藻谷浩介 フォロー 地域エコノミスト 1964年山口県生まれ。平成大合併前の約3200市町村のすべて、海外114カ国を私費で訪問し、地域特性を多面的に把握する。2000年ごろから地域振興や人口問題に関して精力的に研究、執筆、講演を行う。著書に「デフレの正体」「里山資本主義」ほか多数。国内の鉄道(鉄軌道)全線を完乗した鉄道マニアでもある。 (経歴は原則、執筆当時のものです) 藻谷浩介・評 『山族公務員の流儀』=牧慎太郎・著 ◆『山族(さんぞく)公務員の流儀』 (時事通信社・1870円) ◇若者にも知ってほしい転勤族官吏の本懐 国家公務員受難の時… 厳寒のロシア「コミ共和国」で藻谷氏が見つけた日本愛 ◇最終回~ロシアの片隅・コミ共和国にて 2020年1月下旬。コロナ禍が世界に拡散する直前、厳寒の中にあるロシアの、三つの地… 藻谷氏が見たドバイ「無国籍な人工都市」の栄華 ◇アジアのメガシティーこぼれ話編(4) 筆者がアラブ首長国連邦(UAE)のドバイを初めて訪れたのは、シンガポールに住んでい… パキスタン「最大都市カラチ」藻谷氏の“残念な体験” ◇アジアのメガシティーこぼれ話編(3) 前評判通り日本のメダルラッシュとなった東京五輪。人口が2億人を超える7カ国の中では… ジャカルタに「山手線の中古車両」藻谷氏の見聞録 ◇アジアのメガシティーこぼれ話編(2) 日本の本州は、地球上の大きめの島の中では屈指に人口密度が高いが、それを上回るのがイ… 北京の“原宿・竹下通り”を藻谷氏目線で東京と比較 ◇アジアのメガシティーこぼれ話編(1) 2019年8月初旬。モンゴルの首都ウランバートルに向かった筆者は、乗り換え地の北京… サンサルバドル「救世主」の町に見た強烈な格差 ◇中米バスの旅編(4) コロナ禍直前の2020年1月初旬、夜8時過ぎ。エルサルバドルの首都サンサルバドルの場末で国際バスを… 世界一危険?エルサルバドル首都で夜にタクシー交渉 ◇中米バスの旅編(3) コロナ禍直前の2020年1月初旬、中米を国際バスで縦断する筆者は、ニカラグアの首都マナグアを朝5時… ニカラグア首都マナグア 活火山帯の真上にある街へ ◇中米バスの旅編(2) コロナ禍直前の2020年1月初旬、南北アメリカ大陸をつなぐ中米の地峡部分にある、コスタリカ、ニカラ… コスタリカからニカラグアへ「バスで国境越え」の旅 ◇中米バスの旅編(1) 南北アメリカ大陸をつなぐ中米の地峡部分には、七つの小さな国が連なり、パンアメリカンハイウエー(実態… 藻谷氏がアンカラで考えた「トルコ系の地政学」の深さ ◇トルコ・アンカラ編(2) 2019年5月に1泊したトルコの首都アンカラ。古代ローマ時代に造られた城塞(じょうさい)の横の… トルコ首都アンカラ ローマ人と遊牧民が行き交った地 ◇トルコ・アンカラ編(1) 2019年5月、トルコの首都アンカラに1晩だけ泊まった。本来の目的地はイスラエルで、金曜日から… 香港・中国・マカオ結ぶ「港珠澳大橋」50キロのバス旅 ◇香港・軽鉄と長大架橋の旅編(2) 「港(=香港)」「珠(=中国広東省珠海<ズーハイ>市)」「澳(=澳門<マカオ>)」を結… 香港のLRT「軽鉄」に“鉄チャン”藻谷氏が乗ってみた ◇香港・軽鉄と長大架橋の旅編(1) 初めて香港を歩いた2009年。地下鉄路線図の左上隅に、碁盤の目のような路線網が小さく書… 世界遺産「モザンビーク島」天正遣欧少年使節が見た海 ◇モザンビーク島編(2) 大航海時代にポルトガルの拠点となり、日欧の交流の中継地となったアフリカ東部のモザンビーク島。19… 黒人武士・弥助も経由 東アフリカ「モザンビーク島」 ◇モザンビーク島編(1) 織田信長に近侍し、本能寺の変でも奮戦した黒人武士の弥助をご存じだろうか。NHKでも特集され、ハリ… 米西海岸ポートランド「地元愛」で成功した町づくり ◇米ダウンタウン編(10) 米国西海岸では最も地味なオレゴン州の、中心都市がポートランドだ。世界を席巻するGAFA(グーグ… 米シアトル「スタバとアマゾン」新産業を生む町の秘密 ◇米ダウンタウン編(9) ボーイング、スターバックスコーヒー、マイクロソフト、コストコ、アマゾン。創業順に並べたが、いずれ… IT集積地シリコンバレーは「ワーケーション」の街? ◇米ダウンタウン編(8) コロナ禍で、すっかりなじみになったオンライン会議ツールの「ズーム」。開発したのは中国山東省出身の… ロサンゼルス「ダウンタウン」鉄道不毛の地の様変わり ◇米ダウンタウン編(7) 全米第2の大都市・ロサンゼルスを、仕事や観光で訪れる日本人は多い。しかし、その都心に立ち寄る人は… ニューオーリンズ「フランス風の街並み」と複雑な歴史 ◇米ダウンタウン編(6) 2017年10月。ニューヨークとボストンに出向いた帰路に、ダラスに1泊した筆者は、帰国前の最後の… 米ダラス「ケネディ暗殺メモリアル」なぜ簡素か考えた ◇米ダウンタウン編(5) 2017年10月。アメリカのニューヨークとボストンに出向いた帰路に、南部のダラスとニューオーリン… 藻谷氏が感じた「マイアミ」の海岸を楽しむノウハウ ◇米ダウンタウン編(4) 2018年1月。ブラジルのサンパウロから8時間弱飛んだ筆者は、午後4時前のマイアミ国際空港に着い… 米南部「アトランタ」コカ・コーラとCNNの町を行く ◇米ダウンタウン編(3) 米国で夏季オリンピックが開催された都市は三つある。戦前に1904年のセントルイス、32年のロサン… シカゴ「ミシガン湖畔の公園」貨物ヤード跡地の再生 ◇米ダウンタウン編(2) シカゴは、広大な米国の中央に位置する、航空と鉄道物流のハブだ。都市圏人口は1000万人と、ニュー… 米北東部「バーリントン」都市再生の“お手本の町” ◇米ダウンタウン編(1) 車社会化の進んだ米国では、雑踏のある「ダウンタウン(中心市街地)」は絶滅状態だ。都心を観光客が歩… エルサレム「三つの宗教の聖地」の複雑さを思い知る ◇イスラエル編(8) 2019年5月初旬の朝7時過ぎ。エルサレム旧市街の聖墳墓教会を出た筆者は、昨日夕方も訪れた嘆きの壁に… エルサレム「聖墳墓教会」で悟った欧州世界の成り立ち ◇イスラエル編(7) エルサレム旧市街を一回りして、北西側の新門から出てきたのは夕方6時前だった。