部下を伸ばす上司 ダメにする上司

上司は、部下のスキルを測る四つの評価軸を持て

細川義洋・ITコンサルタント
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 前回は、担当者のスキル不足のためにITプロジェクトが失敗し、業者側と訴訟に発展した事例についてお話ししました。部下のスキルをしっかりと見定め、その育成計画を立てるのが上司の仕事です。では、実際にはどうすればいいのでしょうか。

モレとダブりのない切り口でスキルを評価する

 スキルアップに限ったことではありませんが、物事を見定めるには、モレなくダブりのない切り口を考えることが大切です。例えば、野球のチームを投手力と守備力だけで評価するだけでは、チームの実力を把握することはできません。守備力と攻撃力と走塁力を軸に評価しても、攻撃と走塁では重複する部分があり、正しい評価ができないでしょう。

 では、部下の仕事に必要なスキルを評価するには、どんな軸を設定すればいいでしょうか。IT業界のある会…

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細川義洋

ITコンサルタント

1964年、神奈川県生まれ、立教大学経済学部経済学科卒。NECソフト(現NECソリューションイノベータ)、日本IBMでシステム開発やコンサルティングを行う。著書に「なぜ、システム開発は必ずモメるのか?」「IT専門調停委員が教える モメないプロジェクト管理77の鉄則」(日本実業出版社)などがある。