経団連の定時総会でスピーチする安倍晋三首相
経団連の定時総会でスピーチする安倍晋三首相

 プロ投資家と経済専門記者が「株価2万円はバブルか」を語り合う対談2回目は、企業業績や金融政策の分析です。投資家・玉川陽介さんと今沢真・毎日新聞論説委員の最大の関心はやはり、今後の金融政策の行方でした。【構成・川村彰、田中学】

企業の「史上最高益」は本物か、偽物か

 −−大企業の業績は史上最高益です。半面、中小企業に元気が戻ったとは言えません。

 今沢論説委員 大企業の業績回復は売り上げ増加に伴う利益増ではなく、円安による円換算の利益増が底流に…

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玉川陽介

玉川陽介

コアプラス・アンド・アーキテクチャーズ代表

1978年、神奈川県生まれ。学習院大学在学中に統計データ処理受託の会社を起業。2006年に同社を上場企業に譲渡。個人投資家として海外債券、不動産投資信託(REIT)と国内不動産へ投資を行う。著書に「不動産投資 1年目の教科書」(東洋経済新報社)、「海外ETFとREITで始める インカムゲイン投資の教科書」(日本実業出版社)など。

今沢真

今沢真

毎日新聞経済プレミア編集長兼論説委員

1959年東京都生まれ。早稲田大法卒。83年毎日新聞社に入社。静岡支局、東京本社整理本部を経て89年経済部。税・財政や金融政策を担当、銀行、メーカー、流通業を取材する。2013年から論説委員として毎日新聞の社説を執筆。15年6月から現職。16年「東芝 不正会計 底なしの闇」(毎日新聞出版)を出版。城西大非常勤講師のほか、日大経済学部などで教壇に立つ。