東芝問題リポート

「役立たず!」不正を見逃した東芝の企業統治制度

編集部
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記者会見で記者の質問を聞く東芝の田中久雄社長=東京都港区の東芝本社で2015年7月21日
記者会見で記者の質問を聞く東芝の田中久雄社長=東京都港区の東芝本社で2015年7月21日

 東芝は企業統治の優等生とみられてきた。社外取締役が経営を監督する、米国型の制度「委員会設置会社」に産業界でいち早く移行した。だが、不正会計問題でこの制度はまったく役に立たなかった。不正を見抜けなかった監査法人の問題も浮上している。

社外取締役の本来の役割は経営監視

 委員会設置会社は、2003年に東芝やソニーが導入した。取締役会に、取締役候補を決める「指名委員会」、役員報酬を決める「報酬委員会」、「監査委員会」の3委員会を置く。各委員会は過半数を社外取締役とする。

 東芝の社外取締役は4人。経営学を専門とする一橋大の元商学部長、日経新聞からソニーと外資系投資銀行を…

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長く経済分野を取材してきた川口雅浩・毎日新聞経済部前編集委員を編集長に、ベテラン・若手編集者が経済・社会の最新情勢を追います。
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