
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
藻谷浩介 / 地域エコノミスト
この連載は、余計な予習は無用、スマホ無用、ぶっつけ本番の「世界のまちかど見聞記」である。「世界中の国に行きたい」という子供時代の夢を捨てきれない中年男が、可能な限り多くの世界の街にほんの短時間でも降り立ってひたすら歩く。世界の片隅に身を置いてこそ見える現実をリポートする。
連載記事 55件
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元鎖国国家アルバニア 首都ティラナは明るい街だった
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(9) アルバニア。欧州で最も知られざる国。冷戦時代当初はスターリン、次いで毛沢東を範として、…
2018年4月16日
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紛争の地「コソボ」は想定外の発展をとげていた
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(8) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称…
2018年4月9日
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マケドニアの首都スコピエ「トルコ風」が残る街の今
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(7) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称…
2018年4月2日
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ドナウ川の要衝ベオグラードに残る戦争の傷痕と憂鬱
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(6) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称…
2018年3月26日
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欧州の僻地モンテネグロで触れた「女性たちの思い」
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(5) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称…
2018年3月19日
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サラエボからモンテネグロへ 断崖の山地を越えて行く
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(4) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称…
2018年3月12日
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内戦の地「サラエボ」民族混住の平和を支えるものは
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(3) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称…
2018年3月5日
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クロアチア・ザグレブで思うセルビアとの民族紛争
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(2) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称…
2018年2月26日
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旧ユーゴ・クロアチア 美しい街並みの先にある現実
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(1) 旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国。「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教…
2018年2月19日
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ニューヨークの地下鉄が飛躍的に安全になった深い訳
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ニューヨーク・都市再生の現場編(4) ニューヨークの地下鉄は、かつてに比べて飛躍的に安全できれいになった。その全線に乗っ…
2018年2月12日
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家賃高騰で旧住民退去?ブルックリンしゃれた再開発
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ニューヨーク・都市再生の現場編(3) ニューヨークのマンハッタン南東側対岸にあるブルックリン。伝統的に中低所得者層が住む…
2018年2月5日
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「グラウンド・ゼロ」で感じた米国という国家の矛盾
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ニューヨーク・都市再生の現場編(2) 9.11テロ後、久しぶりに訪れたニューヨークの世界貿易センタービル(ツインタワー)…
2018年1月29日
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ニューヨークが本領発揮した都市再生例「ハイライン」
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ニューヨーク・都市再生の現場編(1) 世界貿易センタービルへのテロ攻撃が、混沌(こんとん)の21世紀の幕開けを告げてから…
2018年1月22日
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藻谷流ネット駆使の効率的旅行スケジュールの組み方
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇藻谷浩介氏に聞く(3) 藻谷浩介氏が世界各国を歩き、見て、感じたその国の生き様を、深い歴史と地理の知識を加味して斬る「藻…
2018年1月15日
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私の旅の極意「“犬棒”能力」を発揮してその国を知る
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇藻谷浩介氏に聞く(2) 藻谷浩介氏が世界各国を歩き、見て、感じたその国の生き様を、深い歴史と地理の知識を加味して斬る「藻…
2018年1月8日
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世界を旅し自分の目で見た「21世紀地政学」を書く
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇藻谷浩介氏に聞く(1) 藻谷浩介氏が世界各国を歩き、見て、感じたその国の生き様を、深い歴史と地理の知識を加味して斬る「藻…
2018年1月1日
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中国高速鉄道 大陸的巨大駅間を無味乾燥に定時運行
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇中国高速鉄道編 「飛行機に対抗できる都市間高速鉄道」というジャンルを、1964年開業の東海道新幹線が切り開いて半世紀。日…
2017年12月25日
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「韓国KTX」ソウル一極集中許す光州、釜山駅の配置
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇韓国高速鉄道編(2) 韓国のKTX(韓国高速鉄道)に乗り、ソウル(龍山駅)から南西の光州、南東の釜山を訪れた筆者。在来線…
2017年12月18日
