文部科学省が6月25日に発表した調査によると、全国から抽出した82の大学、短大のうち、実に58・5%が「就職活動期間が長期化している」と答えたそうだ。採用・選考の長期化、早期化が学業に与える悪影響を減らそうと、大学側の要望を受けて時期を後ろ倒しにしたのに「正反対」の結果が出ていることになる。

大学側が要望した手前、文句を言えず

 正直、キャリアセンターの実感としては、58%どころではなく、7、8割ではないか。相手が文科省なので、後ろ倒しをお願いした手前、なかなか「長期化した」と言えない大学も多かったように思う。

 「企業の採用担当も、就活生も、誰一人として歓迎していない」後ろ倒しが粛々と進行している。早々と内々…

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都内・某共学大進路指導担当

都内・某共学大進路指導担当

東京都内の共学の大学の「キャリアセンター」に勤めるベテラン大学職員。大学生の就職活動の支援や、進路指導を担当している。