最後の方で、南西のアルメ… エルサレム旧市街「嘆きの壁と迷路の道」で考えたこと ◇イスラエル編(6) パレスチナ自治区のベツレヘムから、10キロほどの距離をエルサレムに戻る乗り合いバス。途中の検問で、乗… 聖地ベツレヘム「パレスチナ自治区」の素顔 ◇イスラエル編(5) 2019年5月初旬の昼過ぎ、聖都エルサレムの旧市街を囲む、城壁の前に立った筆者。振り向いた後ろには、… エルサレム「シェルター兼用駅」で考えた安全保障 ◇イスラエル編(4) テルアビブから70キロも離れていないガザ地区周辺で大規模な武力衝突が起きていた当日、私が歩いたテルア… イスラエル「テルアビブ」平和願う落書きと空爆の落差 ◇イスラエル編(3) 蜃気楼(しんきろう)のように美しく、どこか生活感に乏しかったイスラエル北部の町・ハイファから、夕方の… イスラエル北部「ハイファ」美しい景色と宗教の混交 ◇イスラエル編(2) 南北に細長いイスラエルの人口は、南北200キロ余りの北半分に集まっている。高速道路なら2時間少々、1… イスラエル・テルアビブへ“杞憂”に終わった入国審査 ◇イスラエル編(1) イスラエル。行っていいのか、行かない方がいいのか、よくわからない国。戦争中なのか平和なのか。自由に動… 藻谷浩介氏「ナゴルノカラバフ紛争に絡む大国の力学」 ◇藻谷浩介氏に聞く(3) 世界で最近話題になった国や出来事について、藻谷浩介さんが本連載でこれまで執筆した内容に関連して語… 藻谷氏「ベイルート爆発」「英EU離脱」で分かること ◇藻谷浩介氏に聞く(2) 世界で最近話題になった国や出来事について、藻谷浩介さんが本連載でこれまで執筆した内容に関連して語… 藻谷浩介氏が語る「米大統領選の得票とコロナの関係」 ◇藻谷浩介氏に聞く(1) 本連載で、藻谷浩介さんはこれまで195回執筆し、65の国・地域を取り上げました。これから3回にわ… 旧ポルトガル植民地「インド・ゴア」地元料理の深い味 ◇インド・ムンバイとゴア編(5) 60年前まで、500年間ポルトガルの支配下にあったインドのゴア州。フランシスコ・ザビエル… 「インド西岸ゴア」ザビエルが眠る町で感じた悠久の時 ◇インド・ムンバイとゴア編(4) 56歳の筆者は、手塚治虫原作の特撮テレビ番組「マグマ大使」を、リアルタイムで見た世代のど… ムンバイ市街を一人歩き実感「インドはすべてが過剰」 ◇インド・ムンバイとゴア編(3) どこに行っても人が群れているムンバイ。混雑する船でのエレファンタ島往復を終え、ホテルの部… ムンバイ「エレファンタ島観光」で感じた濃厚なインド ◇インド・ムンバイとゴア編(2) 東京23区と同じくらいの面積に、23区合計の3割増しの1200万人以上が住む、超過密都市… インド最大都市「ムンバイ」豪華ホテルを選んだワケ ◇インド・ムンバイとゴア編(1) 新型コロナウイルス感染症の陽性判明者数が、世界最大なのは米国だ。米国最大の都市ニューヨー… 杉原千畝がいた「リトアニア」中世は大国だった片りん ◇バルト3国編(6) リトアニアの首都ビリニュスの旧市街。プロテスタントが多い北隣のラトビアに対し、リトアニアはローマ・カ… ビリニュス「バルト3国で最も耽美的」な首都の誘惑 ◇バルト3国編(5) バルト3国の一番南にあるリトアニアは、人口規模でも、歴史上の存在感でも、3国の中では長男坊格だ。その… リガで知る「百万本のバラ」に込めたラトビア人の魂 ◇バルト3国編(4) バルト3国の真ん中に位置するラトビア。IT立国で鳴らす北隣のエストニアに比べれば、経済発展は遅いが… ラトビア首都リガ「バルト海の真珠」に隠された歴史 ◇バルト3国編(3) 団子三兄弟のように縦に並ぶバルト3国。上から2番目にあって、人口も2番目なのがラトビアだ。1人当たり… 欧州「エストニア」なぜかアジア系言語の国のバス旅 ◇バルト3国編(2) 24年ぶりに訪れたエストニアの首都タリン。以前に来た時(1992年)は死んだように静かだった町は、E… エストニア首都タリン「24年ぶり再訪」の浦島太郎感 ◇バルト3国編(1) 欧州の東北の隅に並ぶバルト3国。森に覆われた中に、美しい小さな街並みが点在する、牧歌的なイメージを持… 南米ボゴタ「エルドラド伝説」の栄光とコロナ禍の今 ◇南米アンデス古代文明編(8) 治安の悪さがうわさされるコロンビアの首都ボゴタ。しかし昼間の都心は、危険を感じさせない、歩… 「コロンビア首都ボゴタ」豊かな色彩の路地裏を発見 ◇南米アンデス古代文明編(7) コロンビアといえばコーヒー。サッカー・ワールドカップのロシア大会で、日本が奇跡の勝利をもら… エクアドル首都キト「インカ」の名残なき“常春の街” ◇南米アンデス古代文明編(6) エクアドル。スペイン語で「赤道」。赤道直下の熱帯の山麓(さんろく)で育つ同国産のバナナは、… ペルー首都リマ「フジモリ大統領」が治めた国のその後 ◇南米アンデス古代文明編(5) 1990年代以降の世界に、最も大きな爪痕を残した日本人政治家は、小泉純一郎氏や安倍晋三氏… 「インカ帝国滅亡の真因は?」首都クスコで夢想した ◇南米アンデス古代文明編(4) アンデスの古都クスコは、インカ時代の精巧な石組みの土台の上に、スペイン人の建てた家並みの広… インカ帝国「首都クスコ」今も宿るアンデス文明の魂 ◇南米アンデス古代文明編(3) インカ帝国の故地であるペルーでは、新型コロナウイルスの感染拡大が深刻だ。人口100万人当た… 「マチュピチュ遺跡」歴史を知り現地を見てわかること ◇南米アンデス古代文明編(2) クスコの宿を早朝6時に出て、送迎車、鉄道、シャトルバスと乗り継いで、マチュピチュ遺跡の前に… ペルー「マチュピチュ遺跡」へ観光列車でたどる絶景 ◇南米アンデス古代文明編(1) 新型コロナウイルス感染症の蔓延(まんえん)で、海外に出られない今年の夏。「人生の思い出に」… 「共存に向かうのか? コロナと人間」藻谷氏の考察 ◇新型コロナの地政学(12) 長梅雨の7月が終わった。もし東京オリンピックが開催されていたら、意外な涼しさと前評判以上の湿… 世界のコロナ「危険都市・安全都市は?」