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東京五輪2020年、ミドリムシで訪日外国人を驚かせる

丸幸弘・株式会社リバネス最高経営責任者
ユーグレナの出雲充社長(左)と対談するリバネスの丸幸弘CEO=東京都港区で長谷川直亮撮影
ユーグレナの出雲充社長(左)と対談するリバネスの丸幸弘CEO=東京都港区で長谷川直亮撮影

対談:ユーグレナ出雲社長×リバネス丸CEO(4)

 微細藻類ミドリムシ(学名:ユーグレナ)の屋外大量培養をベースに栄養問題の解決に取り組むユーグレナは、ジェット燃料や化粧品、肥料の開発にも挑んでいる。今後、どのような展開を目指すのか。対談の最終回は、ユーグレナ・出雲充社長とリバネスの丸幸弘・最高経営責任者(CEO)にそれぞれの未来を描いてもらった。【構成・田中学】

 ◆ユーグレナ出雲充社長 前回のお話で、リバネスという会社は大学の研究室みたいなところだと気付いて、一つピンときたことがあります。

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株式会社リバネス最高経営責任者

1978年神奈川県生まれ。東京大学大学院在学中の2002年6月にリバネスを設立。「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化した。大学や地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出し、200以上のプロジェクトを進行させている。著書『世界を変えるビジネスは、たった1人の「熱」から生まれる。』(日本実業出版社)がある。