところもある。… 北斗星・カシオペアけん引「最強ディーゼルDD51」 2020年7月21日 ◇ディーゼル機関車ものがたり(1) 今回からディーゼル機関車について語りたいと思います。 まずは日本の鉄道の動力史を見てい… コロナ禍で盛り上がる「家族の絆」ブームの不気味さ 2020年7月13日 こんなところにも「家族」が! クレジットカード・ダイナースクラブの会員誌「SIGNATURE(シグネチャー)」7月号の特集… 東武「THライナー」コロナ禍に泣いた苦難のスタート 2020年7月9日 東武スカイツリーラインと東京メトロ日比谷線を直通する座席指定制列車「THライナー」が、2020年6月6日のダイヤ改正から運… 五洋建設「スエズ運河拡張」で世界に飛躍した水野家 2020年7月8日 準大手ゼネコンの五洋建設は「海洋土木に特化した建設会社」(マリコン)だ。国内での知名度はあまり高くないが、難事業といわれた… マルチな文化の水先案内人が論じる「日本文化の核心」 2020年7月3日 日本文化の特質とは何か。繰り返し考えられてきた問いだろう。グローバル化が進む現代ではとりわけ、多くの人が直面する課題だ。文… 香川・観音寺「家具店主」がカフェ併設で成功の理由 2020年7月1日 香川県の西端に位置する観音寺市は、瀬戸内海に面した人口約6万人の街で、高松市や高知市から車で1時間ほどにある。この地で、住… フジ産経「世論調査不正」で考えた“公正”とは何か 2020年6月29日 「フジサンケイやっちゃいましたね」。友人からこんなメールがきた。私は毎日新聞社で世論調査室長をやっていたので、「新聞社の世… “暫定開業”虎ノ門ヒルズ駅「本気を出すのは3年後?」 2020年6月25日 6月6日に開業した「虎ノ門ヒルズ駅」は、東京メトロ(地下鉄)日比谷線の霞ケ関駅と神谷町駅の間にできた新駅だ。地下鉄は基本的… 「ホチキスとクリップ」を広めたイトーキの伊藤家 2020年6月24日 ホチキスとクリップは、職場ではもちろん、家庭でも広く使われている文房具だ。このホチキスとクリップを1903(明治36)年に… カシオペアけん引「EF81」電気機関車のあせない魅力 2020年6月23日 ◇電気機関車ものがたり(3) 国鉄が作った電気機関車に、1968年誕生のEF81があります。国鉄時代から今日のJRまで在来… 「愛の不時着」「SKYキャッスル」韓流ドラマのリアル 2020年6月15日 「新型コロナウイルス対策が後手に回ったのは、日本が他から学ぶ謙虚な姿勢を持てなかったことが大きいのではないだろうか。とりわ… 渋谷駅ホーム大移動で埼京線は「山手線快速」になる!? 2020年6月12日 JR埼京線や湘南新宿ラインが乗り入れる渋谷駅の3・4番線ホームが、距離が離れて不便だった山手線のホーム近くに移動した。渋谷… 三菱「スリーダイヤ」の由来と巨大財閥築いた岩崎家 2020年6月10日 三菱は、三井とともに近代日本を代表する旧財閥系グループだ。三井家が江戸時代から続く呉服商だったのに対し、三菱グループは明治… 本屋大賞「流浪の月」魂が響き合うような男女の関わり 2020年6月5日 100人のうち99人がAと考えている。でも、1人はBと考えていて、実はそこに真実があるように見える。これは小説というものが… コロナ禍の今「皇室のメッセージ」めぐり静かな論争 2020年6月1日 「上皇さまがまだ天皇だったら、緊急事態宣言の3日後ぐらいになさっていたかも」と想像した。新型コロナウイルス感染拡大に対する… 女子マラソン代表輩出「天満屋の伊原木家」岡山で発展 2020年5月27日 新型コロナウイルスの影響で東京オリンピック・パラリンピックは1年延期することになった。女子マラソン代表は、東京五輪の日本代… 加賀のほうじ茶「創業150年の製茶場」が伝える楽しみ 2020年5月25日 石川県加賀市の加賀温泉郷は、粟津、片山津、山代、山中の四つの温泉地からなる北陸の奥座敷だ。そこからほど近い旧北陸道の宿場町… 「ブルトレで脚光」電気機関車の“花形”EF65の雄姿 2020年5月19日 ◇電気機関車ものがたり(2) 鉄道カメラマンの私の半生には、いつも電気機関車がそばにいたので、これにまつわる話題は尽きませ… 「コロナと不倫」いまあえて濃厚接触する“男女考” 2020年5月18日 あると推測していたことが現実に起きた。