
朝食付き9348円(税込み)〜
地下鉄浅草駅から、観光用の人力車や昔ながらの土産物屋を目にしつつ2分ほど歩くと、こころはもう浅草の文化にどっぷりとつかってしまう。ホテルは雷門とほぼはす向かいの場所に建つ。
1階のエントランスドアが開いた途端に冷風とともに目に飛び込んでくるのは、海の中を思わせる、柔らかな光がゆらめくエレベーターホールだ。それが、レセプションのある13階でエレベーターの扉が開いた瞬間、この立地ならではの魅力を強く印象づける演出であったとわかる。
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紀行作家、一級建築士
1959年、東京都生まれ。東京工業大学建築学科卒。400軒以上の名建築の宿を宿泊・取材。旅行記、小説、児童文学、写真集を発表している。現在も長編小説を雑誌「ダンスビュウ」に連載中。第10回JTB紀行文学大賞奨励賞受賞。主な著書に「匠たちの名旅館」など。近著に「モデルルームをじっくり見る人ほど『欠陥マンション』をつかみやすい」(小学館)。公式サイトでお勧めホテル、名建築の写真を多数公開中 http://www.naotoinaba.com (顔写真の撮影は寺崎誠三さん)
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