藻谷氏の分析 ◇新型コロナの地政学(11) 新型コロナウイルス問題は「欧米の危機」から「メガシティーの危機」へとステージを移しつつある、… コロナの死亡率「世界でこんなに違う」藻谷氏の考察 ◇新型コロナの地政学(10) 国ごと、地域ごとの感染状況に著しい差のある、新型コロナウイルス。加えて注目されるのが、死亡率… 「県別コロナ感染者数の差は何を示す?」藻谷氏の視点 ◇新型コロナの地政学(9) 国内の新規陽性判明者数は、ゴールデンウイーク明けから1日100人を切っていたが、6月末より再び… 「スウェーデンの集団免疫戦略は失敗か」藻谷氏の検証 ◇新型コロナの地政学(8) 新型コロナウイルスの毎日の陽性判明者数が、最悪時でも人口100万人当たり5人で、5月中旬以降、… 「日本にコロナ第2波は本当に来る?」藻谷氏の考察 ◇新型コロナの地政学(7) 新型コロナウイルスの毎日の陽性判明者数がおおむね60人程度と、4月中旬の10分の1になった日本… 打つ手あるか「コロナ感染拡大中の中東」藻谷氏の分析 ◇新型コロナの地政学(6) 中東は「世界の火薬庫」だ。シリア、イエメン、イラクでの悲惨な紛争に加え、イスラエル対パレスチナ… 暴動の米国「ミネアポリスでコロナ拡大」藻谷氏の検証 ◇新型コロナの地政学(5) 緊急事態宣言の解除で、緩んだ空気が流れ始めた日本。一方、テレビの画面からは、米国の街頭での暴力… コロナ感染急拡大「次は途上国の危機」藻谷氏の視点 ◇新型コロナの地政学(4) 日本への新型コロナウイルスの感染拡大は、中国経由の第1波を3月前半までに封じ込めに成功し、欧米… 藻谷氏が考察「日本に欧米経由コロナなぜ広がった?」 ◇新型コロナの地政学(3) 欧米の旧西側諸国に比べて、新型コロナウイルスによる100万人当たりの死者数が数十分の1から数百… 「欧州の西側にコロナ死者が多いわけ」藻谷氏の考察 ◇新型コロナの地政学(2) 人口100万人当たりの死者数(死亡率)の動向をみることで、新型コロナウイルスの感染状況の違いが… 藻谷浩介氏「人口当たり死者数」で見る新型コロナ ◇新型コロナの地政学(1) 新型コロナウイルスの感染拡大が続く。「この先日本は、世界はどうなってしまうのか」という底知れぬ… ホーチミン「ベトナム戦争後」に根付いた日本人の物語 ◇ベトナム・ハノイとホーチミン編(5) ベトナム最大の都会・ホーチミンの高層ビルの展望台で、景色よりも窓の外に体を張ってぶ… ホーチミン「サイゴン陥落」後の市場主義的発展の景色 ◇ベトナム・ハノイとホーチミン編(4) ホー・チ・ミン。漢字で書けば胡志明。ベトナム戦争のさなかの1969年に死去した、国… ハノイ「歴代王朝からベトナム戦争」の跡をたどる道 ◇ベトナム・ハノイとホーチミン編(3) 20年ぶりにハノイを再訪した2016年4月の、その1年後の17年4月。筆者はこの町… ベトナム・ハノイ「2000年前の独立指導者」に触れる ◇ベトナム・ハノイとホーチミン編(2) 2016年4月。20年ぶりに訪れたベトナムの首都ハノイの旧市街は、この間の同国の経… ハノイで知る「屈しない国ベトナム」の歴史と強さ ◇ベトナム・ハノイとホーチミン編(1) ハノイ。漢字で書けば「河内」。川に囲まれた低湿地という意味で、今も多数の湖沼が市街… ハンガリー「独自路線気質」はどのように築かれたのか ◇チェコ・スロバキア・ハンガリー編(4) 23年ぶりに訪れたブダペストの街は、活気とゴージャスさを増していた。ハンガリー人… ブダペストで考えた「日本と似たハンガリー人の思考」 ◇チェコ・スロバキア・ハンガリー編(3) 外見は欧州人でも、日本語と同じアジア系のハンガリー語(マジャール語)を話すハンガ… スロバキア・ブラチスラバ“国境沿い”の小さな首都 ◇チェコ・スロバキア・ハンガリー編(2) スロバキア。かつて「チェコスロバキア」として連邦を組んでいたチェコと何がどう違う… チェコの首都プラハ「赤屋根の街」を守った独自気質 ◇チェコ・スロバキア・ハンガリー編(1) 筆者の小学生時代、弟によく読んでやった絵本が、「もぐらとずぼん」「もぐらとじどう… カナダ・ハリファクス「センスよい街の成熟」とは ◇カナダ大西洋岸編(2) 「赤毛のアン」に親しんだ世代は、もうシニアになっているのだろうか。作中で彼女が少女時代を過ごした… バイキング伝承に残るカナダ「ニューファンドランド」 ◇カナダ大西洋岸編(1) カナダのニューファンドランドは「新発見の地」。15世紀末、コロンブスの新世界到達の5年後に、イタ… トルコ系東端の国「キルギス」緑多い首都ビシケク ◇中央アジア編(10) 天山山脈の西側にあって、唐代に玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)も訪れたキルギスの地は、旧ソ連が鉄のカ… カザフスタン最大都市「アルマトイ」経済発展の裏側 ◇中央アジア編(9) 乾燥地帯の中央アジアも、北に行くほど寒冷になる。カザフスタンの首都ヌルスルタン(旧アスタナ)は、世界… 「サマルカンド」青色に染まるティムール帝国の街 ◇中央アジア編(8) ウズベキスタンの古都サマルカンド。一代で帝国を築いた英雄ティムールの廟(びょう)を出た筆者は、レギス… ウズベキスタン「サマルカンド」へ260キロ特急旅の朝 ◇中央アジア編(7) 2500年前から今日まで栄えてきたウズベキスタンの古都ブハラ。歴史的建造物と、見物客や住民の雑踏に満… ウズベキスタン「古都ブハラ」オアシス都市を縦横歩く ◇中央アジア編(6) ウズベキスタンに以前に住んでいたというある日本人女性は「サマルカンドも壮麗だけど、私はブハラが一番好… 藻谷氏の世界旅「キルギスで過激派に間違われた!」 ◇藻谷浩介氏に聞く「世界旅のこぼれ話」(3) 世界中を旅していると、時には危ない目に遭ったりすることもあるのではないか。さ… 藻谷氏の世界旅「上空から見たパタゴニアの荒れ地」 ◇藻谷浩介氏に聞く「世界旅のこぼれ話」(2) 「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」を連載中の地域エコノミスト・藻谷浩介… 藻谷浩介氏の世界旅「訪問109カ国で起きたトラブル」 ◇藻谷浩介氏に聞く「世界旅のこぼれ話」(1) 「藻谷浩介の世界『来た・見た・考えた』」を連載中の地域エコノミスト・藻谷浩介… ウズベキスタン古都「世界遺産イチャン・カラ」の輝き ◇中央アジア編(5) ウズベキスタンとタジキスタンにまたがるフェルガナ盆地を1泊2日で巡ってタシケントに帰って来た筆者。