藤田孝典 フォロー NPO法人ほっとプラス理事 1982年生まれ。NPO法人ほっとプラス理事。ソーシャルワーカーとして現場で生活困窮者支援をしながら、生活保護や貧困問題への対策を積極的に提言している。著書に「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版)「下流老人 一億総老後崩壊の衝撃」「ひとりも殺させない」「貧困世代 社会の監獄に閉じ込められた若者たち」など。 (経歴は原則、執筆当時のものです) 「健康格差」を放置したら社会と財政は崩壊する ◇健康格差のリアル(3) 「診察に行きたいが仕事を休めない」「病院で大きな病気が見つかったら困る」--さまざまな理由で医療… 「病院に行ったら収入が減る」人たちの健康格差 ◇健康格差のリアル(2) 失われた20年を経て、格差と貧困が私たちの健康と命を脅かし始めている。健康や命の価値になぜ差が出… 胸のしこり見過ごした44歳女性の「健康格差」 ◇健康格差のリアル(1) 高度成長やバブル経済を経て日本は経済大国になった。人々は豊かになり、もはや貧困は去ったと誰もが思… 「非正規率47%」どうする母子123万世帯の未来 ◇再び、女性の貧困(3) 日本でシングルマザーの貧困率が高い背景には、育児の制約から長時間労働を伴う正社員の仕事に就きにく… 年間稼働所得213万円 母子世帯の「絶対的貧困」 ◇再び、女性の貧困(2) ケン・ローチ監督の映画「わたしは、ダニエル・ブレイク」(2016年イギリス)は、英政府の社会保障… 風俗女性に絶対必要なセカンドキャリアと転職支援 ◇再び、女性の貧困(1) 厚生労働省が6月27日に公表した「2016年国民生活基礎調査」によると、日本の相対的貧困率(15… 本当の敵は高齢者ではなく“雇用を破壊した人たち”? ◇提言「不安な個人、立ちすくむ国家」への不安(最終回) 経済産業省の若手官僚グループが5月に公表した提言「不安な個人、立ち… 高齢者への給付が現役世代を助けている現実 ◇提言「不安な個人、立ちすくむ国家」への不安(2) 経済産業省の若手官僚グループが5月に公表した提言「不安な個人、立ちすく… 経産省若手の提言「不安な個人」があおる世代間対立 ◇提言「不安な個人、立ちすくむ国家」への不安(1) 経済産業省の若手官僚グループが5月18日、「不安な個人、立ちすくむ国家… 現状追認を「現実主義」と言い換える大人の無責任 「貧困クライシス」(毎日新聞出版、972円)の著者、藤田孝典さんと芥川賞作家、平野啓一郎さんの対談最終回は、20年後の未来… 経済だけでは測れない「新しい幸せモデル」が必要だ 「貧困クライシス」(毎日新聞出版、972円)の著者・藤田孝典さんと芥川賞作家、平野啓一郎さんの対談3回目は、「失われた20… 「小説やアニメはぜいたく」と言い出したら社会の終わり 「貧困クライシス」(毎日新聞出版、972円)の著者・藤田孝典さんと芥川賞作家、平野啓一郎さんの対談2回目は、社会を覆う「自… 弱者への攻撃は自己責任論ではなく「全体主義」だ 格差が広がり、貧困家庭が増えても、自分が当事者にならない限りその存在が見えにくい社会。生活の質を底上げし、分断を埋める方法… 他者を“無価値”と切り捨てる社会はどこに向かうのか ◇貧困クライシス・トークライブ(3) 「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版、972円)著者でソーシャルワ… 「嫌いな人を助けられるかどうか」が社会の質を決める ◇貧困クライシス・トークライブ(2) 「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版、972円)著者でソーシャルワ… 全世代に広がった貧困が「自己責任」のはずがない 「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版、972円)を出版したソーシャルワーカー・藤田孝典さんの記念トークラ… 