
東京の「プラウドシティ加賀学園通り」(東京都板橋区加賀1丁目)▽「グランドメゾン仙川」(同調布市入間町2丁目)▽「プラウドシティ塚口マークフロント」(兵庫県尼崎市上坂部1丁目)……はいずれも、今人気を集めている大規模マンション、そして、三つの共通キーワードを備えるマンションでもある。
住み心地を良くする広さと設備
三つのキーワードは「平均70平方メートル以上」「ディスポーザー」「スロップシンク」だ。
「平均70平方メートル以上」とは、住戸の平均専有面積が70平方メートル以上あり、ゆとりある広さのファミリー向けマンションであることを示している。「ディスポーザー」は、キッチンに設けられる生ゴミ粉砕処理機のこと。「スロップシンク」は、バルコニーに設置される外部水栓を表し、バルコニーで鉢植えを育てるとき、水やりや手洗いをその場でできる設備である。
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櫻井幸雄
住宅ジャーナリスト
1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。
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