今… 「アレクサンダー大王来た東北端」タジキスタンを歩く ◇中央アジア編(4) かつてアレクサンダー大王が到達した最東北端の地、タジキスタンの要衝ホジェンドは、旧ソ連風のアパート群… タジキスタン「要衝ホジェンド」へ複雑な国境を越える ◇中央アジア編(3) ウズベキスタンの古都コーカンドの市街で、タジキスタンの要衝ホジェンドへの移動手段を探す筆者。同じフェ… ウズベキスタン「タシケントからコーカンド」鉄道の旅 ◇中央アジア編(2) 2017年6月に訪れたウズベキスタンの首都タシケントは、何かと旅行しにくい場所だった。不完全燃焼に終… ウズベキスタン 世界で二つだけの「二重内陸国」 ◇中央アジア編(1) 筆者のスマホでグーグルマップを開くと、初期画面で今もウズベキスタンの首都タシケントの地図が出てくる。… イタリア・ジェノバ「コロンブスを生んだ街」の史話 ◇イタリア・ミラノとジェノバ編(2) 地中海に面した北イタリアの港湾都市・ジェノバ。海洋通商を行う共和国として多年独立を保… 「ミラノ」首都ローマとは異なる街とハプスブルク家 ◇イタリア・ミラノとジェノバ編(1) ミラノ。言わずと知れた、イタリアンファッションの都。サッカーの名門、ACミランの本拠… 南米ウシュアイア「モンゴロイド」がたどり着いた地 ◇アルゼンチン・ウシュアイア編(3) “地球最南端の鉄道”の沿線に広がっていたのは、100年近く前に囚人によって切られた木… 南米の突端フエゴ島「世界の果て鉄道」に流刑地の歴史 ◇アルゼンチン・ウシュアイア編(2) 日本から所要33時間。“地球最南端の市”アルゼンチンのウシュアイアにたどり着いた筆者… 地球最南端の市・南米「ウシュアイア」は観光客だらけ ◇アルゼンチン・ウシュアイア編(1) きっかけは、ガイドブックにあった小さな白黒写真だった。見たことも考えたこともないよう… シンガポールのマングローブ抜けユーラシア最南端へ ◇シンガポールの自然公園編(5) シンガポール島の北半分を取り囲むのが、幅1~2キロのジョホール水道だ。まるで川や運河のよ… シンガポール「ウビン島」自転車で楽しむユルい時間 ◇シンガポールの自然公園編(4) シンガポール島の周囲には、たくさんの小島が浮かんでいる。その中でも簡単に行けて、サイクリ… シンガポール「サザンリッジ」お勧めの展望と天空の橋 ◇シンガポールの自然公園編(3) シンガポール島の南端近く、東西に細長く延びる標高100メートル前後の丘陵が「サザンリッジ… シンガポール「中央緑地帯」を歩く“癒やし”の時間 ◇シンガポールの自然公園編(2) 低い丘の連なるシンガポール島の中央部には、三つの貯水池を囲んで、広大な緑地が保全されてい… シンガポールの世界遺産「植物園」真夜中に走れる魅力 ◇シンガポールの自然公園編(1) 赤道直下、面積でいえば東京23区よりやや広い島に、560万人(居住外国人含む)が暮らす都… 現金もガソリンも入手不能「ジンバブエ」経済回らず? ◇ジンバブエ・ハラレ編(2) 深く考えずに訪れた、アフリカ南部・ジンバブエの首都ハラレ。今世紀になって空前のインフレを経験… 「ジンバブエ首都ハラレ」ATMなぜかお金が出てこない ◇ジンバブエ・ハラレ編(1) 世界で最もインフレから縁遠い国・日本では「MMT理論」なるものが話題になっている。「国債をい… 民族分断で成立「モルドバ」首都に観光名所見当たらず ◇ブルガリア・ルーマニア・モルドバ編(6) 路傍を延々と埋める、ガラクタ品を売る露天市。カオスそのものの雑踏を見せるワゴン… 「モルドバ日帰り旅」欧州最貧国のカオスな巨大市場 ◇ブルガリア・ルーマニア・モルドバ編(5) モルドバ。旧ソ連を構成した15の共和国のうち、最もマイナーな存在だった、旧モル… ブカレストを歩き見た「独裁者チャウシェスク」の残影 ◇ブルガリア・ルーマニア・モルドバ編(4) ルーマニア、すなわち「ローマ人の国」。ローマから遠く北東に離れたその首都ブカレ… ルーマニアに降り立つ なぜここは「ラテン系」なのか ◇ブルガリア・ルーマニア・モルドバ編(3) 日本で「ラテン系」というと、「中南米系」のニュアンスがある。だがラテン語は古代… 東欧の小国「ブルガリア」旧ソ連衛星国の生き方を見た ◇ブルガリア・ルーマニア・モルドバ編(2) ローマ帝国、オスマントルコ、旧ソ連と、周辺大国に支配され、あるいは従属しながら… 東欧の辺境「ブルガリア・ソフィア」意外にも西欧風 ◇ブルガリア・ルーマニア・モルドバ編(1) 欧州連合(EU)圏の東端、黒海西岸に位置するブルガリアとルーマニア。東西冷戦時… 豪州「首都キャンベラ」閑散とした町を自転車で回る ◇カナダ・オタワと豪キャンベラ編(4) シドニーとメルボルンの2大都市の中間の高原に建設された、オーストラリアの首都キャン… オーストラリア首都キャンベラへ乾燥した大地を行く ◇カナダ・オタワと豪キャンベラ編(3) 欧米ではないが、社会の成り立ちは欧米以上に欧米的な、オーストラリアとカナダ。両者と… カナダ首都オタワで実感した「米国との複雑な歴史」 ◇カナダ・オタワと豪キャンベラ編(2) トロント、モントリオールの2大都市の間にあって目立たない、カナダの首都オタワ。ここ… 「カナダ・オタワ」地味な首都を好奇心だけで訪れた ◇カナダ・オタワと豪キャンベラ編(1) 「欧米では……」と言うとき、我々はカナダとオーストラリアを含めて考えているだろうか… 混沌の街・ダッカで感じた“貧富の差が生む暴力” ◇バングラデシュ・ダッカ編(3) ダッカでタクシーに乗って1時間半、歩いて2時間。それだけ時間をかけながら、10キロも離れ… バングラデシュ・ダッカ 史跡のない街をひたすら歩く ◇バングラデシュ・ダッカ編(2) そこもかしこも渋滞に埋まる混沌(こんとん)の大都市、バングラデシュの首都ダッカ。タクシー… バングラデシュ・ダッカ 喧騒の大都市で渋滞にはまる ◇バングラデシュ・ダッカ編(1) 「あの町にはとうてい歯が立たなかった」という思いが脳裏によみがえる。