貧困に直結する「住宅クライシス」をどう防ぐか ◇貧困クライシス・インタビュー(3) 「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版、972円)を執筆した藤田孝典… 若者と女性は活躍できるか“人口減社会”のサバイバル ◇貧困クライシス・インタビュー(2) 3月1日発売「貧困クライシス 国民総『最底辺』社会」(毎日新聞出版、972円)では、… 「中間層の憤り」が社会を分断“貧困ニッポン”の危機 ◇貧困クライシス・インタビュー(1) 連載「下流化ニッポンの処方箋」が本になりました。3月1日発売「貧困クライシス 国民総… 「受給者は危険」と宣伝した小田原ジャンパーの無理解 生活保護を担当する神奈川県小田原市の職員が、受給者を威圧するような文言を入れたジャンパーなどを作製、着用していた問題は、多… 突然の失明や倒産や解雇の時には“手助け”が必要だ 溶接の仕事をしていて網膜の病気を患った男性(33)が、私たちのNPO法人ほっとプラスのシェアハウスで暮らしています。もうす… 明日のあなたかもしれない「住居不安定者」の不安 生活困窮者支援をしていて、最もやっかいだと感じるのは「住居」です。雨風をしのぎ、十分な睡眠を取るために必要な、衣食と並ぶ大… 「頼みの綱」生活保護へのバッシングはなぜ起きるのか 前回まで4回にわたって生活保護制度を取り上げました。今回はまとめの回として、なぜ生活保護バッシングが起きるのかを考えます。… 生活困窮者の保護費を搾り取る貧困ビジネスの暗闇 生活保護受給者向けの宿泊施設を埼玉県内の複数箇所で運営していた宗教法人に対し、さいたま市が1月26日、新規入居者受け入れと… “小田原ジャンパー”で露呈 生活保護蔑視のリアル 前回記事「「生活保護は施しではなく国民の権利」という常識」に続き、生活保護の申請についてもう少し詳しくお伝えします。 ◇1… 「生活保護は施しではなく国民の権利」という常識 1950年に施行された生活保護法は、自立できない怠け者の国民に施しを与える慈愛深い制度でしょうか。それとも、健康で文化的な… 働けなくなっても年をとっても「生活保護は恥」か 少ない年金収入で暮らす高齢者が増え続けていることを、前回「生活保護基準以下で暮らす年金生活者の綱渡り」でお伝えしました。 … 生活保護基準以下で暮らす年金生活者の綱渡り 40代に突入した就職氷河期世代が10年後に直面する「親と共倒れ」の世界。その親世代の貧困は、すでに先行しています。 高齢者… 「40代下流」と親世代を直撃する“家族共倒れ”の危機 学校卒業時にバブル崩壊後の就職氷河期に直面し、非正規雇用で働き続けたり、転職を繰り返したりした人たちがそろそろ40代になり… 「40代下流」をこれ以上増やしてはいけない理由 埼玉県内の大手スーパーでレジ打ちの仕事をしている陽子さん(43歳・仮名)は、低い賃金ながら一生懸命働いています。ここ数年、… 43歳「ギリギリ貧困女性」が抱える今と将来のリスク 埼玉県内の大手スーパーレジで働く陽子さん(43歳仮名)は、高校を卒業して以来ずっと非正規です。時給は800円台後半で、埼玉… 「年金減額」高齢者の困窮は国会議員に伝わったか 年金制度改革関連法案が11月25日、衆議院厚生労働委員会で自民党や公明党などの賛成多数で可決されました。政府・与党は11月… 平均年収290万円シンママの終わりなき重労働 非正規雇用で結婚しないまま老親と同居、もしくは1人暮らし--という人が増えていますが、もう一つ、「女性の貧困」も静かに深く… 若者世代貧困化が生み出す「老人ポスト」の衝撃 団塊世代(1947~49年生まれ)が75歳以降の後期高齢者となる2025年が、9年後に迫っています。 