消費者に刺さるモノづくり

軽自動車の雄・スズキ「ワンマン」社長の交代劇

永井隆・ジャーナリスト
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記者会見で記者の質問に答えるスズキの鈴木修会長(右から2人目)。右から3人目は鈴木俊宏新社長
記者会見で記者の質問に答えるスズキの鈴木修会長(右から2人目)。右から3人目は鈴木俊宏新社長

鈴木修社長・突然の後継者発表(1)

 それは株主総会からたった4日後という異例のタイミングだった。自動車大手のスズキは6月30日、東京都内で緊急の記者会見を開き、40年近く経営の実権を握ってきた鈴木修会長兼社長(85)が同日付で社長を退き、長男の鈴木俊宏副社長(56)が後任の社長に昇格するという人事を発表した。

 集まった記者は、修氏の子や孫の世代。その記者団から、「修会長は死ぬまで経営をやると主張してきたが、…

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永井隆

ジャーナリスト

1958年群馬県桐生市生まれ。明治大学卒。東京タイムズ記者を経て、92年にフリージャーナリストとして独立。「サントリー対キリン」(日本経済新聞出版社)など著書多数。