空港に着くまでなら、… 難攻不落の大英帝国軍港「ジブラルタル」のいま ◇ジブラルタル海峡編(6) 軍事的・経済的意義を失い、モロッコの中で陸の孤島のような小リゾート都市となっていたスペイン領セ… なぜモロッコに「スペイン領セウタ」は存在するのか ◇ジブラルタル海峡編(5) アフリカ大陸の北西端にスペインが領有するセウタは、欧州の小都市そのもののたたずまいだった。しか… モロッコのスペイン領「セウタ」へ高速をすっ飛ばす ◇ジブラルタル海峡編(4) 何度も欧州列強に統治された歴史を持ちながら、60年前にモロッコ領に戻った100万都市タンジェ。… モロッコ・タンジェの旧市街とカスバから見た地中海 ◇ジブラルタル海峡編(3) スペイン最南端のタリファの港から、高速フェリーで1時間少々。ジブラルタル海峡を渡って、人口10… 「覇権争いの海」ジブラルタル海峡をフェリーで行く ◇ジブラルタル海峡編(2) 欧州とアフリカが最も接近するジブラルタル海峡。欧州側はスペインだが、その中のジブラルタル半島だ… 「ジブラルタル海峡」欧州とアフリカが行き交った地 ◇ジブラルタル海峡編(1) ナポレオンは「ピレネー山脈の南(スペイン)はアフリカだ」と言ったという。確かに山脈の南のイベリ… 「ラスベガス」21世紀の米国に残る“昭和感覚”の街 ◇米国ラスベガス・ダウンタウン編(2) ラスベガス訪問5回目にして初めて訪れたダウンタウン(旧中心市街地)は、米国では他に… 30年で大変化した「ラスベガス」という特異な場所 ◇米国ラスベガス・ダウンタウン編(1) いわゆる「統合型リゾート」(IR=巨大なホテルを核に、モール、会議場、劇場、カジノ… サハリンで思う「北方領土問題」と「固有の領土」論法 ◇ロシア・ユジノサハリンスク編(3) すっかりロシア化したユジノサハリンスクにも、戦前の日本統治時代の痕跡はある。その一つ… ユジノサハリンスクの街に見た「ソビエト」の名残り ◇ロシア・ユジノサハリンスク編(2) 2018年6月末、日本政府が設置した「サハリン日本センター」主催のロシア人向け講座の… サハリン「ユジノサハリンスク」旧樺太の地の今は ◇ロシア・ユジノサハリンスク編(1) ロシア・サハリン州の、州都ユジノサハリンスク(日本語にすれば「南サハリン市」)。成田… 最後のアフリカ古王国「エスワティニ」の意外な繁栄 ◇レソトとエスワティニ編(2) エスワティニ。スワジ語で「スワジ族の国」。2018年4月に同じ意味の英語であるスワジランド… 南アに囲まれた王国「レソト」この小国に何があるのか ◇レソトとエスワティニ編(1) 2018年8月の旅行で、南アフリカに囲まれた二つの小さな王国、レソトとエスワティニ(旧スワ… 南ア首都プレトリアで思い知る「マンデラの偉大さ」 ◇南アフリカ編(8) 総走行距離2800キロ。ひたすら車を疾走させる5日間が終わり、筆者と長男は無事、ヨハネスブルク東郊外… ヨハネスブルク「絶対に歩いてはいけない」地区を縦断 ◇南アフリカ編(7) レソト王国入国に失敗したにもかかわらず、懲りもせず今度は、エスワティニ(旧スワジランド)の国境近くま… 南アに囲まれた「レソト王国」入国直前まさかの撤退 ◇南アフリカ編(6) 南アフリカに囲まれた小さな王国レソトに最も近い田舎町レディブランドまで、700キロ近くを1日で走って… 南アを車で爆走して気づいた旧黒人居住区の“階層” ◇南アフリカ編(5) アフリカ大陸最南端・アグラス岬から北東方向の内陸へと、600キロ近くを7時間半で疾走し、グラーフライ… アフリカ最南端で「人種対立と共生」の歴史を考えた ◇南アフリカ編(4) ケープタウンから運転すること正味5時間半。テーブルマウンテンにも喜望峰にも行けなかったが、喜望峰より… ケープタウンからアフリカ最南端アグラスへ車を駆る ◇南アフリカ編(3) 聞いていたレベルまでの治安の悪さは感じなかったケープタウンのダウンタウンで、5日間の契約でレンタカー… ケープタウンを探索 カラフルな街並み“意外に安全” ◇南アフリカ編(2) シンガポールとヨハネスブルクで乗り換え、羽田から24時間少々かけてたどりついた、南アフリカ共和国のケ… 南アフリカは本当に危険?長男連れてレンタカーの旅 ◇南アフリカ編(1) 非道な人種差別政策・アパルトヘイトを行っていたころには、ずっと話題になることが多かったように思う。だ… カジノにすべてを委ねて「マカオ」の未来は大丈夫か ◇中国・マカオ編(2) 「南欧が中国化した」ような感じのマカオの旧市街地。迷路状の街路の両側に、老朽化した中層ビルが密集す… かつてのポルトガル植民地「マカオ」の中国との距離感 ◇中国・マカオ編(1) 名前は誰でも知っているだろうが、ギャンブル好きでもない限りわざわざ行く機会の乏しいマカオ。香港と比… 東西ベルリンの追憶「チェックポイントチャーリー」 ◇ドイツ・ベルリン編(3) 「テロのトポグラフィー」(ナチスの恐怖政治のエスカレーションを記録した博物館)の展示に、地に沈… ベルリンで藻谷氏が見た「ナチスの忌まわしい記憶」 ◇ドイツ・ベルリン編(2) 28年ぶりに訪れたベルリンは、ドイツの首都らしく堂々とした、しかしどこか人影が少なく人工的な雰… かつて「壁」で分断されたベルリンは人工的な街の造り ◇ドイツ・ベルリン編(1) 欧州最大の経済大国ドイツの首都でありながら行く機会に乏しく、ロンドンやパリに続く大都会でありな… キュリー夫人やショパンに感じたポーランド人の誇り ◇ポーランド・ワルシャワ編(2) 民主化後では初めて、28年ぶりに訪れたポーランドの首都ワルシャワは、すっかり西欧的な都会… 西に移動させられた国ポーランド 首都ワルシャワの今 ポーランド・ワルシャワ編(1) 36年前、高校の文化祭のディベートで、「史上最大の英雄は誰か」というお題に、「ポーランドで共… ミンスクの街を歩き考えた「ベラルーシ人」とは何者か ◇ベラルーシ・ミンスク編(2) 旧ソ連解体後に独立した国の中で唯一、ロシアべったりの体制を続けてきたベラルーシ。その首都ミ… 侵略され続けた街「ミンスク」で藻谷浩介が思ったこと ◇ベラルーシ・ミンスク編(1) 現在54歳の筆者が小学生のころ、プラモデルの花形はガンダムではなく戦艦だった。