新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、英国のロックダウン(都市封鎖)を提唱した高名… 「宇津救命丸」“かんの虫”に挑んだ創業家の400年 2020年5月13日 「夜泣き・かんむしに宇津(うづ)救命丸」――CMで一度は聞いたことがあるフレーズだろう。筆者は最初にこれを聞いたとき、夜泣… 村上龍の最新作「MISSING」が突く日本社会の“盲点” 2020年5月8日 村上龍のデビュー作「限りなく透明に近いブルー」(1976年)は、「ロックとファックの世代」と評され、若者たちが薬物に酔った… コロナで大活躍する「世界の女性リーダー」と小池都知事 2020年5月4日 ドイツのメルケル首相、台湾の蔡英文総統、ニュージーランドのアーダン首相、ノルウェーのソルベルグ首相等々、新型コロナウイルス… 「信長拝受の宝」を敵将に託した光秀娘婿の“死に際” 2020年4月27日 「明智秀満って誰?」といわれそうである。明智光秀の重臣であり、光秀の娘と結婚していたので、娘婿にあたる。系図によっては光秀… 「よそ者が変えた!」北のアイヌ観光の町に小さな変化 2020年4月24日 北海道白老(しらおい)町は札幌市から車で南に1時間あまりの距離で、苫小牧市と登別市の間に位置する人口1万6500人ほどの自… 高度成長けん引「EF58とEF66」電気機関車いまも人気 2020年4月21日 ◇電気機関車ものがたり(1) 私は山陽線沿線の神戸市で生まれ育ったこともあり、電気機関車は幼少の頃からなじみのある存在でし… 気になる「女子アナ商法」新型コロナを機に再考しては 2020年4月20日 「昔は『首相官邸報道室』にこんなことは言わせなかったよ」。ベテラン政治ジャーナリストが怒っている。 首相官邸報道室から内閣… “ヤン坊マー坊”で全国的知名度「ヤンマー」の山岡家 2020年4月15日 1959年から2014年まで55年にわたって放送を続けた気象番組が「ヤン坊マー坊天気予報」だ。軽快な歌に合わせて、ヤン坊と… 伊達政宗「実戦話」を後世に伝えた“最後の戦国武将” 2020年4月13日 伊達政宗のことを「最後の戦国武将」などと表現することがある。永禄10(1567)年、織田信長が足利義昭を擁して上洛を果たす… 「ウグイス嬢」より気になる“安倍語“のご飯論法 2020年4月6日 「今後、人類が新型コロナウイルス感染症に打ち勝った証しとして、完全な形で東京オリンピック・パラリンピックを開催する」と、安倍… “樺太に生きる民族”に光をあてた直木賞「熱源」 2020年4月3日 歴史を眺める時には、さまざまな視点がある。そこから、いろいろな歴史小説が生まれる。 権力のありようを探るのもその一つだ。た… 「いいくすりです」太田胃散創業者は波乱の人生 2020年4月1日 最近はタレントの笑福亭鶴瓶やDAIGO、河北麻友子を起用し、「ありがとう、いいくすりです」のフレーズで有名なのが胃腸薬・太… 孤高の寝台特急「サンライズ瀬戸・出雲」を撮る理由 2020年3月24日 かつて日本の鉄道には、ブルートレインと呼ばれた青色の客車の寝台特急をはじめ、急行や快速など、たくさんの夜行列車が走っていま… 韓国・光州事件映画で考えた「日本メディアは健全か」 2020年3月23日 「Mainichi Daily News」。突然、スクリーンに毎日新聞がかつて紙で発行していた英字新聞が映った。2月18日… 「水銀体温計に梅毒薬」森下仁丹の歴代ヒット商品 2020年3月18日 「仁丹」といえば口中清涼剤として有名だ。かつて銀色の小さな粒は携帯できる薬という位置づけだった。仁丹を販売する森下仁丹の前… 口を酸っぱくして「命令遵守」を定めた明智光秀の軍律 2020年3月16日 戦国武将は、一軍の統制を守るため、軍律を定めた厳しい家中軍法を制定している。多いのは抜け駆けの禁止、無断撤退の禁止などであ… 震災の大津波が襲った閖上湊神社「再建で防災拠点」へ 2020年3月10日 東日本大震災の発生から丸9年となる2020年3月11日を前に、津波で甚大な被害を受けた宮城県名取市の閖上(ゆりあげ)湊神社… 「21 Lessons」が問う“幻滅・雇用・戦争・神”そして 2020年3月10日 私たちは激しく動いている状況を生きている。その実感は多くの人が持っているだろう。では、せんじ詰めれば、どのような時代なのか… 半世紀たっても変わらない?「私作る人 僕食べる人」 2020年3月9日 また男性ばっかり……。日曜日午前9時から始まるNHKの「日曜討論」。3月1日は新型コロナウイルス対策がメインテーマだった。