マンション・住宅最前線

マンションの売り時は、ズバリ築15年目

櫻井幸雄・住宅ジャーナリスト
  • 文字
  • 印刷
東京湾岸地区の高層マンション群
東京湾岸地区の高層マンション群

 中古マンションは、築何年目までに売るのがよいか。今回は、マンション売却適齢期の話だ。

 これまで多くの人は、自分の都合で売却時期を決めた。たとえば、子供たちが巣立ち、定年を迎えた時に売ろうとする。会社勤めをリタイアしたのだから、通勤に便利な場所に住む必要は減る。それよりも、のんびりした郊外に移るため、もしくは実家のある地方に戻るため、都心や駅近のマイホームを処分しようとするわけだ。

 以上の事情から算出すると、35歳で新築マンションを買った人ならば60歳になったあたり、築25年前後が売り時となる。ところが、買い手からすると、築25年は古すぎる。

 理由の一つが住宅ローン控除。中古マンションでも、ローンを組んで購入すると税金が戻る「住宅ローン控除」を利用できる。ただし、古い住宅は適用外、もしくは適用期間が短くなってしまう。

この記事は有料記事です。

残り1650文字(全文2013文字)

櫻井幸雄

住宅ジャーナリスト

1954年生まれ。年間200物件以上の物件取材を行い、首都圏だけでなく全国の住宅事情に精通する。現場取材に裏打ちされた正確な市況分析、わかりやすい解説、文章のおもしろさで定評のある、住宅評論の第一人者。毎日新聞、日刊ゲンダイで連載コラムを持ち、週刊ダイヤモンドでも定期的に住宅記事を執筆。テレビ出演も多い。近著は「不動産の法則」(ダイヤモンド社)。