決算書で読み解く企業のリアル

セブン−イレブン驚異の収益力につけ入るスキなし?

高下淳子・税理士
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関西空港内にあるセブンイレブンの店舗
関西空港内にあるセブンイレブンの店舗

コンビニ各社の決算比較(2)

 今回は、コンビニチェーン店を運営する大手3社、セブン−イレブン・ジャパン、ローソン、ファミリーマートの経営成績を見てみましょう。

営業総収入で大手3社の力を比べると

 各社とも、コンビニエンスストア事業を運営する単体企業としての損益計算書で、業績を比較します。例えば、セブン−イレブン・ジャパンは、セブン&アイ・ホールディングス傘下で、その連結損益計算書にはグループ会社の金融業や百貨店業の業績が含まれています。ローソンは連結子会社が映画館事業を行っています。このように連結損益計算書ではコンビニ事業だけの経営成績を比べられません。単体の損益計算書も、やはり有価証券報告書などに示されています。

 まず、各社の営業総収入を比較します。営業総収入は「直営店の売上高」と「加盟店からの収入」の二つを合…

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高下淳子

税理士

税理士・米国税理士・ファイナンシャルプランナー。外資系コンサルティング会社(監査法人)に勤務ののち独立開業。税務会計顧問業、経営コンサルティング業の他、各地の金融機関、シンクタンク等の講演・セミナー講師、企業内研修の企画実施などで活躍している。著書に「とにかく、みんなで考えよう! 日本の借金 わが家の税金 わたしの年金」(中央経済社)などがある。