東京都内で=関口純撮影
東京都内で=関口純撮影

マネー・金融ビジネスマンの投資術

サルがダーツで銘柄を選んでも、専門家には負けない

広木隆 / マネックス証券チーフ・ストラテジスト

 バートン・マルキールというプリンストン大学の教授が書いた「ウォール街のランダム・ウォーカー」(日本経済新聞出版社)は、投資関連の書籍としては異例のロング&ベストセラーだ。版を重ねること第10版に及んでいる。

 この本は、タイトルにも使われている「ランダムウオーク」とは何か、の解説から始まる。マルキール教授によると、ランダムウオークとは「物事の過去の動きからは、将来の動きや方向性を予測することは不可能である」という、株価の予測不可能性を説明する理論である。

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広木隆

広木隆

マネックス証券チーフ・ストラテジスト

1963年、東京都生まれ。上智大学外国語学部卒業。国内銀行系投資顧問、外資系運用会社などの運用機関でファンドマネジャーを歴任。2010年から現職。経験と知識に基づいた金融市場の分析を行う。著書に「勝てるROE投資術」(日本経済新聞出版社)など。マネックス証券ウェブサイトで、最新ストラテジーレポートが閲覧できる。http://www.monex.co.jp/Etc/00000000/guest/G903/strategy/index.htm