
スマートニュース社、藤村執行役員に聞く(4)
国内最大の月間利用者数を持つキュレーションアプリSmartNewsは、ニュースを届ける新しい仕組み作りに挑んでいる。編集者を抱えず、アルゴリズムに依拠してニュースを取捨選択する形は、今後のメディア業界をどう変えるのか。アルゴリズムはニュースの絶対神、あるいはイギリスの作家ジョージ・オーウェルが描いた「ビッグブラザー」(注)となるのか。スマートニュース社の藤村厚夫執行役員へのインタビューをもとにニュースの未来像を考える。
61歳の藤村厚夫氏は、アスキー(現KADOKAWA)の編集者などを経て、技術者向けオンラインメディア「@IT」を運営する株式会社アットマーク・アイティを創業した。その後ソフトバンクグループのメディア企業アイティメディアに買収され、そこで代表取締役会長を務めた後、スマートニュース社に転じている。デジタルメディアの変遷に最前線で向き合ってきた藤村氏が、これまでの取り組みを「21世紀になったのに、20…
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