記者会見で新体制を発表したスズキの鈴木修会長(右から2人目)。左から2人目は鈴木俊宏新社長
記者会見で新体制を発表したスズキの鈴木修会長(右から2人目)。左から2人目は鈴木俊宏新社長

政治・経済消費者に刺さるモノづくり

スズキ カリスマ体制から合議制の経営へ

永井隆 / ジャーナリスト

鈴木修社長・突然の後継者発表(2)

 経営の実権を握って長期政権になると、後継者への引き継ぎは至難の業だ。スズキは鈴木修会長兼社長(85)が6月30日付で社長を退き、長男の鈴木俊宏副社長(56)が社長に昇格した。スズキは売上高3兆円という大企業のため後継者への承継がどうなるか注目を浴びてきたが、あまたある企業にとって最大の課題が事業承継だ。

 スズキは今後も同族経営が続くが、「プロ経営者」を後継指名した企業もある。

この記事は有料記事です。

残り1685文字(全文1892文字)

永井隆

永井隆

ジャーナリスト

1958年群馬県桐生市生まれ。明治大学卒。東京タイムズ記者を経て、92年にフリージャーナリストとして独立。「サントリー対キリン」(日本経済新聞出版社)など著書多数。