株主総会リポート

「役員は全員去れ!」株主の怒りの声に東芝・田中社長が陳謝

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東芝の定時株主総会会場に入る株主=東京都墨田区の両国国技館で6月25日、森田剛史撮影
東芝の定時株主総会会場に入る株主=東京都墨田区の両国国技館で6月25日、森田剛史撮影

 不適切会計問題を起こした東芝は25日午前10時から、東京都墨田区の両国国技館で第176期定時株主総会を開いた。議長を務めた田中久雄社長は総会の冒頭、「株主に対して多大なご迷惑をおかけしていることを心から深くおわびします」と陳謝し、壇上の役員全員が10秒間にわたり一斉に頭を下げた。

 田中社長は不適切会計の調査について約30分を費やして説明した。その中で問題の発端について述べ、2015年2月12日に証券取引等監視委員会から金融商品取引法第26条に基づく報告命令を受け、工事進行基準の開示検査を受けたことが端緒だったことを明らかにした。

 さらに、報告命令を受けた当初、当局から公表を控えるよう要請されていたことも明かし、「調査への影響を考慮して公表を差し控えていた」と述べた。また「14年度決算の発表は8月31日、15年度第1四半期決算の発表は9月14日まで延長する許可を当局から得ている。正式な14年度決算に基づく臨時株主総会を今年9月をめどに開催する」と述べ、株主の理解を求めた。

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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