なかでも空母… 侵略の歴史を超えてきた「キエフ」に見た一筋の光 ◇ウクライナ・キエフ編(3) スターリン支配下のウクライナで、500万人を超える犠牲者を出したホロドモール(大飢饉)。その… キエフを地下鉄で移動 旧ソ連時代の悲惨な歴史を見る ◇ウクライナ・キエフ編(2) 欧州最大の沃野(よくや)を持ちながら、1人当たりGDP(国内総生産)では日本の10分の1以下… ウクライナ首都キエフ 東欧最大の都市に何があるのか ◇ウクライナ・キエフ編(1) 肥沃(ひよく)で実りの多い場所に、文明が栄え、豊かな国ができる。古代の四大文明や、近現代の米… 「アスンシオン」の街に脆弱な経済と貧富の差を見た ◇パラグアイ・アスンシオン編(2) 1974年に世界地理の本で読んで以来、いつも頭の片隅にある地名だったアスンシオン。そこ… パラグアイ・アスンシオン 南米最貧国の首都を歩く ◇パラグアイ・アスンシオン編(1) アスンシオンと聞いても、どこかも知らなければ関心もない人がほとんどだろう。だが筆者にと… チリ・バルパライソ 壁画の街で過ごした魅惑の時間 ◇チリ・サンティアゴとバルパライソ編(4) 2017年3月初旬。飛行機の予約ミスで生じた空き時間に、チリ・サンティアゴから… 世界遺産バルパライソ 斜面に広がる明るい港町に感激 ◇チリ・サンティアゴとバルパライソ編(3) 高校時代だっただろうか。何かの本で写真を見てから、いつか行きたいと思っていた。… チリ・サンティアゴ 人口希薄の街と潤う鉱産・食輸出 ◇チリ・サンティアゴとバルパライソ編(2) 2017年3月。日本から30時間(経由地の宿泊も入れると40時間)かけてたどり… 地球の反対チリ・サンティアゴに30時間かけて着く ◇チリ・サンティアゴとバルパライソ編(1) 日本から乗り換えを含め片道所要時間30時間前後。片道40万円以上もするビジネス… 全方位戦略「ヨルダン」巧みな生き方と試される持続力 ◇ヨルダン・アンマン編(3) 夕方6時を過ぎると急速に暗くなり、人通りも少なくなったアンマンの中心街。しかし治安の悪さはみ… アンマン「丘の街」を歩いて感じたこの地の寛容さ ◇ヨルダン・アンマン編(2) 「中東で最も旅行しやすい国」とガイドブックに書かれるヨルダン。首都アンマンでは、聞いた通り広… ヨルダン首都アンマン「19の丘・特異な地形」の街 ◇ヨルダン・アンマン編(1) 西はイスラエル(と日本は未承認だがパレスチナ)に正対し、北はシリア、東はイラクに隣接するヨル… 「レバノン」歴史の重みの中に生きる人々のストレス ◇レバノン・ベイルート編(3) 地中海沿いのご機嫌なリゾート都市、であるかのように見えたベイルート。しかし撮影禁止の建物が… ベイルート 美しい街と海の裏にある内戦と難民の傷痕 ◇レバノン・ベイルート編(2) 日本語のガイドブックが出ていない数少ない国・レバノン。だが飛行機も飛び、渡航自粛勧告も出て… レバノン首都ベイルート「中東のパリ」の今を見に行く ◇レバノン・ベイルート編(1) シリアとイスラエルという、ややこしい隣人に囲まれた小国・レバノン。1975年4月、東アジア… 豪ダーウィン 人口爆発アジアに近い立地生かせない町 ◇豪ダーウィン編 広大なオーストラリアの中でも最も人口希薄な北部準州(ノーザンテリトリー)。州都ダーウィンは、世界4位の人… 実は石油・ガスに依存する東ティモール経済の未来 ◇東ティモール編(3) ポルトガルの植民地として450年支配され、その後のインドネシアによる併合をおびただしい流血の末に脱… 東ティモール 独立までの苦難と今は平和なディリの街 ◇東ティモール編(2) シンガポールから豪州のダーウィン経由でたどり着いた、東ティモールの首都ディリは、山と海に挟まれて細… 独立から16年「東ティモール」へ興味津々行ってみる ◇東ティモール編(1) 東南アジア11カ国で、ブルネイの次に小さな東ティモール。1万3000以上の島々が東西幅5000キロ… テロの傷痕残る「ニース」国際観光地で知る社会の分断 ◇モナコとニース編(3) 2017年5月。平和で賑やかなモナコ公国から、毎時2~3本あるフランス国鉄に乗って20分。ニース… モナコ「金持ち白人国家」の成り立ちと生きる道 ◇モナコとニース編(2) 幅数百メートル、長さ4キロ、面積2平方キロの極小の公国・モナコ。賑わう旧市街地の街路を王宮に向け… 極小国家モナコ 平和な賑わいに見るフランスとの違い ◇モナコとニース編(1) 2016年7月に、フランスのニースで起きたイスラム過激派によるテロ事件は、海沿いの歩行者天国に集… オークランドで考えたNZが“先進国”を維持する努力 ◇ニュージーランド編(3) 11時間かけて列車で縦断してみたニュージーランド北島は、端から端まで羊と牛の自然放牧にささげ尽… NZ北島を観光特急で縦断 11時間の旅で見えたもの ◇ニュージーランド編(2) 隣国の豪州からでも飛行機で3時間半かかる、世界地図の南東に孤立した先進国・ニュージーランド。観… ニュージーランド 世界で最も遠く離れた先進国 ◇ニュージーランド編(1) 産業の国際競争力も、生活水準も、非常に高い。しかしいかんせん、世界の他の場所からあまりに離れて… 「21世紀ラオス」インドシナ半島要地としての生き方 ◇ラオス・ビエンチャン編(2) 市街地正面のメコン川が国境となり、対岸にタイの家々が見えるラオスの首都ビエンチャン。首都の… ラオス・ビエンチャン 隣国との数奇な運命を超えて ◇ラオス・ビエンチャン編(1) 「ベトナム人は稲を植える。カンボジア人はそれを見ている。ラオス人は、稲の育つ音を聴いている… 藻谷氏が見たアルバニア 米国的消費社会化に突っ走る ◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(10) アルバニア。大阪の会社が日本で売るホワイトニングクリームとは無縁の、欧州で最も知られ… 元鎖国国家アルバニア 首都ティラナは明るい街だった ◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(9) アルバニア。欧州で最も知られざる国。