キャリアセンター ここだけの話!?

企業の「オワハラ」はねのけ、ずぶとい就活生になろう

都内・某共学大進路指導担当
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 「内定承諾書を提出するように言われたんですが、出したら入社は辞退できないんですよね」。この時期、キャリアセンターに顔を出す就活生がこんな相談を持ちかけてくる。「君を採りたいんだけど、他の会社に行かれちゃ困るからね」と企業の採用担当者がささやくのだという。就活生にしてみれば、うれしさ半分、困惑半分というわけだ。

 大学の就活アドバイザーの答えは簡単だ。「出さなきゃ内定をもらえないんだから、出しとけばいいよ。だけど、そうした文書には法的な拘束力はないからね。あとで辞退することだってできないわけじゃない」

 内定承諾書、または誓約書はだいたい書式が決まっている。「貴社に入社します」「就職活動はこれ以降、行いません」。多くは本人に署名押印させるパターンだが、保証人(保護者)のサインを求める企業もある。内定辞退者を出さないための「囲い込み」であり、「うちの会社に必ず来てくれるよね」とプレッシャーをかける道具でもある。

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都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。