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オタクの関心を購買につなげるミッション

まつもとあつし・ジャーナリスト
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ハッカドール・プロデューサーの岩朝暁彦氏
ハッカドール・プロデューサーの岩朝暁彦氏

 ハッカドールは、マンガ・アニメの多種多様な情報を収集し、ユーザーの好みに合わせて届けることを目指している。一般的なニュースと異なり、好みが細分化されるこの分野で、一定水準の精度を保ち続けるのは並大抵のことではなく、当然コストがかかる。広告を掲載せず、ユーザー課金もしていないハッカドールは、現時点では収益を目的としていない。だが、着々とその布石を打っているという。今後はいかに収益化を図るのか。この率直な疑問をプロデューサーの岩朝暁彦(いわさ・あきひこ)氏にぶつけた。

 コンシューマー(一般の消費者)向けのITサービスは、まず無料公開してユーザー数やコンテンツ提供者数を増やし、プラットフォーム(人が集まる場)としてのその有用性や魅力を高めようとする。その上で収益化を図るのが定石だ。そのカテゴリーでナンバーワンの地位を築けば優位に立てる。ITはワン・テイク・オールの弱肉強食の世界でもある。

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まつもとあつし

ジャーナリスト

ITベンチャー、出版社、広告代理店、映像会社などを経て、現職。ASCII.jp、ITmedia、ダ・ヴィンチなどに寄稿。著書に「知的生産の技術とセンス」(マイナビ/@mehoriとの共著)、「ソーシャルゲームのすごい仕組み」(アスキー新書)など。取材・執筆と並行して東京大学大学院博士課程でコンテンツやメディアの学際研究を進めている。