
最近、新聞の紙面に「○○ハラ」がよく躍る。
「マタハラ防止 法整備/政府方針 理系女性育成促す」(毎日新聞6月24日朝刊)、「首相、マタハラ根絶に決意」(同6月30日朝刊)。「マタハラ」すなわち、妊娠・出産を理由にした職場での嫌がらせ、「マタニティーハラスメント」の根絶に、政府あげて取り組もう、という記事には、「少しは世の中変わったのかも」と思った。
実は、毎日新聞の紙面でセクハラに関するまとまった記事を初めて書いたのは私。1989年9月30日の夕刊トップ。見出しは「セクシュアル・ハラスメント/職場での性的いやがらせ許せない/『新たな女性差別』」だ。当時、私は社会部の記者だった。
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