
ワシントンの地下鉄は、なかなかやっかいだ。急停車、急発進の繰り返しで気分が悪くなるし、車両の調子が悪いのか、進んだり止まったりしたあげく、運行を突然やめて途中駅で降ろされることもある。乗客たちは少々のことは気にしないが、朝のラッシュ時にこれが起きた時には「くそっ」「どうなっているんだ」と怒号がわき起こった。
日本のような運行システムを導入すれば、ダイヤは正確になり、運行本数も増やせて乗客増につながるはず。…
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清水憲司
毎日新聞北米総局特派員(ワシントン)
1975年、宮城県生まれ。高校時代まで長野県で過ごし、東京大学文学部を経て99年毎日新聞社に入社。前橋支局を経て2004年経済部に移り、流通・商社、金融庁、財務省、日銀、エネルギー・東京電力などを担当し、東日本大震災後には特別報道グループで核燃料サイクル政策も取材した。14年北米総局の特派員となり、米国経済の動向や企業取材を担当している。