株価2万円はバブルか

株高は超金融緩和に支えられた「砂上の楼閣」だ

玉川陽介・コアプラス・アンド・アーキテクチャーズ代表今沢真・経済プレミア編集部
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玉川さん(左)と今沢論説委員
玉川さん(左)と今沢論説委員

 「株価2万円はバブルか」。今回は経済プレミア編集長の今沢真・毎日新聞論説委員の見方を紹介します。今沢論説委員は「バブルと決めつけることはできない」としながらも、超金融緩和を実施する日銀のシナリオが崩れた際の大混乱を心配しています。

今沢論説委員「砂上の楼閣の一面もある」

 株価は直接的には企業業績を反映します。4〜5月に発表された2015年3月期の上場企業の決算は、全体として史上最高益になりました。このため、日経平均株価が2万円になったことを「バブル」と決めつけることはできません。

 ただし、株高を演出しているのは日銀の超金融緩和です。この先、もし、日銀がその意に反して国債の大量購入を続けられなくなったらどうなるでしょうか。株式市場は間違いなく大混乱するでしょう。株高は超金融緩和に支えられた「砂上の楼閣」の一面があることを忘れてはなりません。

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玉川陽介

コアプラス・アンド・アーキテクチャーズ代表

1978年、神奈川県生まれ。学習院大学在学中に統計データ処理受託の会社を起業。2006年に同社を上場企業に譲渡。個人投資家として海外債券、不動産投資信託(REIT)と国内不動産へ投資を行う。著書に「不動産投資 1年目の教科書」(東洋経済新報社)、「海外ETFとREITで始める インカムゲイン投資の教科書」(日本実業出版社)など。

今沢真

経済プレミア編集部

1983年毎日新聞入社。89年経済部。日銀キャップ、財研キャップ、民間企業キャップを歴任。2013年論説委員。15年経済プレミア創刊編集長。19年から同編集部。16年に出版した「東芝 不正会計 底なしの闇」(毎日新聞出版)がビジネス部門ベストセラーに。ほかに「東芝 終わりなき危機」など。16~18年度城西大非常勤講師。