篠原拓也 フォロー ニッセイ基礎研究所主席研究員 1969年、東京都生まれ。早稲田大理工卒。92年、日本生命入社。2014年から現職。保険事業の経営やリスク管理の研究、保険商品の収益性やリスクの評価、社会保障制度の調査などを行う。公益社団法人日本アクチュアリー会正会員。著書に「できる人は統計思考で判断する」(三笠書房)がある。 (経歴は原則、執筆当時のものです) 平均寿命が短い「ウクライナ」人口減が加速する危機 ロシア軍によるウクライナ侵攻で、民間人に多数の死傷者が出ていると発表されている。ポーランドをはじめとする東欧のウクライナ隣… 安い日本に「悪いインフレ」家計への影響は? 2021年後半から、世界的にインフレが加速し始めた。原油などのエネルギー価格に端を発し、石油製品や金属などの材料品や、食料… 個人金融資産 40年間で日本は5倍・米国は14倍のワケ 日本の個人金融資産が増え続けている。2021年12月に日銀が発表した「資金循環統計(速報)」によると、21年9月末時点で1… コロナで崩れた収支「雇用保険」負担増は不可避? 昨年来の新型コロナウイルス感染拡大で、企業が従業員に支払う休業手当の一部を助成し、雇用を下支えする「雇用調整助成金」(雇調… 「伸びない給与と広がる格差」コロナ禍2020年の実態 「日本は賃金が上がらない」という声がここ数年高まっている。確かに、中長期的な推移をみると日本人の給与は上がっていない。そう… ここが問題!「安い日本」元凶はサービス業の効率悪化 人口減少が進む日本では、働き手が徐々に減っていく。そうした状況の中、経済の規模を維持・拡大していくために「労働生産性を向上… 日本の物価が安い「モノとサービス」で全然違う? 日本では「デフレ脱却」が叫ばれるようになって久しい。日銀が2013年1月に2%の物価安定目標を示して以降、8年半あまりが経… 大雨で各地に風水害「被害額が甚大化」の実態 この8月も西日本を中心に大雨や洪水の被害が出ている。毎年、線状降水帯に伴う大雨やゲリラ豪雨の影響で、各地で河川の氾濫や土砂… 「世界遺産」最も多い中国とイタリア 日本は何番? 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界遺産委員会が7月16日から開かれている。日本からは、文化遺産と自然遺産で一つずつ登録… ワクチン接種「出遅れ日本」待ち受ける“40%台の壁” 新型コロナウイルス感染収束の切り札ともいえるワクチン接種が、日本でようやく本格化してきた。政府は「1日100万回の接種」を… 子供の割合「歴史的な低水準」コロナ禍が拍車かける 子供の数が減り続けている。総務省統計局が5月に発表した「我が国のこどもの数」によると、人口全体に占める子供の割合は歴史的な… プロ野球とJリーグ「開幕ダッシュ→優勝」の確率は? 春本番となり、プロスポーツが開幕している。プロ野球やJリーグは、秋まで続く長いシーズンで、ひいきのチームがある人は日々の試… 税金などの国民負担率「過去最高」諸外国と比べると… 財務省は2月26日、2020年度の「国民負担率」を公表した。国民負担率は、個人や企業の所得に占める税金や社会保険料の割合で… コロナの家計調査が示す「収入減の夫・働き始めた妻」 総務省が毎月公表する「家計調査」によると、2人以上の勤労者世帯は、2020年12月まで7カ月連続で、「世帯主の収入」が対前… 「20年は過去最少の2839人」交通事故死者数の読み方 2020年は交通事故の死者数が3000人を下回った。警察庁が今年1月初旬に発表した統計によると、全国の死者数は2839人で… 「鬼滅の刃」で注目!映画興行収入ランキングの不思議 アニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」の快進撃が止まらない。10月16日に公開してから、わずか2カ月で興行収入歴代首位… 「妊娠にためらい」コロナ禍で日本と欧米で出生数減へ 新型コロナウイルス感染症の影響については、感染者数や死亡者数の日々の推移に目が向けられがちだ。一方で、将来的な人口の推移を… 自粛3カ月で「国民の現預金」が1人20万円増えたワケ 今年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で、外出自粛が求められていることに伴って、お金を使う機会も減っている。一方、1人10… コロナで人口移動に異変「東京への転入」女性は大幅減 新型コロナウイルス感染症は、人々の生活にさまざまな影響を与えている。なかには、感染拡大の中心になっている東京への移住をやめ… コロナの影響をみる「超過死亡」6月以降の動きを注視 日本ではこれまでのところ、新型コロナウイルス感染症の死亡者数は欧米諸国などに比べて抑えられている。ただ、公表される死亡者数… コロナ接触確認アプリ「COCOA」利用者2倍で効果4倍 新型コロナウイルス感染症は、第2波の懸念が高まっている。緊急事態宣言が解除され、人々が日常生活を再開する中、気づかないうち… ウィズコロナ時代におさえておくべき「電車の混雑率」 データや数字は日常的に目にするものです。ただ、その読み取り方を知らないと、うまく意味をつかむことができません。ニッセイ基礎…