ビジネスによる復興支援を目指す株式会社ファミリアの島田昌幸さん
ビジネスによる復興支援を目指す株式会社ファミリアの島田昌幸さん

農産物販売・ファミリア(仙台市)の島田昌幸さん

 東日本大震災から4年が経過した。この間、多くの国民や企業、NPO(非営利組織)、大学がボランティアとして被災地に入り、復興に取り組んできた。私も大震災発生後の2011年8月、東京の仲間とともに、自治体の政策形成を支援する「震災復興ワークス」を設立し、岩手県大槌町、宮城県石巻市、福島県南相馬市と基本協定を結び、復興戦略構築のお手伝いをしてきた。

 その過程で震災によって人生を変えた多くの若者たちと出会った。島田昌幸(しまだ・まさゆき)氏(32)もその一人だ。

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まちづくりプランナー、ローカルファースト研究所代表

東京都出身。1980年三鷹市役所に入庁。中心市街地活性化事業に当初からかかわり、「三鷹産業プラザ」建設などを担当する。2007年市役所を退職。内閣府や経済産業省、国土交通省のまちづくりに関する審議会などに委員として参画する。10年、地域再生の支援事業を行う株式会社ローカルファースト研究所を設立し、代表取締役に就任。地方創生のシンポジウム、セミナー等で講演活動も行う。