プライベートでもビジネスでも、メールの「誤送信」ほど怖いものはありません。いまお付き合いしている彼氏へのメールを、元カレのアドレスに送ってしまったら!と想像してみてください。それだけで怖さはおわかりいただけるでしょう。ビジネスの場面でも、誤送信は多発しています。

オフレコメモを誤ってライバル会社に

 2013年7月、ある新聞記者は、政党関係者にオフレコ取材した内容を、他社のライバル記者たち二十数人に誤って送信してしまいました。取材内容が競争会社にばれただけではなく、メールには取材源である政党関係者の実名も書かれていたため、取材源漏えいの問題にもなりました。新聞社は問題の記者を「処分」することを発表しました。

 こうした恐ろしい誤送信を避けるためにはどうしたらよいでしょうか。一つは、先方からのメールに「返信」…

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中島茂

中島茂

弁護士、中島経営法律事務所代表

1949年、東京都生まれ。77年東京大学法学部卒、79年弁護士登録。83年、企業経営法務を専門とする中島経営法律事務所を設立した。企業経営に法務の知識を活用すべきだとして、早くから「戦略法務」を提唱した。企業の危機管理や企業法務の第一人者。「その『記者会見』間違ってます!」(2007年、日本経済新聞出版社)、「人気弁護士が教えるネットトラブル相談室」(14年、日本経済新聞出版社)など著書多数。

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