決算書で読み解く企業のリアル

マックの業績下降は5年前に始まっていた

高下淳子・税理士
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記者会見するマクドナルドのサラ・カサノバ社長=東京都中央区で竹内幹撮影
記者会見するマクドナルドのサラ・カサノバ社長=東京都中央区で竹内幹撮影

 マクドナルドは商品への異物混入問題などで、2014年12月期決算が大幅減収となりました。15年12月期の業績予想も380億円の最終赤字になると発表しています。マクドナルドは復活できるのでしょうか? 業績悪化の本当の原因はどこにあるのでしょうか? 損益計算書などの財務諸表が記載された決算書をひもとくと、10年12月期をピークに全店売上高が下降し始めていたことがわかります。2回に分けてお伝えするこのシリーズの第1回は、マクドナルドの収益力の源泉を詳しく分析します!

 日本マクドナルドホールディングス(以下、マクドナルド)の前期(2014年12月期)決算は、営業赤字…

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高下淳子

税理士

税理士・米国税理士・ファイナンシャルプランナー。外資系コンサルティング会社(監査法人)に勤務ののち独立開業。税務会計顧問業、経営コンサルティング業の他、各地の金融機関、シンクタンク等の講演・セミナー講師、企業内研修の企画実施などで活躍している。著書に「とにかく、みんなで考えよう! 日本の借金 わが家の税金 わたしの年金」(中央経済社)などがある。