医療費と社会保障費の… 「学校に行きたい」28歳女性介護士の風俗サバイバル 前回の記事「“若者使い捨て”24歳保育士の明るくない未来」で、保育士や介護士の低賃金の厳しさと、風俗店で働いてなんとか収入… “若者使い捨て”24歳保育士の明るくない未来 保育所拡充と高齢者介護の充実が叫ばれるなか、今年7月の参院選では保育士や介護士の待遇引き上げがテーマの一つになりました。保… ケーキ店19歳バイト女子が請求された制服代5万円 安い賃金で学生アルバイトを使い倒す「ブラックバイト問題」は、あちらこちらに広がっています。東京都内のケーキ店で働いていた製… ブラック企業と戦う武器は「労働法の知識と実践」 飲食店チェーン「しゃぶしゃぶ温野菜」でアルバイトをしていた男子大学生Aさんは今、フランチャイズ運営会社を相手取って未払い賃… 「自腹・超勤・休みなし」ここまで来たブラックバイト 千葉地裁で今、おそらく全国で初めての「ブラックバイト民事訴訟」が行われています。 被告は、大手飲食店チェーン「しゃぶしゃぶ… “健康ポリス”が決めつける良い透析・悪い透析 ブログで人工透析患者を中傷した元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏が、出演していたテレビ大阪と読売テレビの番組を降板させら… “自業自得な人工透析患者”批判が粗雑で残念な理由 元フジテレビアナウンサーの長谷川豊氏が、ご自分のブログで「人工透析患者自堕落論、自己責任論」を振り回し、ニュースサイトBL… 「労災対象外」で失職した非正規40歳シンママの絶望 ◇労災と補償(3) 業務上の理由でけがをしたり、病気になったりしたパート、アルバイト、契約社員などの非正規労働者は、労災保… 「辞めるなら賠償請求だ」と脅された36歳建設会社員 ◇労災と補償(2) 「25歳調理師の“過重労働うつ”は労災か−−労災と補償(1)」の続きをお届けします。 人を雇って事業を… 「貧困への攻撃」はいつか自分に向けられる ◇貧困バッシング(2) NHKの番組が取り上げた女子生徒への貧困バッシングでは、1000円ランチを食べ、高価な文具を持って… 「1000円ランチ」女子高生をたたく日本人の貧困観 ◇貧困バッシング(1) 貧困について語り、NHKニュースで取り上げられた女子高生に対するバッシングが止まりません。ネットや… 25歳調理師の“過重労働うつ”は労災か ◇労災と補償(1) 仕事以外の理由で病気になったりけがをしたりした時に使えるのが「傷病手当金制度」。健康保険でカバーされま… 足場から落ちて負傷した28歳建設会社員の治療費は ◇傷病手当金(3) 「傷病手当金」は、業務外の病気やけがで仕事を休んだ時、収入のおよそ6割を保障してくれますが、給付期間は… 心筋梗塞から生還した48歳男性の家族と仕事 ◇傷病手当金(2) 業務外の病気やけがで仕事を休んだ時、収入のおよそ6割が給付される「傷病手当金」制度。しかし、原因が業務… 失職寸前“うつ28歳女性”を救った傷病手当金 ◇傷病手当金(1) 病気やけがが思わぬ休職、離職につながり、経済的困窮を招くことがあります。そんな時、健康保険でカバーされ… 年収200万円博士号女性の夢は「任期なし常勤」 ◇貧困は固定化している(5) 有名大大学院で博士号を取得した女性研究者(38)はいま、五つの大学で非常勤講師を掛け持ちして… “高学歴下流”34歳男性は人生をやり直せるか ◇貧困は固定化している(4) 私たちのNPO法人「ほっとプラス」(さいたま市)にある日、34歳男性から相談電話がかかってき… 生活保護申請で「すみません」と頭を下げ続ける24歳 ◇貧困は固定化している(3) 大手住宅メーカーの正社員営業職の男性(24)から相談がありました。東京の有名大学を卒業して勤… 若者の貧困を放置したらいずれ日本は大混乱 ◇貧困は固定化している(2) 埼玉県内の定時制高校2年の優香(17)は今、アパートで1人で暮らしています。私が代表理事を務… 「ブラックバイトと奨学金」生存をかける学生たち 国際通貨基金(IMF)の2016年データによると、日本の1人あたり名目国内総生産(GDP)は現在、世界第26位。失われた2…