ITが変えるビジネスの近未来

テスラは自動車の皮をかぶったソフトウエアだ

林信行・ITジャーナリスト
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テスラモデルSのコックピットにある大きなタッチパネル=山本晋撮影
テスラモデルSのコックピットにある大きなタッチパネル=山本晋撮影

 ITの技術革新は日進月歩。生み出された製品やソフト、サービスが利便性をもたらし、経済を大きく動かしている。個性を持つ一人一人の個人を対象とした「BtoI」、すなわち「企業から個人(インディビジュアル)へ」という方向性を持つビジネスが強く意識されている。自動車や医療、教育、ファッション、水産業や農業などの1次産業で、ITを活用した先駆的で画期的な事例を紹介する。

 自動車業界の流れが大きく変わり始めている。

 2001年、それまで家電メーカーが支配していた携帯型音楽プレーヤー市場に、当時はまだパソコンメーカーだったアップル社のiPodが現れ、あっという間に市場を奪った。

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林信行

ITジャーナリスト

1967年生まれ。アップルやグーグルの動向や技術、製品を継続的に取材対象としており、情報技術分野のテクノロジーに明るい。近年は、自動車やファッションなどのさまざまな業界におけるIT活用の取り組みに関心を持ち、人々の暮らしや社会にもたらす変化をテーマとしている。著書多数。