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「韓国KTX」の融通無碍な始発駅・路線運用の賢さ
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇韓国高速鉄道編(1) 「飛行機に対抗できる都市間高速鉄道」というジャンルを、1964年開業の東海道新幹線が切り開いて半世…
2017年12月11日
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“岐阜羽島状態”の不便な駅が並ぶ「台湾新幹線」
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇台湾新幹線編(2) 2007年に開業した「台湾高速鉄道」(高鉄=台湾新幹線)。日本と同じように専用軌道を走り、日本の70…
2017年12月4日
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藻谷氏が体感した700系「台湾新幹線」の使い勝手
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇台湾新幹線編(1) 「飛行機に対抗できる都市間高速鉄道」というジャンルを、1964年開業の東海道新幹線が切り開いて半世紀…
2017年11月27日
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無国籍なスキーリゾートのアンドラは欧州の未来か
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇アンドラ公国(2) ピレネー山脈の奥深く、急峻(きゅうしゅん)な地でスペインとフランスに挟まれて生きるアンドラ公国。公用…
2017年11月20日
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アンドラ公国 ピレネー山脈の急峻な地に生きる知恵
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇アンドラ公国(1) スペイン北東部のカタルーニャ地方(バルセロナ周辺)で話されるカタルーニャ語は、スペイン語よりもむしろ…
2017年11月13日
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運河で生きるパナマの「地峡横断鉄道」から見た絶景
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇パナマ編(2) パナマ運河を見ながら、大西洋側の都市コロンへ鉄道で向かった筆者。麻薬密輸の拠点ともうわさされるコロンだか…
2017年11月6日
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パナマ 狭い地峡が運河を生みインカ帝国滅亡を早めた
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇パナマ編(1) パナマ。パナマ運河やパナマ帽、あるいはパナマ船籍といった言葉は聞くが、商社マンか航海士でもない限り、なか…
2017年10月30日
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藻谷氏が見た経済急成長直前のミャンマーの生き様
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ミャンマー・ヤンゴン編(2) アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)が、半世紀以上も続いた軍政に代わって政権に…
2017年10月23日
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ミャンマー・ヤンゴン 中世と昭和と21世紀の同居
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ミャンマー・ヤンゴン編(1) アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)が、半世紀以上も続いた軍政に代わって政権に…
2017年10月16日
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イングランド「モザイク模様」のロンドンと他都市
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇英国・イングランド編 英国の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(UK)だ。イングランドに、ウェール…
2017年10月9日
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藻谷氏が見たスコットランドの誇りとEU残留の不安
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇英国・スコットランド編(2) 英国の正式名称はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(UK)だ。イングランドに、ウェ…
2017年10月2日
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スコットランド UKから独立したいが現実の厳しさ
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇英国・スコットランド編(1) 英国の正式名称はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(UK)だ。イングランドに、ウェ…
2017年9月25日
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ウェールズ 確かにイングランドと違うが自治で満足
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇英国・ウェールズ編 英国の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(UK)だ。イングランドに、ウェールズ…
2017年9月18日
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残るテロの傷痕 ブレグジットで揺れる北アイルランド
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇英国・北アイルランド編(2) 英国の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(UK)。北アイルランドは特…
2017年9月11日
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北アイルランド数奇な運命 ひと気のないベルファスト
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇英国・北アイルランド編(1) 英国の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(UK)だ。イングランドに、…
2017年9月4日
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絶景の山と海のアンカレジ「ここで暮らせるか」を考えた
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇アンカレジ編(2) アンカレジ。日本から欧米に飛ぶ航空便がアラスカのアンカレジ空港に立ち寄って給油していた時代を覚えてい…
2017年8月28日
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アンカレジ 北回り航空路で栄えた懐かしの街の今
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇アンカレジ編(1) アンカレジ。1980年代半ばまで、日本と欧米を最短で結ぶ航空便が給油した町。乗客はアンカレジ空港で2…
2017年8月21日
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アララト山の美しさに磨かれたアルメニア人の誇り
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇アルメニア・エレバン編(3) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼…
2017年8月14日