冷戦時代当初はスターリン、次いで毛沢東を範として、… 紛争の地「コソボ」は想定外の発展をとげていた ◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(8) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称… マケドニアの首都スコピエ「トルコ風」が残る街の今 ◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(7) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称… ドナウ川の要衝ベオグラードに残る戦争の傷痕と憂鬱 ◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(6) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称… 欧州の僻地モンテネグロで触れた「女性たちの思い」 ◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(5) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称… サラエボからモンテネグロへ 断崖の山地を越えて行く ◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(4) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称… 内戦の地「サラエボ」民族混住の平和を支えるものは ◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(3) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称… クロアチア・ザグレブで思うセルビアとの民族紛争 ◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(2) 「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教、二つの文字を持つ、一つの国家」と称… 旧ユーゴ・クロアチア 美しい街並みの先にある現実 ◇旧ユーゴ諸国とアルバニア編(1) 旧ユーゴスラビア社会主義連邦共和国。「六つの共和国、五つの民族、四つの言語、三つの宗教… ニューヨークの地下鉄が飛躍的に安全になった深い訳 ◇ニューヨーク・都市再生の現場編(4) ニューヨークの地下鉄は、かつてに比べて飛躍的に安全できれいになった。その全線に乗っ… 家賃高騰で旧住民退去?ブルックリンしゃれた再開発 ◇ニューヨーク・都市再生の現場編(3) ニューヨークのマンハッタン南東側対岸にあるブルックリン。伝統的に中低所得者層が住む… 「グラウンド・ゼロ」で感じた米国という国家の矛盾 ◇ニューヨーク・都市再生の現場編(2) 9.11テロ後、久しぶりに訪れたニューヨークの世界貿易センタービル(ツインタワー)… ニューヨークが本領発揮した都市再生例「ハイライン」 ◇ニューヨーク・都市再生の現場編(1) 世界貿易センタービルへのテロ攻撃が、混沌(こんとん)の21世紀の幕開けを告げてから… 藻谷流ネット駆使の効率的旅行スケジュールの組み方 ◇藻谷浩介氏に聞く(3) 藻谷浩介氏が世界各国を歩き、見て、感じたその国の生き様を、深い歴史と地理の知識を加味して斬る「藻… 私の旅の極意「“犬棒”能力」を発揮してその国を知る ◇藻谷浩介氏に聞く(2) 藻谷浩介氏が世界各国を歩き、見て、感じたその国の生き様を、深い歴史と地理の知識を加味して斬る「藻… 世界を旅し自分の目で見た「21世紀地政学」を書く ◇藻谷浩介氏に聞く(1) 藻谷浩介氏が世界各国を歩き、見て、感じたその国の生き様を、深い歴史と地理の知識を加味して斬る「藻… 中国高速鉄道 大陸的巨大駅間を無味乾燥に定時運行 ◇中国高速鉄道編 「飛行機に対抗できる都市間高速鉄道」というジャンルを、1964年開業の東海道新幹線が切り開いて半世紀。日… 「韓国KTX」ソウル一極集中許す光州、釜山駅の配置 ◇韓国高速鉄道編(2) 韓国のKTX(韓国高速鉄道)に乗り、ソウル(龍山駅)から南西の光州、南東の釜山を訪れた筆者。在来線… 「韓国KTX」の融通無碍な始発駅・路線運用の賢さ ◇韓国高速鉄道編(1) 「飛行機に対抗できる都市間高速鉄道」というジャンルを、1964年開業の東海道新幹線が切り開いて半世… “岐阜羽島状態”の不便な駅が並ぶ「台湾新幹線」 ◇台湾新幹線編(2) 2007年に開業した「台湾高速鉄道」(高鉄=台湾新幹線)。日本と同じように専用軌道を走り、日本の70… 藻谷氏が体感した700系「台湾新幹線」の使い勝手 ◇台湾新幹線編(1) 「飛行機に対抗できる都市間高速鉄道」というジャンルを、1964年開業の東海道新幹線が切り開いて半世紀… 無国籍なスキーリゾートのアンドラは欧州の未来か ◇アンドラ公国(2) ピレネー山脈の奥深く、急峻(きゅうしゅん)な地でスペインとフランスに挟まれて生きるアンドラ公国。公用… アンドラ公国 ピレネー山脈の急峻な地に生きる知恵 ◇アンドラ公国(1) スペイン北東部のカタルーニャ地方(バルセロナ周辺)で話されるカタルーニャ語は、スペイン語よりもむしろ… 運河で生きるパナマの「地峡横断鉄道」から見た絶景 ◇パナマ編(2) パナマ運河を見ながら、大西洋側の都市コロンへ鉄道で向かった筆者。麻薬密輸の拠点ともうわさされるコロンだか… パナマ 狭い地峡が運河を生みインカ帝国滅亡を早めた ◇パナマ編(1) パナマ。パナマ運河やパナマ帽、あるいはパナマ船籍といった言葉は聞くが、商社マンか航海士でもない限り、なか… 藻谷氏が見た経済急成長直前のミャンマーの生き様 ◇ミャンマー・ヤンゴン編(2) アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)が、半世紀以上も続いた軍政に代わって政権に… ミャンマー・ヤンゴン 中世と昭和と21世紀の同居 ◇ミャンマー・ヤンゴン編(1) アウンサンスーチー氏率いる国民民主連盟(NLD)が、半世紀以上も続いた軍政に代わって政権に… イングランド「モザイク模様」のロンドンと他都市 ◇英国・イングランド編 英国の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(UK)だ。