ニュースアプリ最新事情

ニュースの文脈に沿ったインストリーム型広告とは

まつもとあつし・ジャーナリスト
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スマートニュース社執行役員の藤村厚夫さん
スマートニュース社執行役員の藤村厚夫さん

 人間の手によらず、アルゴリズムでニュースを取捨選択し、偏向を排した多様な視点の記事を提供しようとするSmartNews。ではどのように「もうけよう」としているのか。第1シリーズ(全4回)の3回目は、スマートニュース社のビジネスモデル、特に広告戦略について藤村厚夫執行役員に質問をぶつけた。

 アルゴリズムによってニュースの選択を徹底的に自動化したSmartNewsだが、彼らが目指すもう一つのゴールは、ニュースメディアにおけるマネタイズ(もうけ方)の確立だ。それは、スマートフォンに最適化された広告のあり方を自ら定義する意欲的なものである。

 今、新聞をはじめとするニュースメディアは新たなマネタイズを模索している。伝統的な紙の購読モデルをデジタル世界で同じように実現するのは困難だからだ。一方、バナー広告のクリック率は年々下がっており、その広告料で売り上げを支えることも難しい。パソコンよりも小さいスマートフォンの画面上でバナー広告を認知させ、さらにクリックしてもらうのは相当厳しいといえるだろう。

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まつもとあつし

ジャーナリスト

ITベンチャー、出版社、広告代理店、映像会社などを経て、現職。ASCII.jp、ITmedia、ダ・ヴィンチなどに寄稿。著書に「知的生産の技術とセンス」(マイナビ/@mehoriとの共著)、「ソーシャルゲームのすごい仕組み」(アスキー新書)など。取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。