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アルメニア孤高の独立「言語・宗教・文字」と女性の美
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇アルメニア・エレバン編(2) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼…
2017年8月7日
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アルメニアの首都エレバン深夜0時 警官に囲まれた私
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇アルメニア・エレバン編(1) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼…
2017年7月31日
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多民族国家ジョージアの平和を42度硫黄泉で考えた
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ジョージア・トビリシ編(3) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼…
2017年7月24日
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貧しさと豊かさ交錯 “完全独立”を謳歌するトビリシ
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ジョージア・トビリシ編(2) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼…
2017年7月17日
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ジョージア首都トビリシに漂う旧ソ連的もの悲しさ
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ジョージア・トビリシ編(1) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼…
2017年7月10日
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“火焔タワーと油の湖面”石油が作り上げた首都バクー
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇アゼルバイジャン・バクー編(3) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)…
2017年7月3日
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民族と言語のモザイク アゼルバイジャンを藻谷氏歩く
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇アゼルバイジャン・バクー編(2) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)…
2017年6月26日
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アゼルバイジャン・バクー カスピ海沿いの複雑国家
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇アゼルバイジャン・バクー編(1) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)…
2017年6月19日
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藻谷浩介が見た“格差最小化国家”ルクセンブルクの真価
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ルクセンブルク編(2) 1人当たりGDP(国内総生産)が日本の2.7倍の10万ドル超(2016年)と、世界一のルクセンブ…
2017年6月12日
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ルクセンブルク 1人当たりGDP世界一10万ドルの謎
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ルクセンブルク編(1) 1人当たりGDP(国内総生産)が日本の2.7倍の10万ドル超(2016年)と、世界一のルクセンブ…
2017年6月5日
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藻谷浩介がラパスで見た「町の高低差と貧富の差」
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ボリビア・ラパス編(3) 富士山頂よりも標高の高い、世界最高所の首都、ボリビアのラパス(憲法上の首都はスクレ)。普通なら…
2017年5月29日
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天空都市ラパス 公共交通機関がロープウエーの町
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ボリビア・ラパス編(2) 富士山頂よりも標高の高い、世界最高所の首都、ボリビアのラパス(憲法上の首都はスクレ)。普通なら…
2017年5月22日
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山上から発展 標高差800メートル“登山首都ラパス”
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ボリビア・ラパス編(1) 富士山頂よりも標高の高い、世界最高所の首都、ボリビアのラパス(憲法上の首都はスクレ)。普通なら…
2017年5月15日
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藻谷浩介が驚いた「スリランカと中国の意外な関係」
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇スリランカ編(2) 大陸の大国の横で、小さな島国が独立している場合、そこには何か歴史的、文化的に独特な関係が存在する。中…
2017年5月8日
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スリランカの神秘 一度もインドに支配されず生きる
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇スリランカ編(1) 大陸の大国の横で、小さな島国が独立している場合、そこには何か歴史的、文化的に独特な関係が存在する。中…
2017年5月1日
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藻谷浩介がロシアの西の端で考えた北方領土のこと
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ロシア・カリーニングラード編(4) 旧ソ連が、第二次大戦時にドイツから「戦利品」として奪い取った、バルト海の港町・カリー…
2017年4月24日
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藻谷浩介がロシア飛び地で見た“スターリンの亡霊”
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ロシア・カリーニングラード編(3) 旧ソ連が、第二次大戦時にドイツから「戦利品」として奪い取った、バルト海の港町・カリー…
2017年4月17日
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藻谷浩介が見た「昔ドイツ今ロシア」カリーニングラード
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ロシア・カリーニングラード編(2) 旧ソ連が、第二次大戦時にドイツから「戦利品」として奪い取った、バルト海の港町・カリー…
2017年4月10日
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藻谷浩介が歩く「ロシアの飛び地カリーニングラード」
藻谷浩介の世界「来た・見た・考えた」
◇ロシア・カリーニングラード編(1) 旧ソ連が、第二次大戦時にドイツから「戦利品」として奪い取ったバルト海の港町・カリーニ…
2017年4月3日