東芝は20日夜、第三者委員会の調査報告書の概要を発表し、東芝が歴代3社長のもとで利益を水増しし、不正な会計処理を続けていたと認定した。
歴代3社長は、「チャレンジ」と称して過剰な業績改善を各事業部門に要求した。報告書はその経緯を詳細に記述している。社長が出席する会議で「チャレンジ」という形で示された数値目標は、達成が必須の額として位置づけられ、厳しい圧力で各事業部門にのしかかった。
この「チャレンジ」という言葉が、東芝を組織ぐるみで不正に走らせたキーワードだった。
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編集部
長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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