… 絶滅危機の「鷹の爪」を守る堺市の和風香辛料専門店 2020年3月7日 堺市で1902(明治35)年に創業した、和風香辛料の製造販売会社「やまつ辻田」は、絶滅の危機にある国産の唐辛子や鷹の爪(た… 「オプジーボで脚光」老舗・小野薬品工業の小野家 2020年3月4日 小野薬品工業が製造・販売するがん免疫治療薬「オプジーボ」は、2018年にノーベル医学生理学賞を受賞した本庶佑(ほんじょ・た… 「ゴマすりを見分けよ」藤堂高虎の“含蓄家訓200条” 2020年3月2日 藤堂高虎といえば、加藤清正と並ぶ築城名人として有名であるが、苦労人だったことでも知られている。仕えた主君が戦いで負けたり、… 「生き物のような躍動感」蒸気機関車の魅力を撮る 2020年2月25日 ◇蒸気機関車への憧れ(2) 蒸気機関車の魅力は「生き物のような躍動感」と「機械という無機物でありながら見る者に『生命』を感… 文壇に今も存在する?「女性への差別と偏見」とは 2020年2月24日 「これまで日本文学では書かれたことのない活動的で聡明(そうめい)な女性を描きたかった」。ベストセラー小説「マチネの終わりに… 「養命酒」を作り続けて400年 創業家は信濃の塩沢家 2020年2月19日 かつては漫画家の加藤芳郎を、現在はお笑い芸人の藤井隆・タレントの乙葉夫妻を起用したのが養命酒のテレビCMだ。桂皮(けいひ)… 「明智城落城!」自害した叔父が光秀に託した“遺言” 2020年2月17日 明智光秀の前半生は謎が多く、父親の名前についても系図によってちがいがある。光綱・光隆・光国の3説があるが、一般的に流布して… 中村福助の淀殿好演で考えた「障がい者の当たり前」 2020年2月10日 舞台に置かれた御堂の御簾(みす=貴人が使うすだれ)が開くと、淀殿、秀頼、そして智仁親王が姿を現した。2020年1月、歌舞伎… 西武園ゆうえんち「100億円改装」再生へのハードル 2020年2月7日 西武ホールディングス(HD)は1月23日、子会社が運営する西武園ゆうえんち(埼玉県所沢市)に100億円を投じて大規模改装す… 永六輔のCMで全国区に「浅田飴」創業家は堀内家 2020年2月5日 「せき・こえ・のどに浅田飴」。故・永六輔が登場したCMのフレーズで、一定の年齢以上の人は記憶にあるだろう。「飴(あめ)」と… 「このミス」国内1位作品 若き“女性霊媒師”の魅力 2020年2月4日 書店に並んでいる数多くの新刊本を見て、一体どれを読んだらいいのか、と迷う人は少なくないだろう。芥川賞・直木賞や本屋大賞に注… 信長に馬13頭を突き返された北条氏政の“逆転人生” 2020年2月3日 天正10(1582)年2月から3月にかけての織田信長による甲斐の武田勝頼攻めにあたり、小田原城の北条氏政は信長に呼応し、相… 伝統農法で育む北陸・金沢「魂のれんこん」のうまみ 2020年1月31日 金沢市の岡山農園で栽培される「魂のれんこん」はずっしりと重みがあり、断面はうすいクリーム色できめ細かく、穴は小さめで引き締… 「ライフワークは蒸気機関車」プロ写真家が語る 2020年1月28日 鉄道写真を撮り続けて約40年。現在はプロの写真家として鉄道専門誌を中心に活躍する鉄道カメラマンの金盛正樹さんが、これまで撮… 英メーガン妃の公務引退が「雅子さま」と通じるもの 2020年1月27日 勝手に引退「ヘンリー王子・メーガン妃」に刺激される「眞子さま・小室圭さん」――こんな記事が週刊新潮(1月23日号)に載った… 明治天皇に献上「あんぱんの木村屋總本店」の開発魂 2020年1月22日 「あんぱん」で有名な木村屋は、正式には「木村屋總本店」という。その名の通り木村家が創業して現在まで続いている。西洋からもた… 「麒麟がくる」時代考証の小和田氏が探る本能寺の真相 2020年1月20日 天正10(1582)年6月2日未明、明智光秀が1万3000の兵を率いて京都本能寺を襲撃し、信長とその長男信忠を殺害した。世… 「半地下の家族」描くエグい韓国映画 格差が差別生む? 2020年1月13日 「『見ろ!』としか言えないし、『面白い!』としか言いようがない。だから、とにかく見てほしい」 2018年の第71回カンヌ国… 大沢在昌「新宿鮫Ⅺ」警察小説の魅力を余すところなく 2020年1月9日 警察小説が相変わらず人気だ。その魅力はいくつかある。組織の中で個人はどうあるべきかという問題がギリギリのところで描かれるし… |< トップ 1 2 3 4 次へ > 最後へ >|