イングランドに、ウェール… 藻谷氏が見たスコットランドの誇りとEU残留の不安 ◇英国・スコットランド編(2) 英国の正式名称はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(UK)だ。イングランドに、ウェ… スコットランド UKから独立したいが現実の厳しさ ◇英国・スコットランド編(1) 英国の正式名称はグレートブリテン及び北アイルランド連合王国(UK)だ。イングランドに、ウェ… ウェールズ 確かにイングランドと違うが自治で満足 ◇英国・ウェールズ編 英国の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(UK)だ。イングランドに、ウェールズ… 残るテロの傷痕 ブレグジットで揺れる北アイルランド ◇英国・北アイルランド編(2) 英国の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(UK)。北アイルランドは特… 北アイルランド数奇な運命 ひと気のないベルファスト ◇英国・北アイルランド編(1) 英国の正式名称は「グレートブリテン及び北アイルランド連合王国」(UK)だ。イングランドに、… 絶景の山と海のアンカレジ「ここで暮らせるか」を考えた ◇アンカレジ編(2) アンカレジ。日本から欧米に飛ぶ航空便がアラスカのアンカレジ空港に立ち寄って給油していた時代を覚えてい… アンカレジ 北回り航空路で栄えた懐かしの街の今 ◇アンカレジ編(1) アンカレジ。1980年代半ばまで、日本と欧米を最短で結ぶ航空便が給油した町。乗客はアンカレジ空港で2… アララト山の美しさに磨かれたアルメニア人の誇り ◇アルメニア・エレバン編(3) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼… アルメニア孤高の独立「言語・宗教・文字」と女性の美 ◇アルメニア・エレバン編(2) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼… アルメニアの首都エレバン深夜0時 警官に囲まれた私 ◇アルメニア・エレバン編(1) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼… 多民族国家ジョージアの平和を42度硫黄泉で考えた ◇ジョージア・トビリシ編(3) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼… 貧しさと豊かさ交錯 “完全独立”を謳歌するトビリシ ◇ジョージア・トビリシ編(2) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼… ジョージア首都トビリシに漂う旧ソ連的もの悲しさ ◇ジョージア・トビリシ編(1) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)と呼… “火焔タワーと油の湖面”石油が作り上げた首都バクー ◇アゼルバイジャン・バクー編(3) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)… 民族と言語のモザイク アゼルバイジャンを藻谷氏歩く ◇アゼルバイジャン・バクー編(2) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)… アゼルバイジャン・バクー カスピ海沿いの複雑国家 ◇アゼルバイジャン・バクー編(1) 東アジア人種を「モンゴロイド」と呼ぶのに対し、白人種は「コーカソイド」(コーカサス人)… 藻谷浩介が見た“格差最小化国家”ルクセンブルクの真価 ◇ルクセンブルク編(2) 1人当たりGDP(国内総生産)が日本の2.7倍の10万ドル超(2016年)と、世界一のルクセンブ… ルクセンブルク 1人当たりGDP世界一10万ドルの謎 ◇ルクセンブルク編(1) 1人当たりGDP(国内総生産)が日本の2.7倍の10万ドル超(2016年)と、世界一のルクセンブ… 藻谷浩介がラパスで見た「町の高低差と貧富の差」 ◇ボリビア・ラパス編(3) 富士山頂よりも標高の高い、世界最高所の首都、ボリビアのラパス(憲法上の首都はスクレ)。普通なら… 天空都市ラパス 公共交通機関がロープウエーの町 ◇ボリビア・ラパス編(2) 富士山頂よりも標高の高い、世界最高所の首都、ボリビアのラパス(憲法上の首都はスクレ)。普通なら… 山上から発展 標高差800メートル“登山首都ラパス” ボリビア・ラパス編(1) 富士山頂よりも標高の高い、世界最高所の首都、ボリビアのラパス(憲法上の首都はスクレ)。普通なら市街… 藻谷浩介が驚いた「スリランカと中国の意外な関係」 ◇スリランカ編(2) 大陸の大国の横で、小さな島国が独立している場合、そこには何か歴史的、文化的に独特な関係が存在する。中… スリランカの神秘 一度もインドに支配されず生きる ◇スリランカ編(1) 大陸の大国の横で、小さな島国が独立している場合、そこには何か歴史的、文化的に独特な関係が存在する。中… 藻谷浩介がロシアの西の端で考えた北方領土のこと ◇ロシア・カリーニングラード編(4) 旧ソ連が、第二次大戦時にドイツから「戦利品」として奪い取った、バルト海の港町・カリー… 藻谷浩介がロシア飛び地で見た“スターリンの亡霊” ◇ロシア・カリーニングラード編(3) 旧ソ連が、第二次大戦時にドイツから「戦利品」として奪い取った、バルト海の港町・カリー… 藻谷浩介が見た「昔ドイツ今ロシア」カリーニングラード ◇ロシア・カリーニングラード編(2) 旧ソ連が、第二次大戦時にドイツから「戦利品」として奪い取った、バルト海の港町・カリー… 藻谷浩介が歩く「ロシアの飛び地カリーニングラード」 ◇ロシア・カリーニングラード編(1) 旧ソ連が、第二次大戦時にドイツから「戦利品」として奪い取ったバルト海の港町・カリーニ…