サラリーマンの「マル秘」節税術

増税ラッシュから我が身を守る控除の裏ワザ

岩佐孝彦・税理士
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サラリーマンも税金の知識が必須の時代に
サラリーマンも税金の知識が必須の時代に

 あなたがサラリーマンなら「税金」と聞くと、こんなことを考えませんか? 「税金のことはよくわからないし、勤め先で年末調整してもらえる。税金対策なんて言われても、手の打ちようがない……」などと。

 かつて高度経済成長期の1962年に、「サラリーマンは気楽な稼業と来たもんだ」というセリフが映画で流行しました。私の専門とする税金面から見れば、このセリフは今や完全に「死語」です。わが国は消費税にはじまり、所得税、相続税と増税ラッシュだからです。日本では、増税路線が鮮明になると真っ先にその餌食になるのがサラリーマンであるのが常です。

 この背景には、日本独特の税制である「源泉徴収制度」があります。いわゆる、給料からの税金の天引き制度。サラリーマンから見れば、確定申告などで面倒な計算をしなくて済むという利便性があります。勤務先が年末調整でほぼすべての税務手続きを代行する仕組みだからです。

 ただ、その弊害として、サラリーマンはただ働くだけのライフスタイルを強いられていると私は感じています。税金のことを自分の頭でよく考えない、いわば思考停止の状態ともいえるかもしれません。

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岩佐孝彦

税理士

1969年、兵庫県生まれ。金融資産1億円以上・年収2000万円以上の経営者をはじめ、百年企業の3代目社長、創建600年以上の寺院住職など富裕層がクライアントの8割以上を占める。サラリーマン大家さんのキャッシュフロー改善のコンサルティングも手掛ける。最新刊は、「ずっとお金持ちの人 成金で終わる人」(日本実業出版社)。